1935年に創業した高級オーダースーツの老舗、銀座テーラー。多くの洋服店が閉店に追い込まれたバブル崩壊後、営業として銀座テーラーを支えたのは、社長の妻で元は専業主婦だった鰐渕 美恵子(わにぶち みえこ)さんでした。
その後鰐渕さんは社長に就任し、上質な製品と技術を守りながら、温故知新の精神で今もなお銀座テーラーの歴史を更新し続けています。
まだ今ほど女性の社会進出が浸透していなかった当時、鰐渕さんはビジネス経験なしのスタートからどのようにして仕事に向き合い、銀座テーラーの危機を救っていったのでしょうか。未経験の職種で活躍するためのヒントや、会社を立て直すほどの原動力は何だったのかを探りにいきました。
鰐渕美恵子(わにぶち・みえこ)株式会社銀座テーラーグループ 代表取締役会長
25歳で銀座テーラーグループの2代目社長と結婚し、専業主婦として20年家庭を支えた後、銀座テーラーに入社。入社後数年でトップ営業マンとして活躍し、バブル崩壊による売り上げ低迷から救った立役者に。その後、銀座テーラーグループの3代目社長に就任する。
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はたわらワイド