思い出されるジャニー喜多川氏の性的虐待 芸能プロダクション社長が所属女優にセクハラ報道

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 有名芸能プロダクション・スウィートパワーの社長である女性が、所属女優にセクハラをしていたと3月10日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。

スウィートパワーは桐谷美玲や黒木メイサ、過去には堀北真希やKARAの元メンバーである知英が所属していた事務所で、一部では“女性版ジャニーズ”とも言われている。

同誌の記事によると、社長は10代の所属女優を自身の邸宅に住まわせ、ダブルベッドで一緒に寝るように強要。女性タレントは知人に、ベッドの中で手を繋がれる、キス・ハグをしたいと言われるなどといったセクハラ被害を訴えていたという。

こうした被害による精神的ストレスが原因なのか、女優は今年2月、過呼吸状態になった。現在は別のマンションで生活しているというが、フラッシュバックによる不眠に悩まされているという。なお、同誌が社長を取材したところ、女優へのセクハラを否定し「辞めた社員が自分を恨んでリークした」と話したようだ。

芸能プロダクションの幹部が自身の立場を利用して、所属タレントに性暴力を振るっていた例としては、ジャニーズ事務所の創設者・ジャニー喜多川氏が有名だろう。

これについては元ジャニーズの中谷良、元フォーリーブスの北公次、光GENJIとしてデビューする候補メンバーだった木山将吾らが、退所後に出版した暴露本で語ってきたほか、「週刊文春」でも複数回に渡り報じている。

「文春」の記事によると、ジャニー氏は自宅やツアー先のホテルなどでタレントに関係を迫ったといい、タレントたちは彼の機嫌を損ねるとデビューのチャンスが失われるということから、拒否できなかったという。

報道を受けてジャニーズ事務所は、名誉を毀損されたとして文藝春秋を訴えるものの、裁判ではジャニー氏のハラスメントに関する記述について、<喜多川が少年らに対しセクハラ行為をしたとの各証言はこれを信用することができ、喜多川が少年達が逆らえばステージの立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなるという抗拒不能な状態にあるのに乗じ、セクハラ行為をしているとの本件記事は、その重要な部分について真実であることの証明があった>と結論づける結果となった。

今年1月には、元ジャニーズJr.の前田航気が海外向けに日本のエンタメ情報を提供するwebニュースサイト「ARAMA JAPAN(あらま!ジャパン)」のインタビューで、ジャニー氏の性暴力について言及したことも記憶に新しい。

前田は「ジャニーズのタレントや社内の他の誰かからアイドルの虐待について聞いたり、見たりしたことがありますか?」との質問に、ジャニー氏とジャニーズJr.の何人かが性的な関係をもっており、自ら望んでジャニー氏と肉体関係を持つJr.もいたと明かしていた。なお現在、サイトから該当部分は削除されている。

ジャニーズ事務所だけでなく、2020年6月には大手芸能事務所・ワタナベエンターテインメントの常務取締役であった男性が、自身のプロデュースする男性アイドルにわいせつな行為をしていたと「文春オンライン」が報じ問題になったこともある。男性はタレントの方が誘ってきたと証言していたが、「文春」の取材に応じたアイドルは男性に対して恋愛感情をもっておらず、相手が権力者であることから断ることができなかったと話していたという。

芸能プロダクション幹部と所属タレントの間には、絶対的な力関係がある。それを利用してハラスメントを行うのはあまりにも卑劣な行為だ。

先に述べたジャニーズ事務所の件に関しては、裁判所が事実と認定したのにも関わらず、BBCやニューヨーク・タイムズといった海外メディアが報じたのみで、日本国内のメディアは完全に沈黙。後追い報道はいっさい出なかった。

今度こそ芸能メディアは大手事務所に対する忖度でスキャンダルを「タブー」にしてしまう悪習を脱することができるだろうか。

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