AKB48グループで大規模リストラがスタート 苦境に立つエンタメ業界

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 AKB48グループが海外で最初に立ち上げた姉妹グループJKT48が大規模の人員整理を行うと発表し、AKB48をはじめとしたグループのファンは戦々恐々としている。

JKT48は2011年にデビューしたインドネシアのジャカルタを拠点に活動するグループだ。すでに10年近く活動し現地で人気を博してきたが、新型コロナウイルス流行の影響は深刻であったようだ。

発表によると、JKT48は解散を防ぐためにメンバーとスタッフの数を減らす大規模な組織改革を断行せざるを得ない状況。メンバーの卒業イベントは2月末に開催するそうだ。

JKT48のスペシャルアドバイザーを務めている湯浅洋氏(元SKE48・AKB48劇場支配人)は1月11日、<コロナ禍、JKT48を継続する為には決断しなければなりませんでした><今までの、あたり前の事があたり前に出来なくなる事が、こんなに辛いとは。一日一日を大切にして行こうと思います>とツイートし、悔しさを滲ませた。

JKT48が大規模な人員整理を行わざるを得なくなった理由は、コンサートや握手会などのイベントを行えないことに起因する経営悪化だ。ファンとの交流はオンラインイベントで代替しているものの、それではビジネス上の損失を補填できなかったという。

これを受けてネット上ではAKB48グループのファンから「明日は我が身」「この状況は日本の48も同じ」「AKB48劇場は維持できるのだろうか?」と、危惧する声が出ている。

確かにこれがAKB48ら日本国内のグループにも共通する問題であることは間違いない。AKB48のシングルリリースは2020年3月に発売した「失恋、ありがとう」以降途絶えており、2021年1月12日現在にいたっても新譜情報は出ていない。約15年におよぶAKB48の歴史において、ここまでリリースの空白期間が続くのは初めてのことだ。

ファンの間では「2011年リリースの『桜の木になろう』から38作連続で続くミリオン記録を途絶えさせたくないから、新曲を出せないのではないか?」と見る向きが強い。他の姉妹グループはコロナ禍以降もリリースを続けているが、握手会をオンラインでのイベントに切り替えたところセールスが大きく落ちた例もある。こうしたデータもまったくの無関係ではないだろう。

コロナ禍で大規模なコンサートがなくなって久しい。AKB48は1月22日~24日にかけてTOKYO DOME CITY HALLで久しぶりにコンサートを行う予定だったが、緊急事態宣言の発令を受けて全7公演すべて中止となっている。AKB48劇場での公演も当面の間は開催を見合わせることになった。

コロナ禍の収束見通しはまったく立たず、エンターテインメント業界は苦境にあえいでいる。安室奈美恵や浜崎あゆみなどを擁し、1990年代~2000年代にかけて隆盛を誇った音楽業界大手のエイベックスでさえ非常に厳しい状況に追いやられ、100名程度の希望退職者を募集したうえ、南青山の自社ビルを売却することになった。

興業が打てず、接触イベントも難しい。当面はこの状況が続くと見られる中、これまでとは異なる“稼ぎ方”を見出した企業が勝ち組となるだろう。

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