広瀬アリス、自分を過信せず「余裕は持ちたいけれど、調子には乗りたくない」

 ここ数年、さまざまなキャラクターを演じて演技の幅を広げ、どこか吹っ切れた印象のある女優の広瀬アリス。昨年は、ドラマ『トップナイフ‐天才脳外科医の条件‐』(日本テレビ系)に始まり、コロナ禍で自粛期間中に撮影され、実妹・広瀬すずと共演したリモートドラマ『Living』(NHK総合)、『七人の秘書』(テレビ朝日系)など、走り続けた。そして今年1月からは、韓国の同名ドラマをリメイクした、タイムスリップドラマ『知ってるワイフ』(フジテレビ系)でヒロインを務める。ヒロインといっても、本作での広瀬は、大倉忠義演じる主人公・元春の“恐妻”である澪として登場。「かなりのインパクトを残そうと頑張りました」と意味深にほほ笑む広瀬の、ここ数年の快進撃はどこから来るのか。

◆女優として自分を過信せず「余裕は持ちたいけれど、調子には乗りたくない」

「スタートも女優業でしたし、自分のベースはあくまでも女優だと思っています」と語る広瀬だが、2015年に専属モデルを卒業した雑誌「Seventeen」、そして現在活躍する雑誌「with」など、ファッションモデルとしても高い人気を誇る。そうした経験を、「モデルもさせていただくようになり、『アナザースカイII』でMCをやらせていただいたり、番宣でバラエティー番組にも出たりと、いろんなことが糧になっていると思います」と落ち着いて分析。しかし「基本的な部分は、あまり変わっていませんし、むしろ変えたくないんです」と明かす。

先月迎えた26歳の誕生日には「初心を忘れずに」とツイートした広瀬。「余裕は持ちたいけれど、調子には乗りたくない。最近は、台本の読み方や役作りのアプローチなどは、自分のペースが分かってきたところはありますが、自分を過信しないようにと、日々思っています。『初心を忘れず』、それに尽きます。どんなに忙しくても追い込むときは追い込む必要がありますし、作品が重なったりしてめちゃくちゃしんどいと分かっているときでも、やらなきゃいけないことはやる。手は抜きたくないんです」と強い瞳で言い切る。

◆人と比較することをやめ、自分をとことん追い込んで「あるとき吹っ切れました」

そんな広瀬にも、女優として続ける中でかつて反抗期があったことは、たびたび公言しているが、「人と比較することを一切やめて、あるとき吹っ切れました」と当時を振り返る。きっかけは、女芸人・秦野リリコを演じて高く評価された連続テレビ小説『わろてんか』(NHK/2017)だった。

「いろんな役をやってきて、『また一緒にやりたいね』なんて話をすることもありますが、『わろてんか』だけはやり切ったのでもういいかな(笑)。自分をとことん追い込みました。大阪での撮影でしたが、朝5時に起きて、ジムで1時間追い込んでから現場に行く。3時間空きがあったら、ジムに行って帰ってくる。そんな日々をずっと続けていました」。

ただでさえスケジュールがキツイと聞く朝ドラに出演しながら、さらにフィジカルの面でも自分を追い込んでいった広瀬。その日々を笑いながらこう語る。「地方に行ったら必ず太って帰ってくるって、いつも言われてたんですよ。それと『ダイエットが成功したら、ストレスの8割はなくなる』といろんな人に言われていて、いい機会だから、このタイミングにダイエットしてみようと。追い込んで、追い込んで…。本当にストレスの8割がなくなりました」。

身も心も軽くなった広瀬。その後は滝藤賢一とのダブル主演ドラマ『探偵が早すぎる』(読売テレビ・日本テレビ系/2018)を筆頭に、活躍を続けているのは周知の事実だ。また、「変わりたくない」と話した広瀬だが、20代後半に入り、「大人の余裕というか、女の色気は欲しいですね」と告白。人妻役となる『知ってるワイフ』には、色気を発揮するシーンは「全くないです」と苦笑いも、「今回は、恐妻としてかなりのインパクトを残そうと頑張りました」とニヤリと笑う。

◆子どもとの生活は楽しそうだけど結婚については「まだ一人でいいです」

広瀬が人妻役を演じる『知ってるワイフ』は、「結婚生活、こんなはずじゃなかった!」と悩める夫・元春と、恐妻・澪に、突然“タイムスリップ”という奇跡が起き、それをきっかけに、“本当に大切なことは何なのか”を模索するファンタジーラブストーリー。

2人の子の育児に奮闘しているリアルな母親役は初となった広瀬。「お母さんって本当にすごいなと改めて思いました」とじみじみ語り、「自転車の前と後ろに子どもを乗せて走るシーンもあったのですが、本当に怖かったです。本当に結婚生活や子育てって大変だなと思いました。子どもがいて、わちゃわちゃしている生活も楽しいんだろうなとは思いますけど、私自身はまだ一人でいいです」と結婚はまだまだといった様子。

特に元春に関しては「ダメだと思います」と即答。「元春は子どもっぽいし、視野が狭いので女性は大変だと思います」と口にしつつ、一方で“大倉の演じる”元春には魅力があるとも。

「なんか憎めないんですよね。どこか放っておけない存在で母性本能がくすぐられて、かわいいなって思っちゃう。ファンタジーラブストーリーですが、リアルなシーンがたくさんあります。周囲の人たちのことも掘り下げていますし、人間関係について改めて考えさせられる作品。そして、“元春頑張れ!”と応援したくなってしまうと思います。ぜひ、放送を楽しみにしていただきたいです。劇中で学生服を着ました。毎年着ていますが、年々恥ずかしさが増しますね(笑)」。毎年の学生服姿更新も、色気獲得も、広瀬なら両立させてくれそうだ。(取材・文:望月ふみ 写真:高野広美)

ドラマ『知ってるワイフ』は、フジテレビ系にて1月7日より毎週木曜22時放送。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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