オンライン会議やテレビ電話など、スマホやPCの画面上でのやりとりが急激に増えたここ数ヶ月。筆者も友人とスマホを使ってリモート飲みをする機会が何度かあったのですが、スマホを置く位置によっては顔が暗くなってしまったり変な影が入ってしまったりするため、おこなう場所が定まらずスマホ片手に部屋中をぐるぐると歩き回ることもありました。
そんな時に便利なのが「リングライト」。リング状のLEDライトのことで、TikTokやYouTubeの普及により自撮りをすることが多い若者の間ではすでに定番アイテムのよう。その存在を全く知らなかったミドサーの筆者……世間に置いてけぼりをくらった気分です。
そんなリングライトの実力が気になるので、意を決して試してみることにしました!
◆リングライトは約2000円で買える
筆者が選んだのは、PEYOUのリングライト、amazonで2000円ほどでした。(※1月6日時点で2098円/編集部調べ)
10インチのリングライトと三脚、Bluetoothリモコンが入っています。説明書が付属していなかったので焦りましたが、ネットで完成図を見ながらなんとか組み立てることができました。
リング状のライトの真ん中にスマホやカメラを設置できるようになっています。360度自在に回転するので、スマホを付けたままの微調整も可能。
◆光の種類を細かく設定! 想像以上に本格的
USB給電ポートを搭載していて、ノートPCやモバイルバッテリーなどを用いて使用することができます。驚きなのが調光設定の細かさ。光の強さが10段階もあり、さらには色みの種類がホワイト・ミックス・暖光と3パターンもあるんです。使う場所や好みの明るさに応じで、強さ×色みで計30パターンもの光からセレクトすることができます。
先ほども述べたように説明書は入っていなかったものの、操作はとてもシンプル。リモコンにより直観的に操作できるので誰でも簡単に扱うことができます。
◆実際に撮影してライトの実力を検証!
三脚を閉じれば、リングライトを自撮り棒風に使うこともできます。まずはライトを手で持ち、スマホを外してライトを当てた顔(ライトなし・1段階のライトを当てた様子・10段階のライトを当てた様子)を撮影してみました。
1番弱いライトでも十分に、そして自然に顔を明るく見せることができます。1番明るい10段階目までいくとかなり眩しいうえに顔の色も飛びすぎて白くなりすぎですが、肌のありとあらゆるアラを隠してくれました。
◆リモート会議で使ってもバレなさそう
次に実際のリモート会議などを想定して、デスクの上にライトを設置、イスに座った状態でライトに取り付けたスマホの画面をスクリーンショットで撮った画像も比べてみました。
先ほどと同じように、ライトなし・1段階のライトを当てた様子・10段階のライトを当てた様子を比較。筆者のデスクはリビングの端にあるため部屋の照明が届かず、ライトなしでは顔全体が影になり暗い印象。しかしリングライトを使うことによって顔全体に均一に光が当たり、表情がはっきりと明るく見えます。
まず画面に映る顔の明るさによって印象がここまで違うということに驚きました。ライトまで適度な距離があり光の具合がとても自然なので、秘密兵器を使っていることもバレなさそうです。
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今までは画面の暗さをどうにかデスクライトで改善しようと試行錯誤していたものの、光が均一に当たらないため思い通りにいかず、結局リビングより狭くて電気の光が行き届きやすい娘の部屋の机を借りていた時もありました。
けれどこのリングライトがあれば場所を選ばずどこでも綺麗に映すことができるので本当に便利。リモート飲みやオンライン会議の時だけでなく、メイクをする時などにも重宝しそうです。
<文・写真/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。