激変する『めざましテレビ』『とくダネ!』『グッとラック!』…朝のワイドショー革命が勃発

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 3月29日から『めざましテレビ』(フジテレビ系)のメインキャスターに井上清華アナウンサーと生田竜聖アナが就任することが発表された。

春に入社4年を迎える井上清華アナは2018年から『めざましテレビ』にニュースサブキャスターとして出演してきた。生田竜聖アナは生田斗真の弟としてもおなじみだが安定感のあるアナウンス力で定評があり、2011年から『めざましテレビ』に出演している。

ふたりのメインキャスター就任を受けて、ネット上では<井上アナは本当に華があって爽やかな人なので、永島アナの後任にピッタリな人だと思います><生田アナって自然体ですごく好感できるアナウンサーさんです。素直に応援したい>といった歓迎のコメントが多く投稿されている。

フジテレビの朝の顔は、この春に激変する。小倉智昭氏が22年間にもわたって司会を務めてきた『情報プレゼンター とくダネ!』が3月いっぱいで終了し、春以降は俳優の谷原章介と永島優美アナがMCを務める『めざまし8』が同枠でスタート予定だ。『めざましテレビ』で扱ったストレートニュースを深く解説し、独自の生活情報なども充実させる“大人のめざまし”を目指すと発表されている。

TBS系列でも、立川志らくが司会を務める『グッとラック!』(TBS系)が3月いっぱいで終了予定。2019年9月の放送開始からわずか1年半での終了となる。当初は「最低でも2年」という契約だったようだが、それよりも早く打ち切りになった。

『グッとラック!』は放送開始直後から視聴率で苦戦を強いられ、2020年9月からは田村淳(ロンドンブーツ1号2号)をメインコメンテーターに起用し3時のヒロインやフワちゃんを投入するなどテコ入れをしたが、数字面で良い結果は得られていない。

『グッとラック!』の枠ではこの春から、川島明(麒麟)がMCを担当する新番組がスタート。しかしTBSの朝枠は『いっぷく!』(2014年~2015年)、『ビビット』(2015年~2019年)と短命が続いている。新番組は『グッとラック!』をつくっていた情報制作局ではなく、コンテンツ制作局のバラエティー班が担当し『はなまるマーケット』(1996年~2014年)のような生活情報番組となる予定だというが、裏番組には同ジャンルの『あさイチ』(NHK)があり、視聴習慣を奪えるかが番組定着のカギとなりそうだ。

川島のパートナーにはSHELLYが内定していると報じられているものの、SHELLYサイドが難色を示しているとの報道もあり(1月19日付東京スポーツ)、キャスティングの動向も注目される。

『とくダネ!』にせよ、『グッとラック!』にせよ、後番組はMCには若手を起用し、視聴ターゲットも若者を念頭に置いている。こうした状況の背景には、視聴率測定の変化があると見られている。

視聴率測定を行っているビデオリサーチ社は2020年4月から、実際にテレビを見た人数や性別・年齢などの個人的なデータまで把握できる個人視聴率の測定地域を日本全国に拡大した。これまでは世帯視聴率が主で、関東や関西など一部地域でしか個人視聴率は分からなかった。

個人視聴率の導入により、これからは「誰が見ているか」が重要視されるようになる。スポンサーは商品購買力をもつ13歳~49歳の視聴率に注目するからだ。

『噂の!東京マガジン』(TBS系)や『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)など長寿番組の終了が相次ぐ背景にも、コロナによる経営不振のみならず、視聴率測定の変化に伴う改革があるだろう。

何事もそうだが、一度始めたからといって継続だけが正義や勝利ではない。出演者の高齢化、企画のマンネリ化もあるだろうし、スタッフのモチベーションも変化する。おなじみの番組が次々と消えていくのは寂しくもあるが、「テレビ離れ」と言われて久しい昨今、新陳代謝が促進されることは悪いことではない。

当記事はwezzyの提供記事です。

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