セブン-イレブン(以下、セブン)は1月20日から、『6種の彩り野菜サンド』『たんぱく質が摂れるチキンサラダサンド』(共に税込み345円)を販売開始。
昨年、具材たっぷりに見える断面図とは裏腹に後方部分に具がない…という「ハリボテ騒動」が話題になったセブンだが、はたして今週は…。
画像をもっと見る■野菜がぎっしり!

まずは、北海道、東北、関東、山梨県、長野県、東海、島根県、広島県、山口県、九州で販売されている『6種の彩り野菜サンド』から。食物繊維を3.8g摂ることができるぞ。

トマト、レタスや、コーン、ニンジンが入ったブロッコリーサラダなど、豊富な野菜が特徴。全粒粉入りパンを使用しており、カロリーも164kcalでヘルシーだ。
この手のサンドイッチでありがちなのが、ドレッシングの味が強めで野菜の味はそこまで感じない…というパターンがあるが、このサンドイッチはドレッシングよりも野菜の主張がかなり強い。酸味のあるトマト、甘いコーンなどさまざまなな野菜の食感や味の違いを楽しめるため、野菜好きの人にかなりオススメだ。
断面だけを見るとすべての具材がぎっしり詰まっているように見えるが、半分に割ってみると…
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右側には大きなトマトが2枚入っており、かなりの面積を占めている。左側もレタスで覆われているが、剥がしてみると…

ブロッコリーサラダがぎっしり。後方部分だけわずかにスペースが空いているが、これだけ具材が詰まっていたら十分だろう。
「ハリボテ感」はまったく感じられないが、サンドイッチのもう片方も見てみよう。
■もう片方をチェックすると…

やはり、トマトとレタスが面積の多くを占めている。これまで何度も「片方だけハリボテ」パターンのサンドイッチを見てきたが、今回は「どちらもぎっしり」パターンのようだ。

レタスを剥がすと、このような感じ。こちらは、ブロッコリーのサイズも大きめだった。
たくさんの野菜を楽しむことができて、中身もぎっしりの『6種の彩り野菜サンド』。野菜好きの人は買って損がないサンドイッチだといえる。
■ヘルシーで食べごたえも十分

続いては、東北、関東、東海、近畿、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、四国で販売している『たんぱく質が摂れるチキンサラダサンド』。こちらも全粒粉入りのパンを使用しており、たんぱく質を17.9g摂れるのが特徴だ。

断面はこのような感じ。重ねてボリューム感を出したハム、ほどよく分厚い蒸し鶏が入っており、ゆで卵も入っているため食べごたえがある。たまねぎやニンジンをすりおろしたフレンチソースで味付けされているため、さっぱりとした味わいだ。食べたあとの満足感がありながらも、カロリーは204kcalと控えめなのも嬉しい。
クオリティには申し分ないが、肝心の中身はどうなっているのだろうか。半分に割ってみると…
■計算された配置だった?

ゆで卵が配置されている左側は若干の空きがあるが、空いている箇所にハムを配置すればスペースは埋まる計算に。

ハムを剥がしてみると、蒸し鶏がほどよく配置されていた。これならばハリボテ感はない。
■過去と比較すると進化は歴然

ちなみに、昨年11月に発売された『
たんぱく質が摂れるサラダチキン&野菜』(税込345円)はこのような感じ。入っている具材はほとんど変わらないが、スカスカ具合は歴然。
あらためて今回のサンドイッチと比較すると、セブンの努力が垣間見える結果に。では、もう片方のボリュームも見ていこう。
■蒸し鶏のボリュームにやや難も…

もう片方はこのような感じ。ゆで卵の位置がズレてしまったが、ボリュームは問題なし。ただ、ハムの量が先ほどよりも少ない。

そして、蒸し鶏も少なく、若干のハリボテ感は否めない。先ほどのクオリティが良かっただけに、比較すると「残念」という印象だ。
結果としては微妙だったが、確実に進化を遂げていることは確か。今後の新商品にも期待したい。
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セブン、サンドイッチの「ハリボテ」を検証したら… 巧妙な盛りテクニックを発見(取材・文/しらべぇ編集部・
二宮 新一)