『鬼滅の刃』が歴代1位に!日本の映画興行収入ランキングTOP10【2021年最新版】

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2020年は『映画』……そして『映画館』にとって忘れられない年となりました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、映画館の休館が長期間におよび、大作映画も続々と公開延期になってしまうという状況に陥りましたが、それにより『千と千尋の神隠し』をはじめとしたスタジオジブリの人気作がリバイバル上映されたり、この状況下でありながら『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』という歴史的大ヒット映画が誕生しました。

そんな2020年映画界の躍進が、日本の歴代興行収入ランキングを大きく動かしました。

興行通信社シネマランキング通信:kogyotsushin.com/archives/alltime/

 

そこで今回は、そんな日本歴代興行収入ランキングTOP10を紹介していきます。(※2021年1月3日時点)

 

日本歴代興行収入ランキングTOP10

 

1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』346.4億円

公開年:2020年
2020年の最後の週末に、ついに歴代興行収入ランキング1位を更新したのが『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。新年が明けてまだまだ記録を更新中です。果たして、日本歴代興行収入記録をどこまで伸ばすのか。新たなポイントに注目が集まっています。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は2020年10月16日に公開したばかり。積み上げた数字も大きいですが、そのスピードも凄まじく、オープニングの興行収入記録や到達速度もその他の映画の記録からずば抜けており、ありとあらゆる日本の興行における歴代1位を獲得しています。

新型コロナウイルスの影響で、同時期に大型の新作映画が少なかったなどの追い風もあったかもしれませんが、実は上映前から『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』がすごいことになりそうな気配があったのは確か。2020年8月7日に発売を開始したムビチケカード型前売券は、予想を超える売り上げに早くも一部の映画館では予定枚数を販売し終えてしまい、9月18日に再販が実施されています。確実にたくさんのお客さんが入ることを予測して、多くのシネコンが上映スクリーンを拡大したのは英断でした。

 

2位『千と千尋の神隠し』316.8億円

公開年:2001年
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を塗り替えるまで、20年ちかくも日本歴代興行収入ランキングの首位に君臨していたのが、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』です。その評価は日本だけにとどまらず、2003年の米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞しており、この受賞は、日本映画では後にも先にも本作のみとなっています。

そんな『千と千尋の神隠し』ですが、2001年上映当時の興行収入は304億円でした。しかしその後に2回、興行収入の上乗せが発生しています。
まず1回は、2020年6月のリバイバル上映時。この上映で、8億8千万円が上乗せされたことは記憶に新しいですね。
ところが実はそれ以前にも1回、興行収入が上乗せされたタイミングがありました。それは、2016年に行われた『ジブリ総選挙』という企画で1位になった時。この時も再上映が実施され、304億円から308億円に記録が更新されています。

今後また再上映があれば、『千と千尋の神隠し』の記録も大きく更新される可能性がありそうです。

 

3位『タイタニック』262.0億円

公開年:1997年
日本における洋画の最高興行収入記録を持っている作品が名作『タイタニック』です。

20世紀最大の海難事故ともいわれる、豪華客船タイタニック号の沈没事故を題材に、2人の男女のラブストーリーが描かれました。
社会現象にもなった本作の大ヒットにより、ヒロインが舳先(へさき)で両手を広げるシーンを真似る人が続出。映像作品のパロディなどでも多様される有名な演出となりました。

主人公のジャックを演じたのは、現在も多くの映画に出演しているレオナルド・ディカプリオ。本作のヒットにより、日本でも多くの人がその名を知る俳優となりました。

視聴できるVOD:huluPrime Video

 

4位『アナと雪の女王』255.0億円

公開年:2014年
海外アニメーションの最高興行収入記録を持つ作品がディズニーアニメーショ作品『アナと雪の女王』

アレンデール王国を舞台に、子供の頃から氷の魔法を使うことができ、その危うさから人との接触を避けてきた姉・エルサと、そうとは知らず健気に彼女との交流を図ろうとしていた妹・アナとの物語が描かれた作品です。
制作は『白雪姫』から続く歴代のアニメーション作品を手がけてきたウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオが担い、往年のミュージカル要素と最新の精巧な3D技術を使い、初のWプリンセス作品として公開された作品です。

本作の主題歌である『レット・イット・ゴー~ありのままで~』も大ヒットとなり、公開当時は子供から大人までが「ありのーままのー♪」と歌い、映画を観たことがなくても「この曲は知っている」という人も多いのではないでしょうか。

視聴できるVOD:U-NEXT

 

5位『君の名は。』250.3億円

公開年:2016年
口コミで話題となり、大ヒットとなったアニメーション映画といえば『君の名は。』

都会に住む男子高生・立花瀧と、田舎に暮らす女子高生・宮水三葉が、ある日を境に身体が入れ替わってしまい、お互いの身体を介してコミュニケーションを交わしていく、という物語です。

『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』など、それまでは知る人ぞ知るアニメーション監督だった新海誠監督が一躍“時の人”となり、日本を代表する監督となりました。
当時はスタジオジブリ作品以外で100億円の壁を突破する日本のアニメーション作品がなかったので、ジブリ以外の作品での大ヒットという意味でも盛り上がりました。

視聴できるVOD:Prime VideoU-NEXT

 

