『チェンソーマン』コベニの契約悪魔は? 本編で明かされなかった謎を考察!

まいじつ




コミックスの発行部数が累計640万部を突破し、アニメ化も決定している人気漫画『チェンソーマン』。すでに第一部「公安編」は完結を迎えているが、実は物語内にはいくつもの謎が残されている。そのうちの1つが、主人公・デンジの仲間である東山コベニの「契約悪魔」だ。

デンジやコベニは、「公安対魔特異課」に属する部隊のメンバー。公安の人間は悪魔と対抗するため、別の悪魔と契約し、その力によって戦闘を行うという設定がある。しかしコベニが契約した悪魔については、いまだにその正体が判明していない。そこで今回は、ネット上に飛び交うさまざまな説を紹介した上で、独自の考察によって悪魔の正体に迫っていこう。

その1:「秘密の悪魔」説
コベニはオドオドした態度が特徴的な20歳の女性。9人姉妹で、公安のデビルハンターか風俗という二択を迫られるほどの貧しい家庭に生まれた。その契約悪魔が謎に包まれている理由は、自己紹介を行った際のセリフにある。

20話で特異4課の新人歓迎会が行われた際、彼女は「東山コベニです 20歳です…」「契約している悪魔は…秘密で」というセリフを残していた。連載当時は、たんに言いたくないだけだと理解されていたが、最近では風向きが変わりつつある。実は契約しているのは「秘密の悪魔」であり、隠していると見せかけて本当のことを言っていた…というオチだと考察されているのだ。

とはいえ、もしコベニが「秘密の悪魔」の契約者だとすれば、作中ではほとんどその能力が発揮されていないことになる。あるいは秘密の名にふさわしく、表向きには分かりにくい能力なのかもしれないが…。今のところ手がかりは薄い。

その2:「猿の悪魔」説
コベニの特徴の1つとして、並外れた身体能力が挙げられる。もともと上司の姫野は彼女のことを「かなり動ける」と評価していた。また実際に優れた機動性や俊敏性をもち、対面した相手から「猿か!?」と驚愕されたことも。この能力はコベニ自身に備わっているにしては人間離れし過ぎているため、本当に「猿の悪魔」と契約しているのでは…と疑われている。

その3:「死の悪魔」説
コベニは性格的にはかなりの小心者。しかしなぜか、どのようなピンチに巻き込まれても、その場を生き残る強運の持ち主だ。さらにただ生き残るのではなく、「身近な誰かが身代わりになる」という現象が頻発しているのも奇妙な点。不意に銃撃されるシーン、地獄にいくシーン、そして終盤のラスボス戦…あらゆる場面で、つねに誰かに命を救われてきた。この不可思議な生存フラグに、「実は死を操れる死の悪魔と契約したのだ」という大胆な仮説も立てられている。

もっとも有力な仮説はどれ?


彼女の独特なキャラクター性も相まって謎が謎を呼び、上記以外にもファンの間ではさまざまな考察が乱立している。たとえばその一部を覗いてみると、《生命力が強いからゴキブリの悪魔でしょ》《包丁ばっかり武器で使ってるから包丁の悪魔なんじゃない?》《周りに言えないようなエロい悪魔と契約してたりして》といった声が。

その上で個人的な見解を述べるなら、「実はコベニは契約している悪魔がいないのでは?」という説を推したい。作中に登場した契約悪魔は、巨大な狐や相手の身体を石に変える悪魔など、超常的な力を持つものばかり。コベニは身体能力や生存能力が高いものの、どちらも個人の先天的な能力という範疇に収まらないわけではない。

また、悪魔と契約する際には相手との信頼関係を築くことが必要不可欠。だが、小心者で引っ込み思案なコベニの性格からして、それができたとは考え難い。初登場時のセリフは、契約している悪魔がいないことが恥ずかしくて「秘密」と濁したのではないだろうか。

何かと謎の多いコベニだが、彼女の契約悪魔は今後作中で明かされるのか、それとも永遠にわからないままなのか。今後『ジャンプ+』で連載される予定の「チェンソーマン」第2部を、楽しみに待つとしよう。

文=富岳良
画像=『チェンソーマン』10巻(藤本タツキ/集英社)

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