ウマ娘ブームに便乗して20年前の競馬ぬいぐるみが高騰中

日刊SPA!

◆20年前のぬいぐるみが今高額で取引されている

「よく間に合いましたね、ゴールドシップかな?」

これは今まで一切競馬の話などしたことのない女性から私に向けられた発言だ。そして、一発で「これがウマ娘のチカラか……」と痛感するのである。リリースから1か月以上が経つ今も覇権ゲームの位置に座るウマ娘プリティーダービーの影響力は凄まじいものがある。競馬好きの私にとってとてもありがたい状況だ。

影響力は実際の競馬だけにとどまらない。現在メルカリでは今から20年も前に発売されていた競走馬のぬいぐるみが多数取引されているのである。トウカイテイオーやライスシャワーと……もう、レースをしていたのは20年も前の馬たちのぬいぐるみが1体3000円前後、レアなものだと1万円の値がついて取引されているのだ。

◆ウマ娘の影響がメルカリにも

「競走馬ぬいぐるみは去年まで全然取引されてませんでしたので、元々いくらで取引されていたかと言われても値段はありませんでした。過去探してみて、取引が成立したものでようやく1000円というのがちらほらあるだけでしたが、ウチも現在では一部だけですがネットや店舗でも買取・販売するようになりましたが入荷してもすぐ売れます」(中古ホビーグッズ販売業者)

今から20年前といえばダビスタとナリタブライアンの相乗効果で空前の競馬ブームが起きていた頃だ。テレビのスポーツニュースでも競馬が取り上げられ。江川卓と杉本清が週末テレビの競馬コーナーで盛り上がっていたし、子供たちもダビスタの大会がブームとなって競馬がちかいそんざいとなっていた。競馬雑誌がコンビニで10誌以上並ぶのも当たり前。そんな時代だったためゲームセンターのクレーンゲームでの人気商品は競走馬のぬいぐるみ。競走馬のぬいぐるみをズラリと車の後ろに並ばせて走る車を見かけたことがある方も多いだろう。

そのぬいぐるみが20年の時を経て取引されている。Twitterでウマ娘の話題をするツイートを探すとグッズとしてぬいぐるみが登場する。そう、帰ってきたのだ。20年前に起きた日本最大の競馬ブームが……。

昔は多くの競馬グッズ専門店が存在した。しかし、競馬ブームが落ち着き次々に閉店。競馬雑誌も廃刊するものが増え、時代はネットへと移り変わっていたのだが、かつて競馬ブームで人気を博していた商品たちが今多くの人に喜ばれている。改めてウマ娘の人気と、競馬の底力を感じた。

もし家に競走馬のぬいぐるみが今もあるかたは、大切にするか、大切にする人に売ってみるのもアリかもしれない。 <取材・文/佐藤永記>

―[公営競技生主・シグナルRightのひたすら解説]―

【佐藤永記】

公営競技ライター・生主。シグナルRightの名前で公営競技の解説配信活動「公営競技大学」を個人運営している。また、日刊SPA!のギャンブルコーナー勝SPA!編集担当も。Twitter:@signalright

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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