溝口紀子氏 「男みたいな性格」と橋本新会長擁護の竹下氏に「ジェンダー意識を変えていくのは道半ば」

 1992年バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストで日本女子体育大学教授の溝口紀子氏(49)が19日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党の竹下亘元総務会長が、フィギュアスケート男子の高橋大輔にキスを強要したと過去に報道された東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子新会長を「スケート界で男みたいな性格なので、ハグなんて当たり前だ。セクハラと言うのはかわいそうだ」など擁護したことについてコメントした。

 竹下氏は同時に、「セクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界だ」と指摘し、さらに「セクシュアルな思いを持ってしたわけでは全くない。理解してあげてほしい」とも述べた。その後、竹下氏の事務所は報道各社に対し「男みたいな」とした発言に関し「正確には“男勝り”と言いたかった」と訂正した。

 溝口氏は「私は言葉狩りとか(ジェンダー)警察ではないんですけど、でもこの“男みたいな性格”は明らかにジェンダーバイアスがかかっていて、たぶん竹下さんは称賛の意味で使ったと思うんですよ。ということは男が上で女が下っていう意識が根深くね、それはもうしようがないっていうか戦前は家父長制っていって男が上で家長になるっていうような中の空気がまだあると思う。それを変えていくのが五輪なのでこれはいただけない」と指摘。

 そして、「次の“キスとハグはスポーツ界、スケート界では当たり前”というような意味の表現は、これは違うんですよね。私、フランスにいてキスを毎日、あいさつで100回くらいしてたんですよ、男性でも女性でも。でもそれってホオに当てるだけで口と口じゃないんですよ。そのへんがあいさつっていってもコミニュケーションでもキスとかしないし、そのへんの価値観っていうのがどうなのかなって。まだジェンダー意識を変えていくのは道半ばだなと思いました」と自身の思いを話した。

当記事はスポニチアネックスの提供記事です。

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