ヨーヨー・マ、コロナ禍の世界に放つアンセム ブロードウェイ・ミュージカル『回転木馬』のナンバー「人生はひとりではない」を公開

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チェリスト=ヨーヨー・マが本日新たにデジタル・シングル「人生はひとりではない」(原題:You’ll Never Walk Alone)を公開した。ピアノはキャサリン・ストット

この曲はリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世によって書かれたブロードウェイ・ミュージカル『回転木馬』(1945)からのナンバー。フランク・シナトラをはじめ、エルヴィス・プレスリー、3大テノール等ジャンルをこえた様々なアーティストたちによってカバーされた他、世界中のサッカーチームのサポーターたちの応援歌として愛唱されている。

ヨーヨー・マはこの曲について「この曲の歌詞、“希望を胸に歩こう、きみは決して一人ではない”という歌詞はコロナ禍の今、日々を生きる私たちひとりひとりへのアンセムだ」とコメントしている。また、この曲の配信売上の印税は全額米ミュージシャンズ・ファンデーションMusicians Foundation (U.S.)と英ヘルプ・ミュージシャンズHelp Musicians (U.K.)に寄付される。96kHz-24bitハイレゾ音源も同時配信中。

ヨーヨー・マは、全世界にパンデミックの緊張が広がりアメリカでも自由な移動が制限されるようになった3月、「ドヴォルザーク:家路(Going Home)」の演奏動画を投稿。その演奏は瞬く間に拡散し、2,000万回視聴された。その後も#SongsOfComfort(ソングス・オブ・コンフォート)としてSNSに演奏映像を公開しているヨーヨー・マは、先の見えない不安と孤立感にさいなまれる世界中の人々に安らぎと希望をもたらすアルバムを届けるべく盟友キャサリン・ストットをピアノに迎え、全21曲のレコーディングを行った。ニュー・アルバムについてヨーヨー・マは、ニューヨーク・タイムズ・マガジン(The New York Times Magazine)に次のようにコメントしている。

「このパンデミック下に私の中で明確になった事がある。それは、私たちがある特定の精神状態になるために音楽が必要だということだ。“僕の音楽を聴いてみて、きっと役に立つから”というつもりではない。みんな、日々の中で、巡る季節の中で、ある気持ちになろうとして音楽を聴くのだと思う。今のコロナ禍では会いたい人に会えずソーシャル・ディスタンスを保たねばならないけれど、音楽は会えない人に代わって自分に力をくれるものでもある。それはエネルギーだ。それがあった上で、個々の曲がどのように思い出を引き出してくれるかといった細かい話になってくる。私たちは困難な時代や幸せな時代を生き抜く心のバランスを保つために音楽が必要なんだ。」

アルバムには「ドヴォルザーク:家路」等クラシック名曲のみならずミュージカルやロシア、中国、アフリカ、南米等各地で親しまれているメロディが奏でられる。すでに2人の息の合った「虹のかなたに」(原題:Over the Rainbow)の演奏映像が公開中だが、人々に歌い継がれてきた希望の旋律の数々を収録。

演奏映像が公開された「オール・マン・リヴァー」は、1927年にブロードウェイで初演のミュージカル『ショウ・ボート』からの1曲。名コンビジェローム・カーンとオスカー・ハマースタイン2世によって世に送り出された。これまで3度映画化された歴史的傑作であり、ポール・ロブソンが舞台で歌ったこの曲はジャンゴ・ラインハルトを始め、ジャンルをこえて数多くのアーティストたちによってカバーされている。

ヨーヨー・マとキャサリン・ストットの出会いは1978年に遡り、1985年からはレコーディングでも共演している。これまでも数多くのアルバムを発表し、その中にはグラミー賞を受賞した『ヨーヨー・マプレイズ・ピアソラ』『オブリガード・ブラジル』(最優秀クラシカル・クロスオーバー・アルバム部門)も含まれる。2人がタッグを組むのは2015年発表『ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ』以来となる。

当記事はSPICEの提供記事です。

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