ビジネスにも効く「こんまり®メソッド」で働き方が効率的になる理由


対面からリモートへと働き方が変わる中、仕事の進め方やチームのあり方の理想が変化してきています。

仕事のスタイルが変わるということは、個人の仕事場やチームで共有するクラウド、ましては頭の中までも、これまでとは違う整理整頓や片づけが必要となるのでは──?

そう考えたライフハッカー編集部員がコンタクトをとったのは、世界で注目される「こんまり®️流片づけメソッド(以下、こんまり®メソッド)」の普及活動を行うKonMari Media Japan株式会社 代表の砂子貴紀(まなご・たかのり)さん。

なぜビジネスに「こんまり®メソッド」が効くの? 無駄を減らし、ときめく時間を増やしたい! そんな願いを持って、生産性があがる仕事の進め方と具体的なデジタル片づけ方法を連載でお届けします。

仕事を「ときめき」で整理してみたら

kmj_vol1_DSCF5245
Photo:吉田祥平

2011年1月に刊行した『人生がときめく片づけの魔法』が世界で1200万部を超える大ヒットとなり、2015年春には米『TIME(タイム)』誌で「世界で最も影響力のある100人」に選出された片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん。

Netflixの冠番組『KONMARI~人生がときめく片づけの魔法~』が190か国で放映されるなど、世界的な片づけブームを巻き起こしています。

近藤さんの片づけ術「こんまり®メソッド」の基本は、「ときめくかどうか」の基準で残すモノを決めるということ。

2020年9月にはメソッドを仕事に応用した『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』を刊行、「仕事をときめきで整理する」という新たな視点を提示しました。

砂子貴紀さんは、そんな「こんまり®メソッド」の伝道師の1人。

今回は「Lifehackerをこんまり®メソッドでhackする」という大きな目標を掲げ、編集部のデジタル片づけをサポートしてくれることになりました。
Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる
Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる
1,760円

編集部の悩み:自宅で「ゾーン状態」を実現したい

理想のワークスペースは?
Image: Shutterstock

砂子さんの片づけレクチャーを受けるにあたり、編集部ではまず洗い出し作業からスタート。

個人で内省する時間を作り、現状の問題点や悩みを書き出しました。

コロナ禍による仕事や働き方の変化(編集部は現状、主に在宅・たまに出社のハイブリッドワーク中)を受けて出てきた悩みは…

・職場に集まることが少なくなったことで生じる働きづらさ。

・自宅の仕事場は急ごしらえのスペースなので、集中できる環境ではない。

・ワンルームなので仕事とプライベートを分けるものがない。

・自宅で仕事をすることも増えて、仕事道具を置くスペースが必要になってきた。

・仕事道具を置く場所がなく、より部屋が汚くなってしまった など

一方こちらは、ライフハッカー編集部員が考える「ときめく働き方」のイメージ。

「こんまり®メソッド」の実践で、こんな働き方ができるようになれたら最高です。

・仕事とプライベートをはっきり分けて、もっと短時間で業務をこなせるようになりたい。

・仕事が休日に残らないで、週末にリセットでき、結果的にパフォーマンスが上がるイメージ。

・テキパキと作業でき、アイデアがたくさん出てくる。

・集中力が研ぎ澄まされていて、余分なこと(SNSやNetflix)に目がいかない。ゾーン状態。

探し物による損失は「1年で約10兆円」


デジタルデータの整理やスケジュール管理がうまくいかない。決断を先延ばしにしてしまう。会議や人脈のケアに時間をとられる…。

こうした仕事でよくあるストレスの根本は、“散らかっている”ことにあると語る砂子さん。

「1000人のアメリカ人に調査したところ、じつに90%の人が『散らかっていることが人生に悪影響を及ぼす』と考えていることがわかりました。

その影響は幅広く、生産性の低下、精神の悪化、意欲の低下、幸福度の減少など、様々な問題に直結しています」(砂子さん)

ここで砂子さんから、「働く人が1人当たり年間で“モノを探すこと”にかけている時間は、どれくらいだと思いますか?」という質問が。

正解は「約1週間」。なんと4年間のうち、1カ月は探し物に終わるという計算になるのだそう

アメリカの場合、これは毎年890億ドル(約10兆円)にあたる生産性の低下に換算されます。片づけられていないことによる悪影響は、これほどまでに大きいのです。

出典:『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』(近藤麻理恵、スコット・ソネンシェイン共著)

応用自在! 究極の片づけシンプルスキーム


「本当は片づけたいと思っているんです。でも重い腰が上がらず、積み重なっていく」(編集S)

「やらなければと思う一方、後回しにする自分にイライラしてストレスを感じ、悪循環に陥っている」(編集M)

衝撃的なデータで片づけのメリットを説く砂子さんに、それぞれの悩みを語るライフハッカーチーム。

若手の編集Cからは、「必要なものを探すのに時間がかかる。データがどこに集約されているかわからない」といった声もあがりました。

「そもそも片づけられないのには、2つの理由があります。

片づけのノウハウを知らない】ことと、【片づけのマインドがない】ことです」(砂子さん)

「こんまり®メソッド」における「片づけのノウハウ」は、「全てのモノを選ぶ+全てのモノの定位置を決める」ことにあると語る砂子さん。

これを家の片づけから仕事の片づけにまで応用できるように砂子さんが整えたのが、「究極の片づけシンプルスキーム」です。

描く→出す→選ぶ→戻す

konmari_0208_1
Image: KonMari Media Japan
  1. 理想を描く
  2. 現状持っているモノをすべて出す
  3. ときめくモノだけを選ぶ
  4. 選んだものだけ定位置に戻していく

「片づけのマインドとして大切になるのは、ときめくモノを“選ぶ”ということ。

必要ないからと“捨てる”のではなく、あなたにとってとっておきのモノを“選ぶ”ことです。

選ばなかったモノは感謝して手放しましょう。

1つ1つのモノやコトと片をつけていくことで、キャリアや人間関係など、人生における全ての選択に大きな変革が生じます」(砂子さん)

片づけを通して自分の内面を見つめることで、これからどんなふうに生きていきたいのか、自分の価値観が明らかになっていく──それは、家の片づけでも仕事の片づけでも同じこと。

KonMari Media Japan株式会社 砂子貴紀さんに学ぶ「自分のやりたいことが見つかる 減らす、整える、デジタル片づけ術」、次回はいよいよ実践編。

「究極の片づけシンプルスキーム」をもとにデジタルデータやクラウドをすっきり片づけて、仕事も人間関係も効率化していきます。

砂⼦貴紀 Sandy -Takanori Manago-
砂子貴紀さん

KonMari Media Japan(株) 代表取締役社長 / KonMari Method Business School Founder

こんまり®︎メソッドを自社・他社関わらず、企業経営や事業マネジメント、コミュニケーションに日本で最も活かしてきた現役経営者 兼 プロコーチ。こんまり®︎メソッドの発案者である近藤麻理恵とは 12年以上前から親交があり、「チームこんまり」の経営に参画するまで メソッドの良き理解者であり実践者でもあった。外資系金融機関最年少支社長というキャリアを周りの反対を押し切って手放し、三児の父であるにも関わらず、全てをリセットした経験があり。ジョブレス中、家族で世界一周へ。

こんまり®︎メソッドのビジネス応用に関する企業研修・オンライン研修・講演・著名人との対談などの実績多数。(早稲田大学・リクルート社・Facebook社 etc.)

>> KonMari Media Japan

>> KonMari Method Business School
Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる
Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる
1,760円


Source: KonMari Media Japan,『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる

Photo:吉田祥平

Image: KonMari Media Japan,Shutterstock

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