アニメ版『スラムダンク』はどんな終わり方だった?新作映画はなにが描かれるのか、3つの予想

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※画像は映画『SLAM DUNK スラムダンク』公式HPのキャプチャ

 

2021年1月7日に驚きのニュースが飛び込んできました。
“バスケットボール漫画の金字塔”と言っても過言ではない『SLAM DUNK(スラムダンク)』の新作アニメーション映画の制作が発表されました

そこで気になるのが、映画はどんな内容になるのか、どんなエピソードが描かれるのか、といったところ。今回はそんな新作映画『スラムダンク』がどんな内容になるのかを予想していきます。

 

 

1990年代に放送されたTVアニメ『スラムダンク』の歴史

まずは『スラムダンク』のアニメシリーズをおさらいしておきましょう。
アニメ版『スラムダンク』は1993年10月~1996年3月の2年半に渡り、テレビ朝日系列にて全101話が放送されました。アニメーションを制作していたのは東映アニメーション。新作映画の制作も務めるアニメ制作会社です。

大人気ジャンプ漫画の待望のアニメ化だけあって放送後も大反響、男性だけではなく女性ファンも多く獲得し話題となりました。原作漫画と共に90年代のバスケブームを作る立役者として、活躍していくことになります。

TVアニメ放送時には、当時は春夏の定番となっていた東映アニメフェアの上映作品としても名前を連ねており、『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ アラレちゃん』といったタイトルと一緒に4本の映画が製作されました。

 

 

TVアニメ『スラムダンク』は意外な終わり方をしていた?

そんなアニメ版『スラムダンク』、大ヒットとなったにも関わらず、実は意外な終わり方をしているのですが、覚えていますか?

TVアニメシリーズでは、原作の最終回までは描かれていません
TVアニメの最終話となった第101話『栄光のスラムダンク』は、原作にはないオリジナルエピソードとなっており、湘北の面々が翔陽と陵南のドリームチームと練習試合を繰り広げ、花道がスラムダンクを決めて、試合が終わります。そして湘北メンバーが全国制覇を目指してインターハイに臨むところで番組は終了を迎えます。

アニメオリジナルの展開は面白かったですが、やはりファンにとっては、いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ!」的な打ち切りのようなラストに、戸惑いを感じた人も多かったようです。その後の戦いもアニメ化してほしかったと、今もなお思っている人は多いのではないでしょうか。

ちなみに当時のエンディングシーンには、インターハイ編に登場するキャラクターたちも先行して描かれていました。そういった演出を観てしまうと、てっきりその後の物語も描かれると思っていた人は少なくないでしょう。結果的に期待を煽るだけの演出になってしまったのが残念です。

 

 

新作映画『スラムダンク』はどんな内容になる!?

TVアニメシリーズが未完ともいえる状況のまま25年の歳月が過ぎ、ついに迎える新作アニメーション映画。一体どんな内容になるのでしょうか。3つの予想を挙げていきます。

 

第1予想:TVアニメシリーズで描かれていない山王戦

原作ファンとして期待したいのはやはり、アニメ化を果たしていない“最後の試合”である山王工業戦です。

作者の井上雄彦先生はこれ以上のものは描けないと、この試合を最後に物語を終わらせてしまうほどのベストバウト。TVアニメ放送当時もアニメ化を期待していた人が多いエピソードなだけに、やはりその山王戦を、現在のアニメーション技術で描いてほしいという人は、ファンのみならず企画者側も思わずにはいられないでしょう。

ちなみにTVアニメ化を果たしていないエピソードとして、インターハイ初戦の相手となる豊玉高校との試合もあります。せっかくなので、豊玉戦についても映像化を期待したいところですが、映画1本の尺で、豊玉戦も山王戦も描くとなるとさすがに時間が足りない気がします。そう考えると、あえて映像化するのであればやはり山王戦がピックアップされる可能性が高いでしょう。

欲を言えば連作映画として、未映像化のインターハイを追う企画になってくれたら嬉しいというファンも多いのではないでしょうか。しれっと三部作での公開が発表されるなんていう未来も期待したいところです。

一つ懸念点として挙げておきたいのが、山王戦が描かれた90年当時と現代では、バスケットボールのルールに大きな変化が生まれていること。タイムアウトやチームファウルの数、試合時間に至るまで、当時とは大きく変わってしまっています。今のバスケットボールのルールに詳しい人が観ると、違和感が多数出てきてしまいノイズに感じてしまうはず。そのあたりは、原作のどのパートを描くにせよ一つの課題となるでしょう。

 

第2予想:『スラムダンク-あれから十日後-』の映像化+α

未映像化の『スラムダンク』エピソードとして忘れてはいけないのが『スラムダンク-あれから十日後-』です。2004年に単行本の国内発行部数が1億部を突破したことを記念して、井上雄彦先生がとある廃校の黒板に原作の“その後”を描くという企画が行われ、そこで生まれた作品が『スラムダンク-あれから十日後-』。のちに完全版として書籍化も果たしています。

桜木たちがあれからどうなったのか。多くのファンが気になるであろうレギュラーメンバーのその後を垣間見れる名エピソードとなっています。現状の『スラムダンク』の最新エピソードがこちらなので、この内容を劇場版として広げて描いていくというのも全然ありなのではないでしょうか

もちろん山王戦と合わせて、この十日後のエピソードも映像化するという手もあるでしょうが、やはり映画サイズに収めきれるのか?という懸念は湧いてくるところ。十日後のエピソードだけ描いてもバスケの試合シーンがないので、『スラムダンク-あれから十日後-』を映画化するとしても、そこを補填していく何かしらのエピソードを足すことが課題となってきそうです。

 

第3予想:さらにその後を描く完全オリジナルエピソード

可能性として忘れてはいけないのが、やはり完全オリジナルエピソードを描くというパターンです。過去の映画シリーズでもオリジナルエピソードが描かれる前例はあったので、同様の路線で攻めてくるということも全然ありえます。

ただ、25年越しの映画化なだけに、オリジナルエピソードを描くとしたら「山王戦が観たかった!」というファンの声が多く上がるのは確かですし、製作陣もそれは見越しているのではないでしょうか。

そこでありえるオリジナルエピソードが、『スラムダンク-あれから十日後-』からさらにその後の面々を描くという展開です。

今回の映画の報道に関しては井上雄彦先生も告知をしているので、なんらかの形で井上雄彦先生も製作に関わることが期待できます。昨今は『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』など、原作者が劇場版のエピソードに監修や脚本協力として名前を連ねることも多くなってきているわけですし、井上雄彦先生が今回の映画でスタッフとしてクレジットされるのも全然ありえる話ではないでしょうか。

もしかすると、井上雄彦先生の頭の中に秘められていた、誰も観たことがないその後の湘北高校の姿が描かれる……なんて企画だったら、かつてのファンも、なんとしてでも観たいという気持ちになるはず

以上、3つの可能性を挙げてみました。

もちろんすでにアニメ化されているエピソードをリメイクするという可能性もゼロではないですが、やはり多くのファンが“観たい!”と思える企画は、今回挙げた3つの展開のどれかではないでしょうか。満を持して製作される最新作なだけに、ファンの期待に応える企画をぶつけてきてくれると信じています。

まだ劇場公開するということしか明らかになっていないですが、おそらく近い将来、どういった方針で映画化するのかが明らかになるはず。来たるべき新作映画に向けて、原作や過去のTVアニメシリーズを復習しながら、続報を楽しみにしていましょう。

 

映画『スラムダンク』(タイトル未定)公式サイト:slamdunk-movie.jp

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

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