
長引くコロナ禍で、親しい人にも会えない状況が続いています。そんな今だからこそ手紙を送って、気持ちを伝えてみませんか。
「感謝やお礼の気持ちとともに香りづけした手紙を贈れば、より印象に残るプレゼントとなるのでは」と話すのは、NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザーの加藤展子さん。
手紙などに香りづけが簡単にできる方法や、おすすめの精油などを紹介していただきました。
お気に入りの精油を手に入れれば、あとは家にあるものでできる!

まずは香りづけに必要な材料をご紹介します。
<準備するもの>
- 香りづけしたいもの(手紙など)
- お好みの精油
- ムエット(試香紙)又はティッシュペーパー
- 密閉できる袋や箱
精油はアロマテラピー専門店での購入がおすすめ。高品質なものが手に入ります。価格は精油の種類や量などによって異なりますが、目安として3ml入りなら1000円程度から購入できます。
手紙への香りづけ以外にもさまざまなアロマクラフトに使用できるので、この機会にお気に入りの精油を見つけてみてはいかがでしょう。

ムエットとは試香紙のこと。香りを確認するために使用するものですが、ない場合はティッシュペーパーで代用できますよ。
手順はとっても簡単!手紙にアロマの香りをつける方法

次に、香りのつけ方を説明します。
<つくり方>
- ムエットまたはティッシュペーパーに精油を2、3滴つける
- 密閉できる袋や箱に、香りづけしたいものと、精油をつけたムエットまたはティッシュペーパーを入れる
- 密閉して、数時間~数日おく
- 香りが移ったら完成
つくる際は、香りが漏れないように密閉して保管を。
香りのついたスプレーを直接吹きかけても香りはつきますが、シミになってしまうことも。スプレーに使用されている精油自体に色があるものは特にシミになりやすいので、今回ご紹介する方法を試してみてください。
リラックス?それとも気分を明るく?おすすめのブレンド2種を紹介

精油は1種類のみでも、2~3種類ブレンドしても良いですね。手紙を贈る方をイメージして香りを決めてみましょう。
今回は、リラックス・リフレッシュ向きの2種のおすすめブレンドを紹介します。
<おすすめのブレンド1 リラックス編>
リラックス作用があるといわれている精油をブレンドしましょう。そのほかにも、ジャスミン、マジョラム、マンダリンなどがあります。
<おすすめのブレンド2 リフレッシュ編>
気分が明るくなるといわれている精油から選びましょう。そのほかにも、イランイラン、バジル、ローズマリー・ピラミダリス、ローズなどもおすすめです。
香りづけは手紙以外にも名刺やハンカチ…いろんなものに応用可能!

名刺をはじめ、ハンカチやスカーフなどにも香りづけできます。また、今や欠かせないアイテムとなったマスクにも香りづけ可能。ただし、精油が直接肌に触れないようにするため、香りを移す際は精油をつけたムエットなどと重ならないように保管してください。
せっかく手紙を贈るなら、相手に喜んでもらえるような工夫をしてみませんか。その人をイメージした香りをつければ、手紙を贈るほうも気持ちがほっこりと温まりそうです。手紙以外にも香りづけできるので、日々の生活に取り入れてみてくださいね。
※精油を使用する際の注意
・精油はつくり方で記した滴数を守りましょう
・精油は皮膚につくと炎症など刺激を起こすものもあります。精油の原液が皮膚についた場合は、流水で洗い流しましょう。甚だしい異常が見られる場合は医師に相談してください
・精油は体調や体質などによって合わない場合もあります
●教えてくれた人/加藤展子さん
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー。4歳の男の子と1歳の女の子を育てながら、WEBライターとして活動中。生活にアロマテラピーを取り入れながら過ごしている