<みきーるの女子マインド学>
リモートワークで家にいる時間が増え、家族を“呼ぶ”機会が多くなった方もおられましょう。あなたは、パートナーをどんなふうに呼んでいますか?
今回はちょっと照れちゃうものから不穏なものまで、“夫(パートナー)”の呼び方を調べてみました。
◆あだ名で呼ぶ
「名前が“たかふみ”なので“ふーみん”って呼んでます」(ミナさん)
「何にでもケチャップをかける人だから、“ケチャ”」(ヨウコさん)
「“ロディ”。彼がゲームで使っていたハンドルネームです」(ロベリアさん)
“あだ名”には、ふたりの温かなエピソードを連想させるものも多いと思います。どこかほほえましくて、聞いているほうも楽しい気分になりますよね。「なんでそう呼んでるの?」と会話のきっかけにもなりそう。
◆「~くん」「~さん」「~ちゃん」など
「“ケンジ”だからケンちゃんです」(メグさん)
「“香山くん”。夫は後輩だったので、付き合っていたときからの呼び方でそのまま呼んでます」(シオリさん)
「“ヨシユキさん”。彼のお母さんがそう呼んでいて、ノリで合わせているうちになじんでしまいました」(ミワコさん)
ミワコさんのように、そもそものふたりの関係性からなじんだ呼び方が多いでしょうか。「~さん」呼びは、どこかおごそかな感じもして素敵ですね。そういえば、ドラマ“逃げ恥”のヒロイン・みくりさんも、夫を“平匡さん”と“さん付け”で呼んでいました。
◆「パパ」「お父さん」「オット」など
「子供と一緒に“パパ”って呼んでしまってますね」(ナズキさん)
「オット~!って呼んでます。役職呼び?」(ソノミさん)
「ネコたちのお父ちゃんなので、“とーちゃん”です」(マミカさん)
家庭でのポジションや肩書きを呼び名にしている方も多いです。お子さんの親としてはもちろん、ペットの“パパ、ママ”としておたがいを呼び合う楽しさもありそうですね。
◆名前や名字を呼び捨て
「もともと呼び捨てしていた友だちだったので、“マサト”」(レイコさん)
「“エノモト”です。名字ですが、なんとなくそのまま」(カツミさん)
「“レイ”です。彼の本名ですが、呼びやすいしかっこいいので」(マコさん)
呼び捨てだと、親密度がいちだんと高いように感じますね。心の距離も近そうで、“唯一無二の相手感”も出ています。
◆ちょっと危険な“対外的な呼び方”は?
夫婦間の平和な呼び方を見てきましたが、これが“対外的な呼び方”になるとどうでしょう? 一般的には「夫」、気のおけない相手には「ダンナ」「夫くん」「うちのダーリン」など、くだけた表現をする方が多いでしょうか。
そんななか、夫婦関係がシビアになると、また違った呼び方が登場します。
それは……。
「家長」「世帯主」「子供の父親」「あいつ」「あの人」といった、よそよそしく冷たい肌触りの呼称です。妻が離婚や関係の解消を視野に入れたとき、こうした呼び名でお相手を呼ぶケースが多いとか。
以前は「夫クンがね~」とのろけていた友人が、「子供の父親がさ……」などとため息交じりに言い出したら、なにかしら変化があった可能性もありますね。そのときはこちらから突っ込まず、求められたらゆっくり話を聞いてあげたいもの。
たかが呼び方、されど呼び方。聞き逃せば他愛ないものではありますが、なにげに深い思いがこもっていますよね。
<文/みきーる>
【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』