6位『ハリー・ポッターと賢者の石』203.0億円

公開年:2001年
今なお高い人気を誇るJ・K・ローリング氏による児童文学『ハリー・ポッターと賢者の石』を原作に実写映画化した、記念すべきシリーズ第1弾。

不思議な能力を持った少年ハリー・ポッターが、ホグワーツ魔法魔術学校からの入学許可証を受け取ったことをきっかけに、魔法の世界へと飛び込んでいくファンタジー作品です。

本作以降も続編が製作され、完結作となる『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』まで全8作が製作される人気シリーズとなりました。

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7位『もののけ姫』201.8億円

公開年:1997年
『千と千尋の神隠し』に次いで、スタジオジブリ作品で興行収入の多い作品が、宮崎駿監督作品の『もののけ姫』です。
青年アシタカは、村に迫り来るタタリ神をその手で殺してしまったことで呪いを受け、その呪いを解くべく旅に出るーー古き日本を舞台にした物語です。

この順位や『千と千尋の神隠し』に次いで興行収入が多いと聞いて、少し詳しい人は「お?」と思うのではないでしょうか。
実は『もののけ姫』も『千と千尋の神隠し』と同じく、リバイバル上映されたことによって、2020年に興行収入が加算されています。加算されたのはおよそ8.8億円。当時は興行収入193億円、あとわずかだった200億円の壁を、20年以上の時を経て超えることに成功しました。しかも、これにより『ハウルの動く城』の興行収入196億円を抜きさり、興行収入ランキングも1ランク上昇することになりました。

 

8位『ハウルの動く城』196.0億円

公開年:2004年
続けてスタジオジブリ作品がランクイン。『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』に次ぐ興収成績をあげているのが、同じく宮崎駿監督作品『ハウルの動く城』です。

帽子屋のソフィーが、魔法使いのハウルと遭遇したことをきっかけに、荒地の魔女によって老婆の姿に変えられてしまうというファンタジー作品でした。

2019年まで興行収入ランキングは6位だったのですが、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と、その他ジブリ作品のリバイバル上映によって『もののけ姫』に記録を抜かれ、8位となってしまいました。
とはいえ、『ハウルの動く城』は前述のリバイバル上映のラインナップには含まれなかった作品。もしかすると将来、再上映の機会があれば、『もののけ姫』の記録を再び抜くことがあるかもしれません。

 

9位『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』173.5億円

公開年:2003年
実写邦画作品で歴代No.1の興行収入を誇るのが『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。本作はフジテレビ系列で放送されていた刑事ドラマ「踊る大捜査線」シリーズの劇場版第2弾。

ドラマシリーズ同様、湾岸署刑事課の青島刑事(織田裕二)が、管轄内で起こる不審な殺人事件に立ち向かう物語です。
犯人を逮捕するべくレインボーブリッジを封鎖しようとするものの、管轄が交錯しすぎていて困難となるシーンで登場した青島刑事の「レインボーブリッジ封鎖できません!」のセリフが有名です。
人気シリーズとなった本作は、劇場版が全4作品、スピンオフ映画が2作品製作されました。

視聴できるVOD:Prime VideoU-NEXT

 

10位『ハリー・ポッターと秘密の部屋』173.0億円

公開年:2002年
日本の興行収入ランキング10位に滑り込んだのは、6位の『ハリー・ポッターと賢者の石』に続く、「ハリー・ポッター」シリーズ第2弾『ハリー・ポッターと秘密の部屋』です。

第1作で活躍をしたハリーは、新学期を迎えた学校で続出する生徒の石化事件に遭遇します。
2作品連続してランクインするほど当時のハリー・ポッターブームは大きく、原作ファンだけでなく、映画でシリーズを知ったという人も興味を持つようになり、あっという間に、日本でも知らない人はいないほどのシリーズとなりました。

メインキャストとなるハリー役のダニエル・ラドクリフやハーマイオニー役のエマ・ワトソンをはじめ、ほとんどのキャストが全8作を通して出演しており、キャラクターとともに役者も成長していく貴重なシリーズともなりました。

視聴できるVOD:huluPrime VideoU-NEXT

 

 

以上、2021年年初時点での最新の日本歴代興行収入ランキングTOP10を紹介しました。

1位劇場版「鬼滅の刃」無限列車編346.4億円
2位千と千尋の神隠し316.8億円
3位タイタニック262.0億円
4位アナと雪の女王255.0億円
5位君の名は。250.3億円
6位ハリー・ポッターと賢者の石203.0億円
7位もののけ姫201.8億円
8位ハウルの動く城196.0億円
9位踊る大捜査線THE MOVIE2レインボー・ブリッジを封鎖せよ!173.5億円
10位ハリー・ポッターと秘密の部屋173.0億円

引用:CINEMAランキング通信(1月3日現在)

 

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』はまだまだ劇場にて絶賛上映中です。これからこの首位の記録をどこまで伸ばすのかという点にも注目ですし、果たして、この記録を塗りかえる映画が今後登場していくのか。興行収入ランキングの今後の変動にも注目です。

興行収入が映画の価値を決めるわけではありませんが、興行収入ランキングの作品をこうして並べてみると、全ての作品にブームが存在していたことを思い出します。

当時、どんな流行りがあったのかを思い出す手がかりや、人を動かす作品の共通点なども、こうした記録を眺めていくと見つかるかもしれませんね。

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

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