あなたの周りにもきっといる? 悪気なく「余計なひと言」を吐く女

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悪意はないのに嫌われてしまう……

「悪い人じゃないんだけど、ひと言多い」とか、「親切のつもりなんだろうけど、神経を逆撫でするようなことを言う」とか、そんな女性が周りにいないだろうか。本人は決して悪意はないのだが、なぜか周りに「よけいなことを言う」「失礼」と嫌われてしまうのは、やはり相手の立場になって考えられないからなのではないだろうか。

どういう意味?と聞きたくなることを言う女

「うちの職場で、自由奔放、言いたい放題だけどあっけらかんとしているので、特に男性からは悪く思われていないミナちゃんという子がいるんです。“子”といっても30歳なんですけどね。その彼女が、他社での打ち合わせから帰ってきて、めずらしくしょんぼりしてる。どうしたのと声をかけたら、先方で怒られたというんですよ」

苦笑しながらそう言うのは、ユリカさん(35歳)だ。なぜミナさんが怒られたかというと……。

「彼女、その会社に行くのは久しぶりだったらしいんです。それで『みなさん、お変わりないですか』と尋ねた。このコロナ禍、心配したのでしょう。そこまではいいんですが、『みなさん、たぶん抗体をもってらっしゃるんですよね』と言ったそう。悪気はなかったんでしょう。だけどその会社からは社員がしょっちゅううちの会社に来てるんです。先方は、『うちの社員がいつの間にかコロナにかかっていて、御社でばらまいたと言いたいんですか』と怒ってしまったというんです」

なぜ「抗体をお持ち」などと言ってしまったのか。ユリカさんはミナさんに聞いてみたという。

「そうしたら、いや、あちらの会社の男性社員はみんながたいがいいし、元気そうだったからって。それ、なんか完全に先入観で言ってますよね。しかも彼女は知らなかったのかもしれませんが、その会社のグループ会社からちょっとしたクラスターがでてるんですよ。先方にはそれを知っていて、抗体という言葉を出したのではないかとさえ思われたみたい。

こんな時期だから言葉に気をつけないとね、と注意しました。すると彼女、『コロナくらいどうってこないですよねー』と。これまた周りにいた女性社員たちがじろりと彼女を睨む事態になりました。すると彼女、『こわーい』って。こういうところがムカつくんですよね(笑)」

コロナ患者が出てしまった会社は、相当ピリピリしているものだ。そこを考えずに不用意な発言はしないほうがいい。

先輩を怒らせてしまった

「親切で言っても人を怒らせることはありますよね。私も反省しています」

そう話すのは、マリエさん(33歳)。

「職場の先輩はお父さんとふたり暮らし。先日、そのお父さんが倒れて、救急車を呼んで大変だったと話していたんです。入院して、一時期は予断を許さない状況だったって。うちは親戚も近くにいないんだよねと先輩が言うので、私、『何かあったらすぐ携帯に電話してください』と言ったんです。すると先輩、『ありがとう、力強い』と言ってくれて。

その後、『すぐ駆けつけますから。私、いい葬儀屋も知ってるし、いろいろ手配できますから』と言ったんです。すると先輩、『うちの父親が死ぬと思ってるわけ?』って」

しまった!と思ったときには、周りの空気も悪くなっていた。あわてて謝ったものの、生死のことを持ち出してしまったために何とも気まずくなったという。

「あとから別の先輩に言われました。どんなときでも人の生死を話題にしてはいけないって。お父さんが高齢だというから親切のつもりだったんですが、『あなたの親についてそう言われたらどう思う?』と言われて。実は私の両親は、私が小さいときにふたりとも亡くなってて、いないんです。だから高齢の親を抱えている人の気持ち、正直言って想像つかなかった。まあ、よけいなことを言ってはいけないということだけは認識しましたけど」

自分と立場が違うから想像がつかない。それを30代になっても平然と言ってしまう神経がわからないとさらに別の先輩には怒られたという。彼女が親への特別な思いを持てずに大人になったのは気の毒だが、自分にはわからない感情であっても、想像をすることで人は思いやりをもてるはずだ。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

当記事はAll Aboutの提供記事です。

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