グレーじゃなくて黄鉄鉱? アークテリクスが”自然発色”を徹底追求しているワケ|みんなグレー好き。︎

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ROOMIEのキーカラー変更を機に、「グレー」にまつわるあれこれを考えています。黒でも白でもないあいまいな色であるからこそ、反面、奥深くたしかな魅力が、きっとあるはず。
そこで、普段から交流のあるブランドやショップを訪ねてみることにしたROOMIE編集部。グレーという色とどのように付き合い、世界観を表現しているのか、紐解いていきます。

今回訪れたのは、カナダ・ノースバンクーバーで誕生したARC’TERYX(アークテリクス)

「最高のマテリアル、最高の技術、そして革新的なデザインで商品を作り上げること」をコンセプトに、広大で過酷なフィールドに囲まれた環境下で優れたプロダクトを生み出しています。

アーバンラインのエブリデイシリーズにアークテリクスらしい「グレー」が新作アイテムで登場。アイテムの魅力とともに、ブランドがとりわけのこだわりを向ける“色”についても、話を聞いてみました。

都会派インサレーションの最適解

[caption id="attachment_688089" align="alignnone" width="1184"] 「ラッドステン パーカ メンズ」74,800円(税込)[/caption]

2層のゴアテックスを採用した中綿のシェルである「ラッドステン パーカ」は、防水・防風・透湿性を兼ね備える、本格登山ウェアに負けず劣らずの機能派。でありながら、反面、見てのとおりスタイリッシュで都会的なたたずまい

[caption id="attachment_688090" align="alignnone" width="1184"] 紹介してくれたのは、アークテリクス原宿店スタッフの佐藤さん[/caption]

中綿には、軽量で弾力に優れ、濡れても保温性の維持が可能なアークテリクス独自開発の化繊中綿「コアロフト™コンパクト」を採用。しっかりとあたたかいのに、かさばりません。

スーツの上から着ても型崩れが気にならないから、ビジネスユースとして買っていく方も、かなり多いとか。たしかに、中綿が入っているとは思えないほどすっきりしています。



脇下にはレーザーカット加工によるベンチレーションが施されていて、温度変化にもスマートに対応。

アウトドアウェアのベンチレーションというと、がばっと開くジッパーが多いけど、アレって脇下に違和感を覚えるし、シルエットの崩れも気になるんだよね……。



フードには断熱効果があり、同時にプロテクション性もプラス。後頭部のアジャスターを絞れば、隙間風もシャットアウトします。

東京といえど、真冬は冷えますよね。オーバースペックなダウンアウターが欲しくなるけど、室内や電車内ではしっかり暖房が効いているため、屋内外のギャップに辟易することも。

だけど、しっかりあたたかくて、それでいてすっきりスマートな「ラッドステン パーカ」ならば、極端な温度差にも平気な顔ができそうだし、狭い電車の中で脱いでも、コンパクトだから邪魔にならなそう

真冬の都会でも、まさに無双状態!

グレーなのに、あたたかいの、なんで?



全4色展開で、写真は「Pyrite Heather(ポライトヘザー)」というカラーリングのもの。アークテリクスといえばブラックが定番色で、ほかにも多様なカラーリングがあるけれど、これまで、グレーはあまりつくってこなかったとか。

ただ、ひとくちに“グレー”とくくれないのがアークテリクスらしさ



最大の特徴は、生地が複数の色の糸を織り交ぜたヘザー調になっていることで、グレーにおいては珍しいあたたかみが感じられます。

いわゆるシェル生地にのせてしまうとのっぺりとした印象を与えがちなグレーも、生地感を工夫するだけで、こんなにも奥行きが出てくるんですね。

ヘザー調の生地を採用するのは、アークテリクスでは新しい試み。この生地あってこそ、これまでブランド的に馴染みのなかったカラーリングにも挑戦できたってわけです。

“色”に全力投球できるワケ

そもそも、“色”には一家言あるアークテリクス。それはカラーリングの名前にも端的に表れています。

たとえば今季も、「Pyrite(ポライト)」「Pyrite Heather(ポライトヘザー)」「Megacosm(メガコズム)」「Dracaena(ドラセレナ)」「Dynasty(ダイナスティ)」「Enigma(イニグマ)」といった、一見どんな色なのかわからないカラーネームが、ずらり。

また、ラインナップするカラーリングは毎シーズンほぼ入れ替わるということからも、とりわけのこだわりが垣間見えます。

でも、どうしてそんなことが可能なのか?



それはひとえに、「カラーチーム」の存在。じつは、アークテリクスには、デザインチームのほかに独立したカラーリングの専門家たちがいるのだとか。デザインとカラーリングを完全に分化することで、それぞれをとことんまで極められるってわけ。



そんなカラーチームがシーズン毎にカラーリングのモチーフにするのは、仕事やプライベートで訪れた先の自然風景。そこから色を抽出することで、自然発色そのものをプロダクトに落とし込んでいます。つまりユニークなカラーネームには、それぞれに参照ネタがあるというわけです。

ちなみに今回の「ラッドステン パーカ」のPyriteとは、硫化鉱物の一種である“黄鉄鉱(おうてっこう)”のこと。カラーチームがどこかで発見した自然風景に思いを馳せながら袖を通したいところです!

アークテリクス 原宿ブランドストア
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目12−23
電話:03-6450-6681
営業時間:11:00~20:00

※撮影のため一時的にマスクを外してご対応頂きましたが、通常の営業時は全スタッフがマスクを着用しております。

ラッドステン パーカ メンズ[アークテリクス]

Photographed by Kaoru Mochida

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当記事はroomieの提供記事です。

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