中居正広が「SMAPは6人」と言及し、ファンから感動の声が飛んでいる。
中居正広がスペシャルMCとして出演した『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)では、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(2019年7月逝去)の指導について紹介するくだりがあった。
多くのジャニーズ事務所所属タレントがその独特な人柄をネタにしているため、ジャニー氏に親しみやすいイメージを抱いている人は少なくないが、実は舞台裏では厳しい人だったという。
特に、若い頃はかなり怖かったようだ。中居は<ジャニーさん本当に怖いんですよ。僕らは本当に激怒の時代なんですね。TOKIOもたぶん経験している。V6の上の人たちも知っていますね。ジャニーさんの怖い感じを>と、ベテランのタレントたちは、ジャニー氏の厳しさを体感していると語る。
それを受けて、ゲストの羽鳥慎一が<(SMAPの)5人の中だと誰が一番怒られやすい感じだったんですか?>と質問すると、中居はきっぱりと、こう言いきったのだ。
<連帯責任みたいな……。あと、6人です。そこ、すごい大事なところ>
この発言を受けてSNS上では、ファンから「すごい感動した」「中居正広、最高だね」「6人って訂正してくれたの胸が熱くなった」「やっぱりリーダー中居くんだよ」といった反応が飛び交っている。
SMAPから森且行が脱退したのは1996年のこと。SMAPは6人であった期間よりも、5人だった期間の方が長いが(SMAPは1988年に結成、解散は2016年)、中居にとってグループに森の存在は欠かせないという思いが強いのだろう。
実際、SMAPにとって最後の日である2016年の大晦日に木村拓哉抜きで行われたSMAPメンバーの宴会にも森は招待されている。
昨年、中居がジャニーズ事務所を離れた際も、森には事前に連絡していたそうだ。昨年2月に行われた退所会見では、森から「お疲れさま。記者会見出ようか?」と言われたと明かしている。
かつて、森がSMAPを離れオートレーサーに転身することを報道陣に伝えた会見では、中居が読売ジャイアンツのユニフォームを着て登場し、緊張感の走る現場を和ませていた。「記者会見出ようか?」との発言には、そのとき受けた恩への感謝の思いがあるのかもしれない。
ここ最近、森と元SMAPメンバーの間には再び交流が生まれつつある。
昨年11月、森が日本選手権で初優勝した際は、元SMAPメンバーが揃ってお祝いのコメントを出していた。
その後、森は新しい地図の番組『7.2 新しい別の窓 初夢サプライズ祭り!』(AbemaTV/2021年元日放送)に出演。酒に酔って号泣した中居が<俺100人だったら相手できる><俺、絶対SMAPを守れるよ>と、熱い「SMAP愛」を炸裂させる『SMAP×SMAP SMAPはじめての5人旅スペシャル』(フジテレビ系/2013年放送)に言及しつつ、「5人の旅行見て、すごく感動したのね。あれ、4人でやりたいな」と話したのも話題となった。
森は今年1月のレース中に落車事故で大けがを負い、治療に専念している状況だ。レースに復帰できるまでには、1年ほど時間がかかるとも報じられている。
今回、『行列のできる法律相談所』で中居が番組の流れを断ち切ってまで、「SMAPは6人」と言いきった背景には、復帰に向けて懸命に努力する森を応援したいと願う、旧友同士の絆があるのかもしれない。