PS5コントローラーのドリフト問題、iFixitが原因解説

Image: Sam Rutherford/Gizmodo

解決は難しい?

PlayStation 5(PS5)用のDualSenseコントローラーの分解により、いわゆるジョイスティックの「ドリフト問題」のいくつかの原因が明らかになっています。

PS5が発売されたのはほんの数カ月前ですが、それほど時間がかからないうちにジョイスティックのドリフト問題が報告されるようになりました。そして今、ソニーはこの問題に関連した集団訴訟に直面しています。iFixitの修理担当者はDualSenseコントローラーの技術的な機能を調べた結果、この問題の原因となっている可能性のある問題をいくつか特定しました。興味深いことに最大の問題は、DualSenseのジョイスティックのポテンショメーターが必然的に故障することなのだそうです。

iFixitはDualSenseのジョイスティックモジュールや他のハードウェアのコントローラーを製造しているメーカーを、日本のAlps Alpine(アルプスアルパイン)だと特定しました。さらに同社のジョイスティックのポテンショメータのスペックシートにより、アルプスアルパインのRKJXVシリーズの動作寿命が200万サイクルと記載されていたのです。

iFixitのエンジニアのひとりがコントローラーでの操作を測定した結果、1日に2時間ゲームをした場合、ゲームによっては4~7カ月で問題が発生する可能性があることがわかりました。そしてその前後でも、ポテンショメーターが故障する可能性があると付け加えているのです。

しかしドリフト問題の原因となっているのは、ジョイスティックのポテンショメータの摩耗だけではないようです。iFixitによると、プラスチックの伸縮やジョイスティックの中心を支えるバネ機構へのストレス、通常の使用で蓄積される汚れもこの問題の一因となる可能性があります。いずれにしても、これらの問題を解決するためにはハンダ付け工具を使わないといけないという、煩雑な作業が問題となっています。

なおソニーはiFixitの調査結果や保証契約に関する訴訟について、質問に返答していません。

PS5のDualSenseコントローラーに関する集団訴訟の訴状は、先週にニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に提出されました。訴状の主な主張は、ソニーがこの問題を認識していたこと、つまり何千件にものぼる消費者からの苦情を受けた結果であるとしています。また、ソニーが払い戻さないと報告されている消費者へのコストと、面倒なカスタマーサポートのプロセスも訴訟の対象です。

「保証期間内におけるドリフト問題の修理であっても、顧客はソニーの修理センターにコントローラーを送るための費用を払わなければなりません(配送料は場所や荷物の総重量などのいくつかの要因で変わります)。ソニーの不公正かつ欺瞞的、詐欺的なビジネス行為の結果、原告を含むDualSenseコントローラーの所有者はソニーの行為により、確かな損失や事実上の損害、その他の損害を被りました」と、訴状では説明されています。

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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