コロナでも40代でバイトから正社員に転職できたワケ。年収150万円から350万円に

日刊SPA!

新型コロナの感染拡大から約1年がたつも収束の気配はなく、日ごとに増える倒産、経営悪化、リストラのニュース。「泥舟から逃げ出さなくては!」と焦燥感が募り、転職したものの人生を翻弄された人々がいる一方、コロナ転職で人生が好転した人々も、確かに存在している。アルバイトから正社員の職を得た男性に話を聞いた。

◆食品工場のアルバイトからガソリンスタンドの正社員へ

食品工場のアルバイトからガソリンスタンドの正社員の職を得たのは、西山徹さん(仮名・46歳)だ。

「親と同居しており、独身主義で物欲もないので、生活費は月10万円あれば十分。それなら、自由時間が多いアルバイトのほうが幸せなんじゃないかと食品工場で働いていました」

毎日早朝4時間ほど働き、月収は12万円ほど。だが、昨年4月の緊急事態宣言で状況が激変する。

「僕が勤めていた工場は、会社や学校に卸す弁当を作っていたのですが、緊急事態宣言を受けて注文が激減。勤務時間も大幅に減らされ、月収は半分以下にまで落ち込みました。それだけならまだしも、『アルバイトだと、リストラもあるかもしれない』と急に焦りを感じはじめ、必死で正社員の仕事を探したんです」

◆コロナ禍でスタンドのセルフ化が進んだことが思わぬチャンスに

40代、しかもアルバイトから正社員への転職は難航するかと思われた。だが、コロナ禍でガソリンスタンドのセルフ化が進んだことが思わぬチャンスとなった。

「近所のガソリンスタンドが新たに夜勤の正社員を募集していたので、すぐに応募しました。学生時代に危険物取扱免許を取得していたのも運がよかった。一発で採用に至りました」

見事、ピンチをチャンスに変えてアルバイトから正社員へ。年収も150万円から350万円にアップした。

「勤務時間は毎晩深夜0時から朝8時までと長いのですが、元来、人付き合いが苦手な僕には、人と接する頻度が少ないセルフガソリンスタンドの夜勤は苦にならない。コロナでリモートやソーシャルディスタンスが広まったことは、自分のような人間にとっては大きなチャンスだと思います」

安定した身分とストレスのない職場。しかし、そんな西山さんでも不安は尽きないという。

「この1年間の政府の動向を見ていると、万が一のときは国には頼れない。だから、正社員といえども、仕事がなくなったときに備えて節約に励んでいますよ」

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[コロナ転職の地獄]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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