【米ビルボード・ソング・チャート】オリヴィア・ロドリゴ首位デビュー、モーガン・ウォレン/シザTOP10入り

Billboard JAPAN



オリヴィア・ロドリゴの「drivers license」がNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

オリヴィア・ロドリゴは、2003年2月20日生まれの17歳、米カリフォルニア州出身の女性シンガー・ソングライター。Disney+のオリジナル・ドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』で主役を演じ、同番組の挿入歌として起用された「オール・アイ・ウォント」が90位にランクインするヒットを記録した。

それらの活躍を経て、2021年1月8日に「drivers license」を発表。正式なシングルとしては初のリリースで、事実上のデビュー曲ということになる。Hot 100史上1位に初登場したのは同曲が48曲目で、そのうちデビュー曲が1位に初登場したのは、以下のタイトルに続く8曲目となる。

ローリン・ヒル「ドゥー・ワップ」(1998年)
クレイ・エイケン「ディス・イズ・ザ・ナイト」(2003年)
ファンタジア「アイ・ビリーブ」(2004年)
キャリー・アンダーウッド「インサイド・ユア・ヘヴン」(2005年)
テイラー・ヒックス「ドゥ・アイ・メイク・ユー・プラウド」(2006年)
バウアー「ハーレム・シェイク」(2013年)
ゼイン「ピロウトーク」(2016年)

なお、ローリン・ヒルはフージーズ、ゼインはワン・ダイレクションにそれぞれ所属していたが、グループとしての記録は除いている。クレイ・エイケン、ファンタジア、キャリー・アンダーウッド、テイラー・ヒックスはいずれもオーディション番組『アメリカン・アイドル』の出演を経てデビュー曲をリリースした。

17歳11か月での首位獲得は、2019年8月に「bad guy」を17歳8か月で1位に送り込んだビリー・アイリッシュ(2001年12月18日生まれ)に次ぐ歴代2番目の年少記録で、2000年代に生まれたアーティストとしては、今週2位にダウンした24kGoldn(2000年11月13日生まれ)、昨年10月に「サベージ・ラブ」で果たしたジョーシュ685(2002年11月5日生まれ)を含む4組目の快挙となる。

「drivers license」は、初週7,610万再生、38,000ダウンロードを記録して、ストリーミング・ソング・チャート、デジタル・ソング・セールス・チャートでもそれぞれ1位に初登場した。ラジオも好調で、ポップ・エアプレイ・チャートで31位、アダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでは37位にデビューしている。

7,610万再生は、ラジオやストリーミングなどのプラットフォームできちんとプロモーションが行われた女性アーティストによる1stシングルとしては最大の週間ストリーミングとなる。この再生回数は、昨年の8月22日付チャートでカーディ・Bの「WAP feat.ミーガン・ザ・スタリオン」が記録した9,300万再生以来の高記録となる。『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』での大注目もあるが、彼女が敬愛するテイラー・スウィフトが絶賛したこともSNSで話題を呼び、同曲のヒットに繋げた。

「drivers license」の発売元であるゲフィン・レコードとしては、2007年2月24日付チャートでネリー・ファータドの「セイ・イット・ライト」が記録して以来、約14年ぶりの首位獲得で、大元のインタースコープ・レコードとしては、昨年の6月13日から8月1日まで、非連続で7週をマークしたダベイビーの「ロックスターfeat.ロディ・リッチ」以来のNo.1タイトルとなる。

意外ではあるが、「ドライブ(drive)」がタイトルに含まれる曲が1位を獲得するのは同曲が2度目で、1989年4月15日にファイン・ヤング・カニバルズの「シー・ドライブス・ミー・クレイジー」が首位を記録して以来となる。他には、ザ・カーズの「ドライブ(Drive)」(1984年 / 3位)、インキュバスの「ドライブ」(2001年 / 9位)、トレインの「ドライブ・バイ」(2012年 / 10位)、ブリトニー・スピアーズの「(ユー・ドライブ・ミー)クレイジー」(1999年 / 10位)がTOP10入りしている。

今週は、その他にも2曲が新たにTOP10入りした。1曲目は、9位にランクインしたモーガン・ウォレンの「ウェイステッド・オン・ユー」。週間1,790万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートで3位、10,000ダウンロードを売り上げ、デジタル・ソング・セールス・チャートでは7位にそれぞれデビューした。

モーガン・ウォレンのTOP10入りは、昨年の8月29日付チャートで6位にデビューした「7サマーズ」に続く2曲目で、両曲が収録された2作目のアルバム『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』は、初週265,000ユニットを記録して今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で1位に初登場している。

もう1曲は、先週の23位から10位に跳ね上がったシザの新曲「グッド・デイズ」。前週から31%増加の2,010万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートで3位から2位に上昇し、47%増加の3,000ダウンロードを記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートでは38位にエントリーした。エアプレイは、217%増加の210万回までオンエア数を伸ばしている。

シザのTOP10入りは、9位を記録したマルーン5の「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat.シザ」(2017年)、7位にランクインしたケンドリック・ラマーとのコラボレーション「オール・ザ・スターズ」(2018年)に続く3曲目で、リード曲としては初の快挙となる。

先週TOP5入りしたクリス・ブラウン&ヤング・サグの「ゴー・クレイジー」は5位に留まったが、 週間8,020万回を記録してエアプレイ・チャートでは2位から1位に上昇した。エアプレイ・チャートでの首位獲得は、クリス・ブラウンにとって4曲目、ヤング・サグは2曲目のランクイン。

クリス・ブラウンが最後にエアプレイ・チャートを制した「フォーエバー」(2008年9月)から、「ゴー・クレイジー」が今週1位を獲得するまでの期間は12年4か月で、クリスティーナ・アギレラのもつ10年2か月を上回り、歴代最長記録を更新した。また、初めて1位を獲得した「ラン・イット!」(2005年11月)から「ゴー・クレイジー」の首位獲得期間も15年2か月1週間に更新し、マライア・キャリーの15年2か月をわずかに上回り歴代トップに立った。

「ゴー・クレイジー」がエアプレイ・チャートで初登場から首位に到達した期間は32週で、昨年35週目でトップに立ったギャビー・バレット「アイ・ホープ feat.チャーリー・プース」に続く、歴代2番目の最長記録を更新している。

「ゴー・クレイジー」は、メインストリームR&B/ヒップホップ・エアプレイ・チャートで昨年7月から6週間1位を記録し、これまで31週連続でTOP5にランクインし続けている。その他、リズミック・エアプレイ・チャート(1週)、アダルトR&Bエアプレイ・チャート(3週)でも首位を獲得し、ジャンルをクロスオーバーしてポップ・エアプレイ・チャートでも今週8位から7位に上昇した。

先週7位に上昇したデュア・リパの「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」は7位から6位に、9位にTOP10入りしたAJRの「Bang!」は8位に、それぞれ最高位を更新している。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月22日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「drivers license」オリヴィア・ロドリゴ
2位「ムード」24kGoldn feat.イアン・ディオール
3位「ポジションズ」アリアナ・グランデ
4位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
5位「ゴー・クレイジー」クリス・ブラウン&ヤング・サグ
6位「レヴィテイティング」デュア・リパfeat.ダベイビー
7位「HOLY」ジャスティン・ビーバーfeat.チャンス・ザ・ラッパー
8位「Bang!」AJR
9位「ウェイステッド・オン・ユー」モーガン・ウォレン
10位「グッド・デイズ」シザ

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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