アニメのゴジラはいいとこ取り!『ゴジラS.P』キャストインタビュー

怪獣王・ゴジラを描く新たなプロジェクトとして始動した完全新作のTVアニメシリーズ『ゴジラ S.P 〈シンギュラポイント〉』が、ついにNetflixにて日本先行で配信開始、4月1日からはTOKYO MXほかにてTV放送もスタートとなる。
これまでの映画などとまったく異なる物語が全13話のTVアニメシリーズとして展開する本作では、女性研究者の神野銘と男性技術者の有川ユンという二人の若き天才が、人類に訪れる未曾有の脅威に対して、周囲の人々とともに挑んでいく姿が描かれていく。
そんな主人公たちを演じるキャスト、神野銘・宮本侑芽と有川ユン役・石毛翔弥に本作の魅力を語ってもらった。
▲神野銘
▲有川ユン

>>>キャスト二人の撮り下ろしショットと先行場面カットはこちら!(写真15点)

【ゴジラと戦う二人の”天才”?】

ーー本作『ゴジラS.P』はどんな魅力を持った作品ですか。

石毛 台本を読んだ時、非日常的なことが起こる壮大なSFでもありつつ、身近で実際にも起こりえるのではないかと感じる、とても不思議な感覚に陥りました。それがこの『ゴジラS.P』の魅力なのかなと感じます。

宮本 私も同じ印象を抱きました。最初に台本を読んだ時は、かなり専門的なワードも出てきて少しハードルが高いのかなと思ったのですが、読んでいくうちに「本当に日常で起こっていることなのかもしれない」と錯覚するような、現実世界と作品の境目がわからなくなるような印象を抱くようになりました。あとは、やはり怪獣たちの派手さというか、エンタテインメント性も強いです。SF好きの方々とゴジラのファンの方々、どちらもが絶対に嬉しい作品です。

石毛 怪獣に関して言うと、特撮の表現とはまたひと味違う、アニメだからこそ可能な登場の仕方をするので、その驚きはぜひ、実際に作品を観て感じていただきたいですね。

宮本 それに、私自身はこれまでのゴジラ作品をリアルタイムでは観てこなかった世代ですが、キャラクターのデザインや色使いがとてもポップなので、私と同年代の方も含めて幅広い世代に楽しんでいただける作品になっていると思います。

ーーそれぞれが演じているキャラクターのご紹介をお願いします。

宮本 私が演じる神野銘は、存在しない生物を研究している大学院生の女の子で、教授の代行で調査に行った先でゴジラと対峙することになります。いわゆる ”天才” なのですが、それを自分で気付いていないところが魅力的です。自分が好きな研究だからこそ、脅威にも立ち向かっていけるという姿勢が格好いいし、好奇心旺盛な性格でゴジラという謎をどんどん解明していくので、観ていて爽快なキャラクターです。

石毛 銘は飄々として掴みどころがない面もあるけれど、はつらつとしていて、物事もはっきりと言う。大胆さと可憐さを兼ね備えたキャラクターで、僕は魅力的だなと思います。

ーーでは石毛さんが演じる有川ユンは?

石毛 ユンは何でも屋的な町工場で働く技術者・プログラマーです。依頼をうけて古い屋敷に調査に赴き、意図せず脅威に巻き込まれていきます。キャラクター的には、研究者・技術者らしくつねに思考を働かせて、異変を前にしても動じずに、どう対応していくか考えていく。銘と同じように天才的な人物かなと思います。性格的には、ポジティブとかネガティブという感覚があまりなくて、つねにニュートラル。でも、感情がないわけではないんです。目前の出来事に対して興味も抱くし、驚きなどの感情もあるのですが、それでも常に冷静で、思考を働かせて対処法を考えたりもする。とても安心感がある人物で、そこが演じていて難しかったですが、楽しくもありました。

宮本 私は、そんなユンのたまに見せるお茶目な姿が好きです。石毛さんの言うとおりいつも冷静でニュートラルだけど、「この人、おもしろいな」と思わせられるシーンも多いです。論理に凝り固まっているだけの硬い人間ではないのが魅力的。しかも、自分が行かなくてもいいところでも「俺が行く」と言ったりして、意外と熱血で行動的なところもありますよね。

石毛 確かに、積極的に行ったり、言葉にして表には出さすようなタイプには見えないけれど、実際は人のために自分ができることをやろうとする。内に秘めた想いは熱い気がしますね。

ーーそんな二人を含めた登場人物たちは、ゴジラの脅威にどう立ち向かっていくことに?

