富司純子×シム・ウンギョン『椿の庭』 家族それぞれの思いが交差する予告編公開

 女優の富司純子とシム・ウンギョンがダブル主演を務める映画『椿の庭』が、4月9日より公開されることが決定。富司演じる祖母と、シム演じる孫それぞれの思いが交差する様を情感豊かに映し出す予告編が解禁された。

本作は、サントリー、資生堂、TOYOTAなど数多くの広告写真を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦が、構想から十数年の歳月をかけて脚本・撮影・編集も務めて完成させた初監督作品。椿が咲き誇る1軒の家に住む絹子(富司)と、彼女の娘の忘れ形見である渚(シム)、そしてそこを訪れる人々の1年間を、所作やたたずまいなどの美しい映像と共に描く。映画での主役は16年ぶりとなる富司がシムと共にダブル主演を務めるほか、鈴木京香、チャン・チェン、田辺誠一、清水紘治らが共演する。

かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚(シム)と住む絹子(富司)。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。命あるものはやがて朽ちる。家や庭で起こるささいな出来事、過去の記憶に思いをはせ慈しむ日々の中、ある日絹子へ1本の電話がかかってくる―。

予告編では、絹子と渚が、食卓で「いただきます」と言うシーンからスタート。海を臨む高台にある年代もののよく手入れされた家で、慎ましくも穏やかな生活を送る祖母と孫。ときに絹子の娘・陶子(鈴木)がやってきては3世代で仲良く語らう。しかし、絹子の夫が亡くなった後にやってきた黄(チェン)は、絹子に家を手放すことを提案する。

古くからの友人に「もし私がこの家から離れてしまったら、ここでの家族の記憶や、そういうもの全て、思い出せなくなってしまうのかしら」と不安を吐露する絹子。一方、亡き母を思い「お母さん、最後に日本語で『ごめんなさい』って言ったの。だから私、ここにいるの」と自身がここにいる意味について考える渚。この家での残り僅かな時間の中で、家族それぞれの思い、わだかまり、そして深い愛情が静かに交差する様を収めた、情感あふれる予告編となっている。

本作で富司は、全編に渡り自身の所有する着物を着用。一方シムは、可憐さが際立つ女性らしいスカートやブラウスに身を包んでおり、スタイリッシュな装いが多かったこれまでの出演作のイメージとは異なる姿を見せている。劇中では女優陣それぞれの着こなしにも注目したい。

映画『椿の庭』は4月9日より全国順次公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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