麒麟・川島MCの朝番組『ラヴィット!』、爆死でも楽しめる人間模様

女子SPA!

 3月29日スタートの情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系、平日8時~9時55分)が不調です。初回視聴率2.7%に続き、2回目は0.6ポイント下げ2.1%(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、早くも危険水域に突入する事態に。

◆『ラヴィット!』、朝からこれはツラい

ニュース色の強かった『グッとラック!』から一転、レトルト食品やコンビニスイーツの紹介が延々と続くだけの内容に、ネットは“『ヒルナンデス』(日テレ)のパクリ”だとか、“朝からやるもんでもない”と非難轟々。

たしかに、番組開始から30分以上も冷凍食品のランキングを見るのはキツい。しかも、ミシュランの一つ星シェフが、“ここまでやられたらプロも困りますよ”的なコメントまで出してくる。世田谷自然食品の味噌汁じゃないんだから。

しかし、どんなことも見方をひとつ変えれば楽しめるもの。不満を感じた人は、真正面から『ラヴィット!』を見ようとしすぎているのかもしれません。

そこで、テレビウォッチャー的視点で、今からでも遅くない『ラヴィット!』攻略法をご紹介したいと思います。

◆①ワイプ芸の表情筋に思いを馳せる

放送されている情報が、新鮮でタメになることを豊かな表情で視聴者に伝えるワイプ。『ラヴィット!』はどうでしょう。

3月31日放送回では、アンタッチャブル柴田英嗣、矢田亜希子、丸山桂里奈が浅草を散歩していました。何の接点もなく、仲が良さそうでも悪そうでもなく、共通の話題もないトリオが、周回遅れの情報をもとにグルメやアミューズメントを紹介していく。当然ながら、画面から漂うのは流れ作業未満のテンションでした。

それでも、司会の川島明(麒麟)をはじめ、お笑いコンビ「見取り図」は手を抜きません。大げさにならないギリギリのラインを探りながら、この映像が楽しく愉快だと表情で訴えかける。引きつりながらゆるんだ表情筋には、情報バラエティらしからぬ緊張感が漂っていました。

放送の最後、「明るい朝の番組を目指してるんで」と言い残した川島。パステル調のスタジオセットとさびしげな声のコントラストが、胸に迫ります。

◆②厚労大臣のお嬢さん・田村真子アナの丁稚奉公感

川島明をサポートする田村真子アナウンサー。田村憲久厚生労働大臣を父に持つセレブで、清楚な雰囲気が人気を集めています。

ところが、将来のエース候補に立ちはだかった『ラヴィット!』。パスタソースベスト10、1000円以下の缶詰を当てろ。まるで新番組とは思えない内容からひしひしと伝わる敗戦処理感。その渦中に放り込まれたお嬢様の必死の形相に萌えます。しゃべりはハキハキと、笑顔は絶やさない。いま朝ドラのヒロイン以上に健気なのが、田村アナウンサーです。

◆③不安を隠しきれないビビる大木

いまのところ、元気を装う気力は失っていない様子の出演陣。ですが、ビビる大木だけは違っていました。初登場の30日放送から、“大丈夫かよ、おい”といった表情がワイプで抜かれていたのです。

この日は、シェフが認めるパスタソースからユニクロコーデという流れ。強いハートを持つ若槻千夏が満面の笑みでVTRを見る一方、ビビるの目はすわっていました。豊富な経験から察知したのでしょう。もちろん、声を張ってリアクションは取っていました。拾える笑いは、すべて拾っていました。

でも、ビビるの目は言うのです。“逃げろ”と。

『ラヴィット!』における、炭鉱のカナリア。ビビる大木に注目しましょう。

スタートから一週間も経っていないのに散々な言われようの『ラヴィット!』ですが、ここから起死回生の一手はあるのでしょうか?

いろんな意味で楽しみな番組です。

<文/沢渡風太>

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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