ETC休日割引で対象外路線を連続走行した料金は?


土日祝日の高速料金がETC限定で30%オフになる「ETC休日割引」は、乗用車や小型トラック・軽自動車・バイク限定の割引のため、おもに個人向けの割引サービスとなっています。ただし、東京・大阪周辺は対象外です。もしETC休日割引対象外路線と対象路線を連続して利用した場合、高速料金の計算方法はどうなるのでしょうか?

ETC休日割引で対象外路線を連続走行した料金は?

ETC利用の特例で特別区間の料金割引


ETC限定の高速道路通行料金を知るには、まず現金・クレジットカードで支払った際に適用される通常料金の計算方法を知る必要があります。NEXCO3社の通行料金は、走行距離を元に計算する路線と、あらかじめ各IC間の料金表が決められている路線の2種類が存在します。

東名高速や名神高速をはじめ、多くの路線は走行距離を元に計算される仕組みで、1kmあたりの料金には「普通区間」「大都市近郊区間」「特別区間」の3種類が用意されています。特別区間は関越トンネル・関門橋など工事に多額の費用がかかった区間に設けられていて、普通車の通行料金は1kmあたり税抜39.36~64円です。

大都市近郊区間は、東京・大阪近郊の都市部に設定されているもので1kmあたり29.52円となり、この2種類以外が普通区間。1kmあたり24.6円です。なお、特別区間の料金にはETC利用の特例があり、1kmあたりの料金は普通区間と同じ24.6円まで割引となります。

ETC利用と関係なく長距離割引がある


さらに、高速道路の通行料金にはETC利用と関係なく長距離割引があり、割引率は100~200kmの区間は25%、200kmを超える区間は30%です。そして、走行距離や区間に応じた料金に1回あたりの利用料金150円を加えたうえで消費税10%分をプラス。1万円未満は10円未満、1万円以上は100円未満の端数を四捨五入します。

例えば、普通区間を50km走行した場合の通行料金は普通車であれば「1230円+150円+138円=1518円」となり、10円未満を四捨五入した1520円。また、同じ距離を大都市近郊区間で走行した場合は「1476円+150円+162.6円=1788.6円」で、10円未満を四捨五入した1790円が通行料金です。

それでは、土日祝日に大都市近郊区間と普通区間を連続で走行し、走行距離が200kmを超えるケースでETC料金はどのように計算されるのでしょうか。この場合、まず割引を考慮せずに大都市近郊区間分と普通区間分を別々に計算し、普通区間分にETC休日割引の30%オフを適用します。

ETC休日割引の計算が複雑になる理由


この料金に長距離割引を適用するために、まず全走行距離で割り1kmあたりの料金を算出。100kmまでの分はそのまま、100~200kmは25%OFF、200km以上は30%OFFとして長距離割引後の距離別料金を割り出し、ETC休日割引を適用した1回あたり利用料金105円をプラスし、消費税を上乗せしたものが通行料金となります。

このような複雑な料金システムになっている理由は、往復で通行料金が異なるのを防ぐため。例えば、東京IC~浜松ICを休日走行するケースで走行順に長距離割引を適用すると、末端が普通区間でETC休日割引適用になる東京ICを出発した方が、大都市近郊区間になる浜松IC出発より料金が高くなってしまうのです。

なお「距離別料金→料金表路線→距離別路線」のようにETC利用で連続走行したケースでは、前後の走行距離が通算される場合と別々に計算するパターンがあるため要注意です。前者の代表例は、京葉道路の宮野木JCT以南で、後者には札幌市近郊に設けられた均一料金区間などが該当します。

当記事はラジオライフ.comの提供記事です。

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