サーバー側である程度のフィルタリングがされているとはいえ、迷惑メールは一向に根絶されません。手を変え品を変え、より本物っぽく偽装されて届きます。そういった迷惑メールが存在していることは知っているつもりでも、急いでいたり忙しい時に、思わず信じてクリックしてしまう可能はあるでしょう。そこで役立つのが「Firefox」です。

Firefoxはセキュリティ面もおすすめ
「Firefox」は、YouTubeのダウンロートだけでなく、セキュリティ面からもオススメできるブラウザです。
迷惑メールの中でも、銀行や通販サイトなどを騙った「なりすましメール」が、いわゆるフィッシング詐欺です。2009年頃から国内でも増えてきて、今では常態化している始末です。
冷静になれば判断できますが、忙しい時などに焦ってアクセスし、個人情報を入力してしまう危険性は誰しもありえます。とくにふだん利用している通販サイトや銀行のなりすましだった場合、よく作り込んであるメールやサイトであれば、動揺してしまうものです。
このご時世に合わせて、総務省を騙ったなりすましメールもありました。「2回目の特別定額給付金の特設サイトを開設しました」といった内容で、個人情報を入力するページに誘導されます。
こういったメールを1つ1つ、各自が判断していくのは困難です。そこで詐欺メールの判別に活用したいのが、Firefoxブラウザというわけです。
Firefoxのセキュリティ機能の設定
Firefoxには強力なセキュリティ機能が標準で実装されており、不審なメールに記載されているリンクをクリックすると、「この先は詐欺サイトです」と表示され、アクセスに待ったをかけてくれます。
これは「Google Safe Browsing」により、詐欺サイトとして報告されているということで警告されるもの。この警告画面を見ると、冷静になれるでしょう。たまに正しいURLのサイトも誤検知されるとの話もありますが、その場合は、自己責任で先に進んでください。
なお、Firefoxのセキュリティ機能の詳細は、右上の設定メニューから「オプション」→「プライバシーとセキュリティ」で確認可能。重要なのが、セキュリティの項目「詐欺コンテンツと危険なソフトウェアからの防護」です。
「危険な詐欺コンテンツをブロックする」「危険なファイルのダウンロードをブロックする」「不要な危険ソフトウェアを警告する」にチェックが入っているかを確認しておきましょう。