『天国と地獄』も好評!高橋一生の演技力が爆発しているドラマ8選

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現在、『天国と地獄~サイコな2人~』に出演中の高橋一生さん。綾瀬はるかさん演じる女性刑事と入れ替わってしまう難役ですが、入れ替わったあとの所作は女性そのもの。その演技力に見惚れてしまいます。それと同時に、どんな役でも演じきってしまうカメレオン俳優だということを改めて実感します。

子役からキャリアをスタートさせ、数多の作品に出演してきた高橋さん。今回はその中でも、ひとクセある役を演じたドラマを8作品紹介していきたいと思います。

 

 

強烈なヘアスタイルが特徴の引きこもり役『池袋ウエストゲートパーク』

長瀬智也さん主演のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』。主人公・マコトが、地元・池袋のトラブルシューターとして、友だちから依頼される事件を解決しながら、友人のカラーギャングの抗争を止めたり、友人女性の死の真相に迫っていくストーリー。

本作で高橋一生さんは、マコトの中学の同級生・森永和範を演じました。中学当時は秀才だったのに、高校から引きこもっていた……というキャラクター。そのため、マコトと再会したときは、ものすごく髪が長いという強烈なインパクトのビジュアルで登場。しかし、引きこもりなだけでマコトとは気軽に話す気さくなキャラクターです。

その後、マコトのおかげか引きこもりをやめ、ファミレスに常駐する情報屋に転身(ファミレスにいるのは、今度は逆に引きこもるのが怖くなってしまったため)。
でしゃばることはないけれど、信頼している人のためには協力してくれるいい奴。それほど目立つキャラクターではありませんが、主人公にとって頼れる仲間をさり気なく演じています。

『池袋ウエストゲートパーク』
■放送:2000年4~6月 TBS系
■キャスト:長瀬智也、加藤あい、窪塚洋介、山下智久、佐藤隆太 ほか
■原作:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』
■スタッフ:脚本・宮藤官九郎
■視聴できるVOD:Paravi

 

 

才能がないと自覚している人気若手作家役『吾輩は主婦である』

夏目漱石の魂が宿ってしまった主婦・矢名みどり(斉藤由貴)を主人公にした昼ドラ『吾輩は主婦である』。

みどりはそれまで主婦だったものの、心に夏目漱石が入ってしまったため、突如小説を書き、連載が決まったり、頑固で堅物な性格のせいで、家族や近所などまわりの人を振り回すような行動をとったり……。そのドタバタ感がおもしろいコメディです。脚本を担当したのは宮藤官九郎さん。

高橋一生さんが演じたのは、人気若手小説家の夜しずか。
以前、みどりたちが住んでいたマンションを買った人物で、最初は売れっ子らしく態度も大きい感じで登場。
ところがみどりに悩みを打ち明けたところ、彼は自分の小説に深みがなく、たまたま売れただけと自覚していたことが判明。そして、文豪として貫禄があるみどり(心は漱石)の書生に志願します。

一見、飄々としていて冷静な印象だけれど、みどりに対しては尊敬の念を抱いていて、書生としてよく働いてくれる忠誠心ある人物。
そのツンデレ(?)っぽいキャラクターは、高橋さんが演じるからこそ、味わい深くなっているのだなという印象でした。

『吾輩は主婦である』
■放送:2006年5~7月 TBS系
■キャスト:斉藤由貴、及川光博、竹下景子、川平慈英 ほか
■スタッフ:脚本・宮藤官九郎
■公式HP:tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1589
■視聴できるVOD:Paravi

 

 

クールで仕事もできるのに、ちょっと変わっている秘書役『民王』

念願の総理大臣となった主人公・武藤泰山(遠藤憲一)が、自分とは真逆のタイプである大学生の息子・翔(菅田将暉)と入れ替わってしまう物語『民王』。

本作で高橋一生さんは、泰山の公設第一秘書・貝原茂平を演じました。
貝原は、基本的にはクールで仕事も完璧。でも、漢字に弱い翔のことを“バカ息子”と思っていたり、泰山にもときどきツッコミを入れたり、毒っ気のある一面も。また、メトロノームの音が好きだったり、有能でイケメンなのに全然女性慣れしていなかったり。ちょっと変わった、意外な部分があります。

激しく動揺したり、感情を爆発させることはないけれど、泰山を思って行動していたり、政治に対する信念があるような素振りを見せたり、密かに心に熱いものがあるキャラクター。それが見え隠れするような演技力は、さすがです!

