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外出したまま帰ってこない夫を心配した妻が、たまらず通報。すぐに捜索活動が始まったが、見つかったのは夫ではなくワニだったことを『New York Post』などが伝えている。
■釣りに出かけた男性
オーストラリアで暮らしていたアンドリュー・ハードさん(69)が、つい先日、大好きな釣りを楽しもうと外出した。
しかし、そのまま連絡が途絶え家にも戻らなかったことから、心配した妻エリカさんが通報。「夫と連絡がとれなくなってしまった」と聞いた当局スタッフは、すぐに釣りをしていたとみられる場所に向かったが、捜索活動開始の翌日に現場で見つかったのは、ハードさんではなく転覆した船と、意外な生き物だけだった。
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船の近くを慎重に調べた結果、すぐそばに2匹の大きなワニ(クロコダイル)がいたとのこと。そこでさっそくどちらも捕獲し安楽死させた当局は、胃などの内部まで細かく調べてみることにしたという。
すると、1匹の体長が3~4メートルのワニの胃の中から、驚くような物が出てきた。
■ワニの腹にあったもの
ワニの胃に残っていたのは、遺体だった。まだハードさん本人と断定されたわけではないが確かに人間で、ハードさんが現場で姿を消したことを考えると、ワニが襲って殺した可能性が極めて高いという。
当局はハードさんが死去したという見方を示し、現在はもう1匹のワニの胃にも、遺体の一部が残っていないかを確認中だと明かした。
■当局のコメント
警察は「茂みにはヘビがいるし、水の中にはワニがいるということです」とコメントし、「外出する際には必ず誰かに行き先を告げ、安全装備もどうかお忘れなく」「また安全グッズは、素早く取り出せる場所に置いておきましょう」とも補足した。
釣りが好きで経験豊富だったというハードさんだが、その最期の瞬間は、あまりにも意外なかたちで訪れてしまったようだ。
関係者は「一番好きなことをしながら、亡くなってしまったのですね」とSNSに書き込んでいるが、ハードさんは元気に家族が待つ家に帰りたかったに違いない。
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