石毛 みんなが謎を考察したり、思考を働かせて対応策を練ったりしながら、物事を解決していく。肉弾戦ではないですね(笑)。

宮本 その対抗策やゴジラをめぐる謎の部分に、シリーズ構成・脚本の円城(塔)さんならではのSF感が感じられて、とても魅力的なストーリーになっていると思います。

石毛 僕の勝手な印象ですが、科学者が立ち向かっていくという意味では、1作目の『ゴジラ』などに通じるところがあるかなと。

宮本 ああ、そうですね!

ーー過去の作品にもいろいろなゴジラが登場しましたが、今作のゴジラはどうですか?

宮本 最高ですよ!

石毛 フォルムもめちゃめちゃかっこいいし、絶対的な脅威を感じます。

宮本 ビジュアルが発表されてSNSでも話題になっていたと思いますが、今回は下半身が重そうでどっしりしているのが、より凄みを感じさせますよね。実際、作中での暴れっぷりもヤバいです!(笑)

石毛 破壊力抜群です(笑)。

宮本 アニメならではのエフェクトの迫力も満点で、より現代的でもあるけれど、フォルムは何となく昭和っぽい。いいとこ取りをしている感がありますよね。
▲これが本作のゴジラ!

(C)2020 TOHO CO., LTD.

【二人が好きなゴジラ映画は?】

ーーお二人は、今まで「ゴジラ」という怪獣や作品に、どのように接してこられたのでしょうか。

石毛 僕は、申し訳ないのですが、この作品のオーディションを受けるまで、ゴジラというものが身近にありすぎて逆にちゃんと観たことがなかったんです。そして、『ゴジラS.P』に出演が決まってから過去のゴジラ映画をほぼ全部観て、「なんで今まで観ていなかったんだろう?」と不思議に思ってしまうほど衝撃を受けました。

宮本 私も、まったく同じタイミングで観たかもしれないです(笑)。

石毛 小さい頃、フィギュアとかで遊んではいたんですけど。

宮本 ちびゴジラ(子供向けの玩具等でデフォルメされたゴジラ)のほうが、キャラクターとして親近感があるくらいでした。

ーーキャラクターとして一般化しているので、逆にあえて映画を観ようという気持ちにはなり辛い世代なのかもしれませんね、お二人とも。では、あらためてご覧になったゴジラ映画はいかがでしたか。

石毛 最初に観るまではゴジラたち怪獣がただ暴れて、盛り上がるだけの映画かと思っていました。でも、実際にはものすごい人間ドラマ盛り込まれた上で、ゴジラたちが戦っていく。

宮本 うん、うん。

石毛 しかも、怪獣たちも切なくなるような誕生の経緯を背負っていたりして。そういう意味では、とてもたくさんのテーマが盛り込まれている作品なのだなと感じました。

宮本 私も本当に同じ印象でした。こんなに人間のドラマが盛り込まれた作品だとは知らず、ただ怪獣が戦っているだけなのかなと思ってしまっていたので、実際に観てとても感動しました。それに、こんなにいろいろな怪獣たちがいて、それぞれがちゃんといろいろな特徴を持っているって、すごいことだなと。それぞれに個性があり、意志のようなものを持って戦っていく姿にも感動しました。今回の『ゴジラS.P』でもそういうところが描かれているので、楽しみにしていただければと思います。

ーー『ゴジラS.P』は別にして、それぞれいちばんお気に入りのゴジラ映画は?

