エミューの肉や卵の加工品を食べてみた / 鳥らしからぬ赤身



エミュー。オーストラリアに生息する大型の飛べない鳥で、普通に2メートル近いサイズまで育つ。日本でも飼育している動物園はそれなりにあるため、実物を見たことがある方も多いだろう。

温厚な性格のようで、環境庁の特定動物(人の生命や身体、財産に害を与える可能性がある動物)のリストにエミューは含まれていない。飼うのに許可は不要なもよう。そんなエミューだが、ふと思ったのだ。食べてみたいなぁと

・売ってた
オーストラリアなら普通に売られているが、ここは日本。エミューの肉なんてどこで……と思っていたら、ネットで発見。東京農業大学が、卵や肉の加工品を、オンラインサイトで販売しているではないか。どうやらオホーツクキャンパスにてエミューの生産や加工を行っているもよう。

生ハムやらソーセージ、スモークレバーなどもあって、バリエーション豊富だ。今回はとりあえずソーセージ(648円)と生ハム(1080円)を購入。卵も本当なら生で食べてみたかったが、さすがに売られていないもよう。それではということで、加工品のどら焼き(3240円)をゲット。

・生ハム
まずは生ハムからいこう。

真空パックを開けると同時に漂うのは、濃厚な甘いにおい。においの方向性としては、トド肉やクジラ肉に似ている気がする。生ハムと言えば豚肉の薄いピンク色なイメージだが、エミューの生ハムはまるでレバーのごとき深い赤

色的に味もクセが強そうな気がしたが、食べてみるとこれが意外に淡白。そこはエミューも鳥ということか。しかしニワトリなどとは違い、弾力のあるしっかりした赤身。

わずかな塩気と甘いにおいの向こうから、ほのかに獣臭が滲み出てくるが、不快ではない。はっきり言ってウマい。馬刺しっぽさもあるかもしれない。ワサビと醤油で食べたら酒によく合いそうだ。生姜もいいかもしれない。このウマさ、エミューたちよく滅びなかったな

・ソーセージ
続いてはソーセージだ。網走産のエミュー肉。

軽くボイルして食べることに。

ウマい!

個人的には生ハムよりもソーセージの方が好みだ。脂は全くと言っていいレベルで無く、ジューシー感は無い。ソーセージのCMでよく見るような、かじった時に「パリッ」と軽快な音を立てるようなことも無い。

しかし、肉そのものが美味い。エミュー肉は茹でたり焼かれたりした方が、良さがより発揮されるのかもしれない。鳥っぽくないが、獣っぽくもない不思議な感じだ。食べ応えがあり、腹持ちもよさそう。ステーキとかにしてもウマいだろう。

・どら焼き
最後はどら焼き。どら焼きで卵の違いがわかるのか……と言われると正直自信は無い。が、卵を使用したものは他に無かったので仕方ない。

外見はいたって普通のどら焼き。

中には小豆クリーム。

食べてみると、生地が柔らかい気がする。どこか独特の匂いがする気もするが、もしかしたら小豆クリーム由来のものかもしれない。正直に言って、味の面における鶏卵との違いは……よくわからない

しかし、小豆クリームとフワフワした柔らかい生地の組み合わせそのものはウマい。エミュー感は微妙だが、どら焼きとしては優秀な気がする。鶏卵との風味の違いは、もっとシンプルなスタイルで食べないと難しいのかもしれない。

というわけで、なんとなくエミューを食べてみたわけだが、いかがだっただろう。さすがはオーストラリアで普通に食べられているだけのことはある。肉は普通に美味かった。卵は生でイケるほど新鮮なモノをゲットする機会が欲しいところだが……どこかで手に入らないかなぁ。

参照元:東京農大たくみ屋環境庁(PDF)
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

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