使い捨てカイロの2倍の保温時間。あのZippoに携帯カイロがあった

日刊SPA!

―[プロが自腹で買ったもの「ジバラーガジェット」]―

◆サスティナブルな時代に相応しい、携帯カイロ

●Zippo ハンディウォーマー

価格:2700円(税込)外形寸法:W66×H100×D15mm/重量:約60g

2020年、「使い捨て」の象徴だったレジ袋が有料化。繰り返し使うマイバッグを老若男女が持ち歩くようになった。モノを使い捨てる時代はいよいよ終わりを迎えようとしているのだ。ようやくの感もあるが、アウトドアの仕事に25年携わってきた身としては大歓迎だ。

さて、そんな筆者が10年以上、愛用しているのがZippoの携帯カイロである「ハンディウォーマー」。これこそサスティナブル=環境負荷が少ない持続可能な社会に相応しい逸品だ。

これに燃料であるジッポーオイルを注油し、火口にライターなどで火を数秒当てると、オイルが気化。そのガスがプラチナと接触して発熱する仕組みとなっている。有害物資を発生させることなく手を温められるわけだ。

◆保温力は最大24時間

驚くべきことに保温力は最大24時間。通常、半日ももたない使い捨てカイロに比べて2倍だ。使用する際は火傷しないように付属する収納袋に入れる。燃料はジッポーオイルなのでコンビニでも手に入り、ハクキンカイロ用のベンジンも使える。発熱させる一連の作業も、慣れれば面倒ではない。

このシリーズを筆者は10年来愛用している。登山に出発する前やキャンプの朝に発熱の儀式を行う。あぶった火口にカバーを当てて蒸気で曇れば、オイルが気化している証し。間もなくぬくもりが満ち、寒さを楽しむ気力が湧いてくる。先日は妻にも購入。アウトドアだけでなく寒い時期の日常用としても使えるので、大変好評だ。

◆南極観測隊が装備

このハンディウォーマー、元祖は日本のハクキンカイロで1923年に開発されたもの。南極観測隊が装備して評判となり、やがて日本中に普及した。1978年に使い捨てカイロが発売されるまで、携帯カイロといえばこれだった。私はその存在をぎりぎり知っている世代なので、使っていて非常に感慨深いものがある。

このZippoのハンディウォーマーも、ハクキンカイロがOEM製造していた時代があり、現行品も構造や仕様はほぼ同じ。外見はオイルライター同様の真鍮製、刻印された「Zippo」のロゴも質実剛健さを感じさせてくれる。

使い捨てカイロが便利なのは間違いない。貼るタイプや中敷きタイプなど、用途も幅広い。だが、今のエコな時代には、この携帯カイロこそオススメだ。

◆Zippo ハンディウォーマーのここがスゴイ!

本体上部のキャップを外すと火口があり、この火口を外して注油。ライターで火口をあぶれば、25㏄の注油で24時間発熱。半分なら12時間。冬のアウトドアの寒さに負けない保温力の高さは感動もの!

【今週のジバラー】PONCHO(ポンチョ)

アウトドア、旅、エコをテーマに、家電を含めた道具を中心に雑誌、Webで企画、執筆する編集・ライター

―[プロが自腹で買ったもの「ジバラーガジェット」]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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