草なぎ剛の日本アカデミー賞快挙達成でジャニーズと退所組が”雪解け”へ

※画像は『日本アカデミー賞協会』公式Twitter(@japanacademy)より

 

これは文句なしの「快挙」だ。『第44回日本アカデミー賞』の授賞式が20日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、『ミッドナイトスワン』の草なぎ剛が最優秀主演男優賞を獲得した。

 

同作はトランスジェンダーとして生きる主人公を演じる草なぎと、服部樹咲の扮する少女が都会の片隅で紆余曲折ありながらも心を通わせていく物語。難しい役柄にもかかわらず見事な演技力を見せた草なぎには映画界からも絶賛の声が寄せられ、本作では第63回ブルーリボン賞の主演男優賞も獲得し、この日本アカデミー賞主演男優賞と合わせるとW受賞の栄誉に輝くことになった。

 

名前を呼ばれると草なぎは「マジすか……。ごめんなさい。頭が真っ白になってしまって」と涙ながらに言葉を詰まらせて驚いた様子を見せつつも、その後は「今まで皆さんと仕事をさせてもらえたこととか、仲間の皆さんに応援していただいていることとか(香取)慎吾ちゃんとか(稲垣)吾郎さんとか。近い人たちが支えてくれて、今日ここの舞台に立てたんだなと思って嬉しいです」と続け、周囲に感謝の意を示した。

 

草なぎ剛と二宮和也が揃ってレッドカーペットに

この感動的なスピーチの中で草なぎが口にした「仲間」という言葉に対し、敏感に反応した関係者も実を言えば少なくなかった。なぜならば、この『第44回日本アカデミー賞』では最優秀主演男優賞にノミネートされた優秀主演男優賞受賞者の俳優・小栗旬(罪の声)、佐藤浩市(Fukushima 50)、菅田将暉(糸)、そして嵐の二宮和也(浅田家!)と草なぎが揃ってレッドカーペットに登場するシーンがあったからである。

 

「ジャニーズを退所した草なぎと二宮が一緒に歩を進めること自体、異例中の異例。いくら権威と格式のある『日本アカデミー賞』の最優秀主演男優賞ノミネートという枠組みがあったとしても、ひと昔前のジャニーズならば『出ていった人間に花を持たせるような真似はさせない』とし、何だかんだと理由をつけて二宮の授賞式欠席を目論んだはず。ところが今回は呉越同舟となる式への出席を快諾させたどころか、レッドカーペットも歩かせた。しかも、そのレッドカーペットで歩いていた最中、草なぎの発した言葉に二宮と菅田が笑みを浮かべるシーンも動画サイトで確認され、ネット上では騒がれることにもなった。スピーチで発した『仲間』という言葉には『かつての』という意味合いも含まれていたのではないかと、業界内ではウワサになっている。つまりはそれぐらいにジャニーズを退所したタレントと、残留組、そして現在の幹部たちの間にかなりの”雪解け”が進んでいるとみていい」(芸能評論家兼スポーツライター・後藤茂喜氏)

 

草なぎの快挙にジャニーズ幹部たちも称賛!?

それだけではない。ジャニーズOBの草なぎが日本アカデミー賞の『最高のフラッグシップ』とも称される最優秀主演男優賞を受賞したことに、現在のジャニーズ幹部たちも意外なことに拍手を送っているという。

 

「二宮が最優秀主演男優賞には輝けなかったものの、素直にジャニーズ出身者の草なぎが栄誉に輝いたことには(藤島)ジュリー(景子)社長らも『大したもの』と称賛していると聞く。その前段階として二宮をその草なぎと同じ舞台に立たせ、アカデミー賞のレッドカーペットを歩かせたことを考えてもジャニーズ所属タレント側と退所組の距離感はかなり縮まっているとみていい。今後は最優秀主演男優賞受賞で経歴にハクの付いた草なぎと、そしてジャニーズ所属のタレントが番組で共演、あるいは何らかの取材企画等で絡み合っていく可能性は大いにあると言える。つまり退所組には『鎖国政策』のようなことを繰り返してきたジャニーズ側が、その悪しき流れから徐々に脱却しようと動き始めていることは事実でしょう。草なぎだけでなく香取や稲垣ら他の退所組と、現在のジャニーズタレントが”最接近”していくシナリオは今後のトレンドとなっていきそうな気配がある。これは決してオーバーな希望的観測ではない」(民放局プロデューサー)

 

草なぎの快挙達成をきっかけとして、ジャニーズと退所組の”絶縁関係”にはこれから修復ムードが本格的に高まっていくことになるかもしれない。

 

WRITER

  • 四海方正
  •        

  • 芸能、スポーツをメインに取材活動を続けているライター

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