石毛 僕は、5作目の『三大怪獣 地球最大の決戦』です。ゴジラとラドンが争っていて、モスラの幼虫が「力を合わせてキングギドラと戦おう」と説得する場面があるんですが、そのモスラがめちゃめちゃかわいいなと。

宮本 うん、かわいい(笑)。

石毛 健気じゃないですか。しかも、それでゴジラとラドンが聞き入れなかったとき、「もういい、ひとりで行く!」みたいな感じで行くところが、めちゃめちゃかわいくて(笑)。

宮本 私もモスラが好きで、モスラが出てくる作品は全部好きです。モスラが出てくるだけで作品の色合いが変わるというか、ちょっとファンタジーっぽくなるんですよね。正直、観るまでは「怪獣だし、特撮だし……」と敷居が高いイメージがあったのですが、モスラは入り口として親しみやすかったです。キングギドラみたいに大きな怪獣は「そりゃあ、強いでしょう」と感じますが、モスラはあんな見た目なのに意外な攻撃をしてくるし、作品を重ねるごとに進化していくのも健気だし、それこそかわいいなって。そして、観ていくうちに小美人のお二人もすごく好きになりました(笑)。だから、モスラがいちばん印象に残っていますね。あと、ビオランテ(第17作『ゴジラVSビオランテ』に登場)も好きです。

石毛 ビオランテ、誕生の経緯が切ないですよね。

宮本 そう、だから怪獣が好きと言うよりもストーリーが好きでした。ジーンとくる。

ーーそして、そんな昭和のゴジラ映画にも、今回の『ゴジラS.P』は勝るとも劣らない作品に?

石毛 そうですね……負けない。

宮本 負けない!(笑)

石毛 というか、『ゴジラS.P』には昭和に限らず平成も含めたいろいろなゴジラ作品に通じる部分があって、観る人によって「ああ、あの作品を取り入れているのかな」とそれぞれ感じることのできる、いいとこ取りになっているかなと思います。

宮本 そうですね、だから、今までゴジラが好きだった方々もきっと魅了されると思います。それから私は完成した作品を観て、”音”がめちゃくちゃワクワクするなと感じました。ゴジラやラドン、他の怪獣の鳴き声も、音楽も、「ここで聴きたかった!」という場面が多いんです。日本人なら……いえ、世界中のゴジラファンならみんな興奮するところで、タイミングばっちりで鳴き声や音楽が流れるのがおもしろかったです。また、今回のストーリーで重要な意味を持つ曲があるのですが、その曲もゴジラの不気味さ、異世界感、異質感を感じさせてくれて、作品を盛り上げていますすので、そちらにも注目していただきたいです。

石毛 もちろんゴジラをまったく観たことがない方でも、この『ゴジラS.P』を入門編として、ゴジラ映画にハマっていただけると思います。ゴジラのファンにはいろいろな年代の方がいらっしゃると思いますが、どなたでも絶対に満足していただけるような怪獣の活躍や人間ドラマが描かれているので、ぜひ楽しみにしてください。

宮本 もともとゴジラが好きだった方にはもちろん楽しんでいただける作品ですし、SFが好きな方にもぜひ、「怪獣だから」と臆せずに入り込んでいただきたい作品です。ぜひ、ストーリーにも注目していただきたいと思います。100%おもしろいので、ぜひ観てください!
宮本侑芽【神野銘役】
みやもと・ゆめ/1月22日生まれ/福岡県出身/劇団ひまわり所属/『ましろのおと』(前田朱利役)ほか

石毛翔弥【有川ユン役】
いしげ・しょうや/8月20日生まれ/埼玉県出身/インテンション所属/『ハイキュー!! TO THE TOP』(越後栄役)ほか

『ゴジラ S.P 〈シンギュラポイント〉』は4月1日(木)放送開始。 TOKYO MX、KBS京都、BS11では毎週木曜22:30より、サンテレビでは毎週木曜24:00より。 Netflixにて配信中、各週テレビ放送から1話ずつ先行配信。

(C)2020 TOHO CO., LTD.

当記事はアニメージュプラスの提供記事です。

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