自分で簡単にできる換気口の掃除・手入れ方法

アメリカのペンシルバニア州ではあと数週間冬が続くと予報されていますが、春は意外に早く来そうです。

また、この冬は新型コロナウイルス感染防止のために、ほとんどの人がこれまでにないほど家に籠って過ごした長い冬になったので、自宅の換気口をしっかり掃除するなんて、随分前の話になっているかもしれません。

リーフブロワーやドリルにアタッチメントを取り付けて使用するなど、自分でするにはかなり面倒な方法がいろいろありますが、そこまで手間をかけなくてもいいかもしれません。

お金を節約して頭痛の種をなくすために、換気口とダクトを普通の家庭にあるものを使って簡単に掃除できる方法を3つご紹介します。

換気口を掃除する頻度は？

セントラル空調がある幸運な人は、何かが故障したりフィルターを交換する必要がない限り、換気口のことを考えなくてすみます。

ただし、換気口自体が埃やゴミを循環させて家の中に戻しているようなら、月に1回フィルターを交換するだけでは、問題の半分しか解決できません。

家のメンテナンスサイトReview Homes Warrantiesは、空気の通り道を清潔に保つためには、年に1～2回ベントを掃除した方が良いとしています。

春と秋の初めに通気口を掃除すると、1年中きれいな空気の流れを維持できますが、喘息や慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患があるペットや人間が家にいる場合は、もっと頻繁に（年に2～3回）通気口の掃除をすることを検討しましょう。

換気口の掃除の仕方

換気口の掃除をするために、自分でクリーニングキットを作る必要はありません（こういうDIYが好きな人もいるかもしれませんが、ほとんど不要です）。

掃除機、バターナイフ、 布巾、石鹸水を入れた浴槽、スポンジといった普通の家庭にあるもので十分掃除できます。

1. 掃除機、バターナイフ、布巾で掃除する

まず、換気口の外側に見えている埃を掃除機で吸い取ります（ベントカバーの頑固なほこりは、エア缶スプレーを使って吹き飛ばしましょう）。

次に、換気口入口の格子状のベントカバーを取り外します。強く引っ張れば外れるものもありますが、ネジで固定されているものもあり、その場合はドライバーが必要です。

掃除が終わったらまた取り付けるので、ネジを安全な場所に置き、少量の水で皿洗い用の布巾を濡らし（ベントに水気がしっかりつくぐらい十分に濡らします）、その布巾でバターナイフを包み ベントブレードの間にさし込んで、内側のほこりを取り除きます。

Home Advisorが、こちらのサイトで、この方法で掃除するときに役立つヒントと手順をシェアしています。

2. 浴槽で石鹸水に浸ける

ベントカバーを徹底的に掃除するには、台所の流しか浴槽に持って行き、石鹸水に3～5分間浸して汚れを浮かせてスポンジで残りの汚れを取り除きます。

蛇口か固定されていないシャワーヘッドで洗い流し、カバーを並べて置いて乾かします。所要時間は5～10分程度です。

時間に余裕があるなら、Turtle Waxや似たような製品を使って、埃が換気口に付着しにくくしましょう。

3. 掃除機でベント内にたまった埃を吸い込む

一般的な家庭用掃除機か標準的な店舗用掃除機を使用して、まず換気口の外側を掃除してから、長いホースか掃除機のアームを開いたダクトに入れて、ダクト内の空気の通り道に蓄積した埃を吸い取ります。

家にあるすべての換気口でこの作業を繰り返しましょう。換気口の数によっては時間がかかることもありますが、家の中の埃やアレルゲンの循環を最小限に抑えられるので、やる価値はあります。

プロに依頼した方が良いケース

自分で掃除するのは無理だと感じるときや、もっと大変な作業をする必要がある場合は、プロに来てもらいましょう。

EPAは、ダクトシステムの清掃に関してプロの注意が必要だと思われる状況をリストにして提供しています。

カビや齧歯動物がはびこっているのは重大な問題ですが、HVACシステムの小さな部品の中には、プロによる定期的なメンテナンスとクリーニングを必要とするものがあります。

ファンモーター、熱交換器、冷却コイルなど、システムのより繊細な部分が埃をかぶっている場合は、プロに掃除してもらうことが一番です。

こうしたものの掃除は、掃除機とバターナイフを使って掃除するより複雑なので、プロとしての経験が必要です。

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Image: kenzaza/Getty Images

Source: The Punxsutawney Groundhog Club, YouTube(1, 2), Review Home Warranties, Google, Staples, HomeAdvisor, Amazon.com, United States Environmental Protection Agency

Aisha Jordan – Lifehacker US［原文］