西野亮廣がステマ疑惑に言及! 「500円で態度悪く御礼」などクラファンリターンにも批判飛び交う

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 キングコング・西野亮廣の勢いが加速している。原作かつ製作総指揮・脚本を担当した映画『えんとつ町のプペル』が大ヒットし、ファン層を拡大。月額980円のオンラインサロンの会員数は約7万1000人で、年間売り上げは8億3000万円ほどだという。

西野は著書『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』(幻冬舎)や『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』(KADOKAWA)などで繰り返し語っているが、一時期、テレビのひな壇芸人になることを拒み、世間の“嫌われ者”になりかけていた。しかし『~プペル』のルビッチのように自身の信じる道を突き進み、現在は多くのサロン会員の「信用」を得ていると自負する。

「ディズニーを倒す」「徳川家を超えたい」と壮大な目標を掲げる西野に心酔しているサロン会員も少なくない。『プペル』の台本&前売りチケットを大量に購入し、自ら手売りするサロン会員のことがネットで物議を醸した。

それだけ人々を熱狂させる力はさすがだが、一方で、やはり「胡散臭い」「詐欺師のよう」だという批判も絶えない人物ではある。先日は『~プペル』にまつわる“ステマ疑惑”が取りざたされた。

発端は、大手クラウドソーシングサービスに掲載された記事作成の案件。『~プペル』を映画館で観た感想の記事作成だが、文字数1850文字以上で19円という報酬になっている。

<映画『えんとつ町のプペル』について、あなたが訪れた映画館の情報をお願いいたします。報酬目当てではなく、「プペルが面白かったから、ぜひみんなにシェアしたい」という気持ちをもった方向けのお仕事です>

この案件はすぐさまSNSで拡散され、ネットニュースでも取り上げられた。これを受けて西野は15日、ツイッターで反応している。

<さすがに気になったので。。 どこかの映画レビューサイトが勝手に作品の感想の記事作成を依頼したものを、「西野が金を払って書かせている」というニュースにするのは、どうなんだろ? これがメディアの仕事?>

今回の案件はあくまでも映画レビューサイトが依頼しているもので、西野は関わっていないという。西野は『~プペル』以前の絵本作品からドブ板営業を信条に、一人ひとりにアプローチする方法でクラウドファンディングを成功させてきた。わざわざステマに頼って「信用」を毀損するような下手は打たないということだろう。

ただ一方で、『プペル』の記事作成案件がネットで注目を浴びたことに伴い、西野のこれまで実施したクラウドファンディングのリターン「西野を休ませる権利」「西野と一緒に時計台を作れる権利」「西野に御礼を言ってもらえる権利」なども改めて話題になっている。

西野は2019年に『木の時計台を作りたい』というプロジェクトで769人のサポーターから支援総額988万2500円を集めた。上記の「権利」はこのリターンだ。以下、一部を紹介する。

【態度悪く御礼】500円
(※ツンデレ好き限定)このリターンを購入したことを西野亮廣と会った時に言っていただけると、西野がぶっきら棒に「ああ。ありがとう」と御礼をします。

【目をそらしながら御礼】500円
このリターンを購入したことを西野亮廣と会った時に言っていただけると、西野が伏し目がちに「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます」と三回御礼をします。

【真っ直ぐ目を見て御礼】1000円
このリターンを購入したことを西野亮廣と会った時に言っていただけると、西野が真っ直ぐ目を見て「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます」と三回御礼をします。

【東京タワー個展の設営できる権利】50,000円
閉館後の東京タワーで個展の設営ができる権利(限定10名)です。西野亮廣は参加しません。

【東京タワー個展の撤収できる権利】50,000円
閉館後の東京タワーで個展の撤収ができる権利(限定10名)です。西野亮廣は参加しません。

【『スナック西野』に行ける権】50,000円
西野がママをするスナックに参加できる権利(限定20名)です。西野亮廣がママとして馬車馬のように働き、限られた人数での濃密な時間をお届けします。

【西野を休ませる権】100,000円
多忙な西野が丸一日全力で休んで、その間「この休みをプレゼントして下さったのは、〇〇さんなんだなぁ」と、あなたのことを想い続けます。一日の最後に西野からお礼のメールが届くかも。

【アンチ限定『西野の活動を1日やめさせる権利』】100,000円
あなたの大嫌いな西野が、1日活動をやめます。Twitterで呟くこともしませんし、絵本も描きませんし、生産的な事を何もしません。西野を黙らせて、世の中を静かにすることができます。

これらの権利は実際に購入者がおり、需要と供給が成り立っているといえる。西野は「BBQ型」のエンタメを提唱しており、美味しいレストランに行くのではなくわざわざお金を払ってBBQ場のスペースを借りて自分で肉を焼くように、お金を払って参加できるエンタメがウケているとしている。確かにアクティビティに参加するのにお金を払うのは、当然のことではある。

だが、それはさておき、【西野の御礼】が金銭の対価になっている実態には驚くばかりだ。こうした西野のやり方には「ファン心理に付け込んだ悪徳商法」「やりがい搾取」「守銭奴」などと批判的な意見も目立つ。

しかし西野はファンを騙したり法律に違反したりしているわけではなく、支援者がそのリターンに納得した上で支援している以上、問題化できるものでもない。ちなみに過去、博多大吉は西野がオリジナルの絵を描く権利(リターン)を30万円で購入し、「西野くんの絵を30万円で買えるチャンスは今回が最後」と高く評価したという。

人気芸能人がクラウドファンディングで西野のようなリターンを設ければ、かなりの需要があると予想できる。しかし現時点でこうしたやり方が広まっていないのは、彼らと西野とでは“目的”が異なるからだろう。

俳優やアーティストとしてパフォーマンスを磨いて商品にしている人は、それ自体が目標であり、テレビのトークバラエティ番組に出るのは宣伝かもしれないが、ファンと直接触れ合うような体験は安っぽいイメージを伴うためリスクが大きい。

一方、西野は「テレビ出演は宣伝のため、ブログはビジネス書やオンラインサロンや絵本、映画の宣伝のためであり、ビジネス書はサロン宣伝のために書いており、8億を超えるサロンの年間売り上げは新たなエンタメ作品の制作に投資するか、被災地や貧困国や子育て支援に回す」と公言している。

また、絵本が売れるほどサロンの宣伝にもなり、絵本は単体での収益を目的にしないので印税は全額宣伝費に(ビジネス書も同様)。この仕組みを西野は、それぞれの事業の役割を明確してエネルギーを循環させ、無駄をなくし、圧倒的なオリジナル作品を生む基盤だと論じている。

西野の最終目標が何なのか今ひとつ判然としないが、「社会を豊かにする」という軸は確かにあるのだろう。絵本と映画というエンタメ産業での成功だとすれば、本当にディズニー超えを目指すのだろうか。ヒットした『~プペル』の次の作品が、試金石となる。

当記事はwezzyの提供記事です。

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