“幽霊のような⼥”を演じた松井玲奈「想像できないことがありすぎて…」 唯一無二のヒューマンコメディ映画『ゾッキ』を語る



天才漫画家大橋裕之の幻の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」を原作に、日本を代表する俳優であり、クリエイターとしても異能示す竹中直人・山田孝之・齊藤 工の三人が映画監督として共同制作をした奇跡の実写映画『ゾッキ』が、4月2日(金)より全国公開となります。メイン画像をご覧になるとわかるかと思いますが、豪華キャストのみなさんも集まっており、期待せずにはいられないプロジェクトです。

その注目の一作に、近年女優としての活躍著しい松井玲奈さんが、“幽霊のような⼥”というキャラクターで出演。公開を前にインタビューに応じてくれました。大橋氏の初期短編集「ゾッキA」「ゾッキB」は、およそ30編の傑作短編作品が収録されていますが、本作はその中から多数エピソードを織り交ぜて構成したものですが、松井さんはどう受け止めて撮影に入ったのか。ご本人にお話をうかがいました。

■公式サイト:https://zokki.jp/ [リンク]

■ストーリー

今日も地球は「秘密と嘘」で回っている。

ある女は、「秘密は大事に、なるべくたくさん持て」と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。

ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで“南”を目指す旅に出る。

ある少年は、成り行きでついた「嘘」をきっかけに、やっとできた友だちから“いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。

ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。

そして、日々なんとなくアルバイトに勤しむひとりの少年は、“ある事件”が海の向こうの国で起こったことを知るーー。

寄せ集められた小さな話の数々。やがてまさかの感動のフィナーレへと突き進んでいく!?

なんだかわからないけど、明日がちょっと楽しくなる。



●最初にオファーを受けた時の率直な感想はいかがでしたか?

わたしが演じるキャラクターがとてもインパクトのあるものだったので、それをわたしにオファーしていただいたことがすごく不思議だったのと、この世界観をどう映像で撮るのかが気になったので、やりたいなという前向きな気持ちでした。



●“幽霊のような⼥”役なので、たしかに不思議に思いますよね。

見た目をはじめ、登場の仕方も不思議でしたし、不穏な空気がすごくあるなと思いました。なのでどういう風に撮るかすごく興味がありましたし、想像できないことがありすぎて。だからこそ、その中に飛び込みたいと思いましたね。

●『ゾッキ』では、いくつかのストーリーが描かれますが、個人的に響いたエピソードはありますか?

森さんと九条さんの秘密の話ですね。誰しもがちょっとした秘密を抱えているもので、そこがベースで物語が走っていて、その中でのおふたりのやり取りや、秘密の重ね合いみたいなもののテンポがすごくよくて、とても面白かったですね。



●今回のように難しい役柄で存在感を発揮することを求められることもあるお仕事だと思いますが、日頃、お芝居に役立てられるような努力は何をしているのですか?

人それぞれだと思うのですが、日常で起きたことや感じたことを、できるだけ忘れないようにすることが大事かなと思っています。あとはいい作品に触れることも大事かなと思います。観たり、読んだり、鑑賞したり、それは日々勉強です。

●YouTubeも始められましたが、女優の仕事との相乗効果もありそうですね。

撮影・編集も全部自分でやっているのですが、日々勉強ですね。これまでは小説を書くことで脚本への向き合いかた、読み込みかた、セリフの意味などを深く考えられるようになったのですが、動画の撮影・編集の場合、どういうカットがあればよりテンポがよくなり、より面白くなったり、より伝わるのかを考えながら撮影したり編集しています。そうすると、映像のお仕事に関わっている時に、カットなどをより理解して撮影に参加できるような気がするんです。なのでカメラや機材にも興味があります。



●お話をうかがっていると、楽しそうですね。

作りたいものに向かって走っていくことは、ゴールが見えているので楽しいなと思います。映画やドラマを作る際に、本当に膨大な量の撮影した素材の中から一番いいものを引っ張ってきて、コンマ数秒に縮めたり、伸ばしたりしているのかと思うと、言葉は簡単ですけど、実感として理解できた感じがします。自分でもっと手前のことをやってみたからこそ、改めて考えるきっかけになったなと思いますね。

●いずれ監督も?

それはないです(笑)。いつも現場にいて思いますが、読書や台本を読んでる時になんとなく自分の頭の中に映像は浮かぶのですが、そのカットを割る作業は到底、わたしの中で出来る作業ではないです。普段間近で観ているからこそ、無理だとわかります。あくまでも趣味ですね(笑)。趣味を発信していきます。



●今日はありがとうございました!この映画、どういう人たちにどう観てほしいですか?

いろいろな秘密に対する考え方が描かれていると思うので、はたして自分が今抱えている秘密は人に話すべきものなのか、墓場まで持っていくべきものなのか、そういうものを観た後に考えるかもしれないですが、基本的には楽しい映画なので、観終わった後にそれすらも忘れてくれたらいいなと思っています!

配給:イオンエンターテイメント

(C) 2020「ゾッキ」製作委員会

4/2(金)全国公開

(執筆者: ときたたかし)

当記事はガジェット通信の提供記事です。

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