Google Mapのナビが教えてくるおかしなルート「この橋をバイクで渡れと?」

日刊SPA!

 Google Mapは「便利なアプリ」なのだろうか。位置情報機能と連携して目的地までの道程を教えてくれるGoogle Mapは、それ故に混乱をもたらしてしまうこともあるようだ。「どうしてこんな道程をナビするんだ!?」という現象である。

このアプリも、あらゆる場面で完璧なパフォーマンスを発揮してくれるというわけではないらしい。気がつけば、山奥の道に入ってることも……。

◆難易度の高い道路をナビする「Google Mapの怪」

筆者の居住する静岡県静岡市は、極めて不思議な地形の都市である。

海に面しているかと思えば、3000m級の山もある。そして駿河区と清水区の境には日本平という丘陵地も存在する。この日本平、Google Mapを利用する上でとんでない障壁になってしまうことがあるのだ。

たとえば、JR静岡駅付近から清水区まで二輪車で行くとする。ホルダーにスマホを設置し、Google Mapを起動。目的地を入力してナビを開始すると、いつの間にか山の中の道に導かれている……ということがしばしば起こる。二輪ではいささか厳しい急カーブが続く道路だ。ここは日本平を貫く道である。

昔は清水市という行政区域だった静岡市清水区は、他県の人には「港町」というイメージが強いだろう。しかし海岸のすぐ目の前に日本平がせり出している地形で、気がつけば「海岸付近の山道を走っている」ということになってしまうのだ。

もちろん、この辺りには海沿いを一直線に走る国道150号がある。が、現在位置と目的地の兼ね合いによってはGoogle Mapが国道150号に導いてくれないことも……。

◆難易度の高い峠道を選択

走行の簡単な道よりもそうでない道をナビしてしまうGoogle Map。これは適切な道程を「最短所要時間」で判断しているためと思われる。

雨上がりの濡れた道を走る際、できるだけ一直線になっている道を選びたいと思うのは人情というもの。しかし、Google Mapは容赦なく難易度の高い峠道を選択する。これを回避するには、「経由地を追加」という項目からより易しい道路を通れるように手動で設定しなければならない。

これが山間部であれば、尚更である。

◆連れていかれた先は歩行者専用

静岡市は南北に長い。北に行けば、雄大な山々が広がっている。その中には温泉場もあって休日は多くのツーリング客を集めているが、ここをGoogle Mapで行くとなると大変だ。

静岡市葵区の口坂本にある温泉を、市内中心部から行くとする。9割9分は問題ない。が、最後の最後で車では絶対に通れない、歩行者専用の橋に行かされてしまう。

ここは二輪でも渡れない橋である。が、Google Map曰く「車でも通れる」という。嘘をつけ!

◆Google Mapより道路標識

対策としては、「Google Mapに頼り過ぎない」ということに限るだろう。

Google Mapのナビは、それを無視すると新しい道程を提示してくれる。この機能を利用し、大きな通りへ出るまでは自分自身の判断で運転する。そうすれば、難易度の高い小道へ行かされる可能性も減るはずだ。

また、Google Mapを全面的に信用したがために一方通行を逆走してしまった、ということもよく聞く。信用するべきは、まず道路標識である。Google Mapのナビは「あくまでも目安」ということを心がけておきたい。<取材・文/澤田真一>

【澤田真一】

ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー』

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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