『民王』
■放送:2015年7~9月 テレビ朝日系
■キャスト:遠藤憲一、菅田将暉、本仮屋ユイカ、知英、高橋一生 ほか
■原作:池井戸潤『民王』
■スタッフ:脚本・西荻弓絵
■視聴できるVOD:Amazon Prime Video、FOD PREMIUM、TELASA、Netflix、Hulu、U-NEXT

 

 

主人公の職場の意地悪な先輩役『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』

杉原音(有村架純)と曽田練(高良健吾)を主人公に、地方から東京へ上京し、都会の荒波に揉まれながら成長していく若者の姿を、東日本大震災前とその後の二部構成で描いていく物語。

高橋一生さんが演じたのは、練が運送会社で働いていたときの先輩・佐引。最初は、長いあいだ染め直していないのがわかる金髪姿で登場。純粋で人を疑うことを知らない練に、悪い冗談ばかり言ってからかったりするキャラクター。自分のせいで運搬物が壊れたのに、開けたのは練だったため彼のせいにしてしまうようないい加減な仕事ぶりなのに、社長からはなぜか贔屓されているタイプ。

観ていて本当にイライラする人物ですが、後半では行方知らずだった練を探しにきた音に彼の居所を教えたり、再び運送会社に戻ってきた練を受け入れたり、優しい一面も(しかも、髪の毛を黒髪にチェンジ)。

言動は、不愉快になることが多いキャラクター。ですが、もしかしたら、そうなってしまったのは佐引に何か寂しさや怒りを抱かせる出来事があって、そのやりきれなさを練のような汚れていない人にぶつけていたのか……?と思わせるような、人物のバックグラウンドが見えてくる見事な演技力は必見です。

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
■放送:2016年1~3月 フジテレビ系
■キャスト:有村架純、高良健吾、高畑充希、西島隆弘 ほか
■スタッフ:脚本・坂元裕二
■公式:fujitv.co.jp/b_hp/itsu_koi
■視聴できるVOD:FOD PREMIUM

 

 

ムードメーカーでもあるけど、理屈っぽいカルテットメンバー役『カルテット』

偶然出会った男女4人で組んだ弦楽四重奏のユニット『カルテットドーナッツホール』。メンバーの巻真紀(松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、家森諭高(高橋一生)、別府司(松田龍平)は、軽井沢にある別府の別荘で、共同生活を送りながら演奏の練習をすることに。
それぞれ抱えている事情が次第に明らかになっていくストーリー。

ここで高橋一生さんは、主要メンバーのひとり・家森を演じています。
明るくおしゃべりで、『カルテットドーナッツホール』のムードメーカー的存在ではあるけれど、実は何かと理屈っぽく、こだわりが強い印象。
だけど、元妻を追っている半田(Mummy-D)に、彼女の居場所を教えなかったり、自分はすずめのことを想っているけれど、彼女は別府のことが好きなことを知っているため、自分から彼女に言い寄ることはしなかったり……。

一見、軽薄そうに見えるけれど、意外と人に対して情があるキャラクターを熱演しています。

『カルテット』
■放送:2017年1~3月 TBS系
■キャスト:松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平 ほか
■スタッフ:脚本・坂元裕二
■公式:tbs.co.jp/quartet2017
■視聴できるVOD:Amazon Prime Video、TELASA、Paravi、Hulu、U-NEXT

 

 

常識にとらわれないマイペースな学者役『僕らは奇跡でできている』

主人公の相河一輝(高橋一生)は動物や生き物が大好きで、それについてずっと研究し、恩師の誘いで大学の講師として働いています。一輝は、常識にとらわれることなくマイペースに生きている人物。最初は彼の生き方を理解できない人々も、次第に彼が投げかける素朴だけど深い問いから、自分の価値観を変えていく姿を描いていくのが魅力の作品です。

高橋一生さんは主人公の一輝を演じました。
自分が好きなことをやっているときはすごく笑顔で、学生の前でも時間を忘れて熱弁を振るってしまうキャラクター。
一方、人々が常識だと思ってすんなり受け入れていることでも、一輝にとって違和感や疑問があることはずっと悩んで、考え込んでしまいます。
でも、そうやって物事に真摯に向き合い、彼なりに出した答えによって人々が動かされていくシーンは、観ているこちらも癒やされたり、発見があります。

