ミスばかりの後輩に女性社員がブチ切れた。ザワつく社内で我に返り…

女子SPA!

 自らのイライラや怒りをコントロールする「アンガーマネージメント」が徐々に知られてきましたが、怒りを我慢するにも限界があるというもの。おさえてきた怒りが、ある日突然、爆発することは誰にでも経験があるでしょう。

介護用品メーカーで働く西川早希さん(仮名・31歳)も、職場で我慢していた怒りを爆発させたことがある一人。そのときのエピソードを語ってくれました。

◆ミスが多い、20代の後輩社員

当時、西川さんは顧客と連絡を取って注文を受け付ける仕事をしていました。

「今ではネット注文が当たり前になりましたが、その当時はパソコン操作が苦手な顧客のために、FAXでの注文も受け付けていました。私がいる営業部に届いた注文書を発注部門にいる内勤スタッフが取りに来て、パソコンで入力して発注するという流れです」

なるほど。今回、ブチ切れたというのは誰に対してだったのでしょうか?

「内勤スタッフのA子(当時20代半ば)です。入社して半年ほど経ってから発注部門に異動し、一緒に仕事をするようになりました」

しばらくして、A子さんが仕事のミスが多いことに周囲が気づき始めます。

◆日常的なケアレスミスに、イライラが募る

「とにかく些細なミスが多いんです。入力ミスや書類の紛失は日常茶飯事。内勤のミスでも顧客に謝罪したりフォローしたりするのは私たちの仕事なので、A子に仕事を任せるのがだんだん不安になっていきました。いつ、どこで、どんなミスをするかと戦々恐々としていました。本人も『次回から気をつけます』と何度も言っているのですが、定期的に何かしらのミスをやらかすんです」

ある日、顧客から商品未着の問い合わせがあり、発注を担当したA子さんに確認すると「こちらには注文書は来ていない」との返事。顧客に「注文書は確かにFAXで送った。探してみてほしい」と言われて探してみると、A子さんが間違えて別の書類と一緒に保管していました。

「それ以来、A子に注文書を渡すときは目の前でお互いに枚数を数えるようになりました。本来ならそんな作業は必要ないのに、A子のせいで余計な仕事が増えたとうんざりしました」

◆度重なる発注ミスに、ついにブチ切れ!

A子さんの仕事のミスが続いたある日、顧客から「今日届くはずの商品がまだ届いていない」と問い合わせがありました。まさかと思ってA子さんに内線をかけてみると「すみません、忙しくてまだ入力してませんでした」の返事。ついに西川さんの堪忍袋の緒が切れました。

「あまりにも頭にきて『なんでそんなに仕事ができないの!? 迷惑ばかりかけてるってわからないの!? ふざけるのもいい加減にして!』と言って、勢いよく電話をガチャ切りしてしまったんです。30~40人ほどいる部署内が一瞬にして静まり返ってましたね」

その後、「どうしたの? 大丈夫?」と周囲にいる社員に声をかけられて、ハッと我に返った西川さんは、怒鳴ってしまったことを反省。たしかに、この具体性のない責め方は、上司・先輩としてはNGです。

A子さんからの折り返しの連絡はなく、西川さんからまた内線をかけてA子さんに事実関係を確認し、顧客のフォローに当たったそうです。なんとも気まずい雰囲気になってしまいました。

◆それから2年後、A子は退職

「A子は発注部門の上司や会社の役員から厳重注意を受けたようです。それ以前から仕事のミスが多くて、他の社員にも迷惑をかけていたので、上司や役員も対応に苦慮している様子でした」

それから2年ほど経ったころ、A子さんは「他の仕事に挑戦したい」という理由で、次の就職先も決まらないまま退職したそうです。

「A子が退職したときはきちんと挨拶して見送りましたが、内心ホッとしました。A子がいなくなってから、私も含めて他の社員も安心して仕事ができています」

その後、A子さんがどこで何をしているのかはわかりません。ただ、西川さんはその一件以来、会社でブチ切れたことはなく、引き継いだ社員はほとんどミスがないことから、職場に平和が戻ってきたことは確かな様子です。

―私がブチ切れた瞬間―

<取材・文/林加奈 イラスト/とあるアラ子>

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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