そのくらい、いつの間にか物語の世界に引き込まれてしまう作品。それは、常識を常識だと思わないユニークな主人公を見事に演じきっている高橋さんの演技力あってこそ。

『僕らは奇跡でできている』
■放送:2018年10~12月 フジテレビ系
■キャスト:高橋一生、榮倉奈々、要潤、田中泯 ほか
■スタッフ:脚本・橋部敦子
■公式:fujitv.co.jp/b_hp/bokura
■視聴できるVOD:Amazon Prime Video、FOD PREMIUM、dTV、TELASA、Netflix、Paravi、U-NEXT

 

 

主人公につきまとうモラハラ元カレ役『凪のお暇』

空気を読みすぎ、人に合わせてばかりいたOL・大島凪(黒木華)。そのせいで会社で倒れてしまい、それを機に会社を辞め、彼氏からも逃げ、“お暇”する姿を描いたドラマ。

本作で高橋一生さんが演じたのは、凪に高圧的な態度を取る元カレ・我聞慎二。
気遣いもでき、仕事もできる我聞は、社内ではちょっと冴えないキャラの凪と付き合っていることを同僚に隠し通していたという、結構嫌な男。
しかし、凪からフラれたことで彼女への想いを再確認、居場所を見つけるも、お暇中で地毛の天パーに戻った凪を見るなりバカにしたり、モラハラがきつい。
でも、彼がそうなってしまったのには、凪が空気を読みすぎるようになってしまったことと同じ原因があり……。

嫌な男だけど、心の奥底では傷を抱えていて、凪にも素直に接することができない男を軽快に演じた高橋さん。
最悪なモラハラ男なんだけどなぜか憎めない、そんな絶妙な演技は必見です。

『凪のお暇』
■放送:2019年7~9月 TBS系
■キャスト:黒木華、高橋一生、中村倫也、市川実日子 ほか
■原作:コナリミサト『凪のお暇』
■スタッフ:脚本・大島里美
■公式:tbs.co.jp/NAGI_NO_OITOMA
■視聴できるVOD:Amazon Prime Video、dTV、Paravi、U-NEXT

 

 

自信があり傲慢で、特殊能力の使い手でもある漫画家役『岸辺露伴は動かない』

荒木飛呂彦さんによるマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品が原作のドラマ『岸辺露伴は動かない』。

人気漫画家の岸辺露伴(高橋一生)が、担当編集者・泉京香(飯豊まりえ)や同じ漫画家の志士十五(森山未來)から持ちかけられた相談事などを、自身の特殊能力を駆使して解決に導く物語。

高橋一生さんが演じたのは、主人公の岸辺露伴。
自分に自信があり、気分屋で傲慢でわがまま。しかも、相手を本にして、その生い立ちや秘密を読み、指示を書き込んだりする特殊能力“ヘブンズ・ドアー”の使い手でもあります。そのせいか、高橋さんが演じたどの役とも違うキャラクターだったのが印象的でした。

露伴は、泉京香の空気の読めなさに手を焼いていたものの、なんだかんだ彼女を助ける一面も。一見、冷徹そうに見えるけれど、意外と優しいところもあるキャラクター。それがところどころ見える部分も含め、岸辺露伴の魅力が存分につまったキャラクターに仕上がっています。

『岸辺露伴は動かない』
■放送:2020年12月28日~12月30日 NHK
■キャスト:高橋一生、飯豊まりえ、中村倫也 ほか
■原作:荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない』、荒木飛呂彦(原作)・北國ばらっど(小説)『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』所収『くしゃがら』
■スタッフ:脚本・小林靖子
■公式:nhk.jp/p/ts/YM69Q8456J
■視聴できるVOD:Amazon Prime Video、U-NEXT

 

 

キャラクターの中にある多面性を引き出す演技力が魅力

優しかったり、意地悪な奴だったりさまざまなキャラクターを演じる高橋一生さん。こうやって演じた役を見ていくと、ただ良い人、悪い人というのではなく、良い人の中にあるネガティブな部分や、悪い人の中にあるポジティブな部分など、その人を形づくった背景が見えてくるような演技をしている気がします。だからこそ、どんな役を演じていても魅力的!

現在放送中の『天国と地獄~サイコな2人~』からも目が離せませんが、次回作ではどんな役を演じるかが、いまから楽しみです。
(個人的には、『僕らは奇跡でできている』一輝みたいな役も、また観てみたい!)

WRITER

  • Togawa Hikari
  •        

  • 女性サイトの編集を経てフリーライターに。女性向けのライフスタイル系記事や、ドラマ好きが高じてレビュー記事を手がけることも多いです。伏線ありの、うまくつくられた物語が大好物。過去のドラマの掘り起こしも大好き。

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