AKB48はまだ延命可能なのか 握手会不可能でCDリリースなし、ミリオン記録が足かせに

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 新型コロナウイルスはありとあらゆるエンターテインメント業界に大打撃を与えたが、その影響を顕著に受けたジャンルのひとつが、AKB48や乃木坂46などの女性アイドルグループだ。

女性アイドル業界は2005年のAKB48デビュー以降、「握手会」という演者とファンの距離を極限まで縮めるシステムが大当たりし、一気に盛り上がった。現在、その活気は一時期に比べるとだいぶ落ち着いたが、乃木坂46などの坂道シリーズは依然として高い人気を誇っている。

だが「握手会」はコロナ禍において最も開催が難しいイベントのひとつ。第3波で感染者数が急増する前は、客席数を抑えるなどの対策を行ったうえでコンサートを行う事例も増えていたが、握手会などの接触を伴うイベントを再び行うことができるのは、相当先のことになるだろう。
AKB48も乃木坂46もリリース量が激減
 それまで女性アイドルシーンは生き残ることができるだろうか。実は、コロナ禍に入って以降、48グループや坂道シリーズのリリース数はかなり減っている。

たとえば、乃木坂46が2020年に出したCDは、白石麻衣の卒業シングルとなった「しあわせの保護色」(3月25日リリース)の1枚のみ。7月にリリースした「Route 246」は配信限定作品だった。乃木坂46は例年シングルとアルバム合わせて3枚か4枚はリリースしており、1枚しか作品を出さなかったのは2012年のデビュー以降初めてだ。

AKB48も、2020年に発表したのは「失恋、ありがとう」(3月18日)のシングル1枚のみ。AKB48もCDデビューして以降ずっと年に複数枚をリリースするスケジュールでまわしてきたが、急ブレーキを踏んだ格好だ。

その背景にはやはり、握手会が開催できないことがあるだろう。それぞれの姉妹グループでは、オンラインでメンバーと話ができるかたちに特典を変更してCDをリリースした例もある。だが、直接現場に行くことができないファンの購買意欲は下がっており、どのグループも売上には苦戦している。

特に売上を落としたのが、櫻坂46(欅坂46)である。コロナ前最後にリリースした2019年2月リリースの「黒い羊」は初週で75万枚売り上げているが、今年12月にリリースした櫻坂46に改名後初めてのシングル「Nobody’s fault」は初週40万枚と、セールスが半減する大打撃を受けている。それでも平手友梨奈不在の新体制でデビューシングルと考えれば十分すぎるほど大きい数字ではあるのだが……。
なぜAKB48だけ新曲リリースがないのか?
 乃木坂46は2021年1月27日に「僕は僕を好きになる」をリリース予定。ようやくコロナ禍で初めてのCDリリースが決まったが、AKB48は未だ新曲のアナウンスもない。

足かせになっている理由のひとつとしてファンの間でささやかれているのが、「38作連続ミリオン」というAKB48が打ち立てた大記録である。

AKB48は、2011年2月の「桜の木になろう」から、2020年3月の「失恋、ありがとう」まで38作連続で売上が100万枚を越えている(通算では39作)。だがミリオンを達成してはいるものの、一般的に知られる大ヒット曲かといえばそうではない。そのセールスの原動力となっているのは握手会であり、コアなファンが複数買いすることなのだ。コロナ禍でリリースすれば、おそらく100万枚には届かないだろう。

運営やレコード会社は、その記録を途絶えさせ、AKB48のブランド価値を毀損することを恐れているのだろうか。彼女たちの新たな活動に期待し待ち続けているファンからは、怒りの声も上がっている。

AKB48は2019年に冠番組『AKBINGO!』(日本テレビ系)も終了。音楽番組などにゲストで出演することは重要なメディア露出の機会となるが、新曲のリリースがなければプロモーションとして音楽番組に出演することもできない。

2020年大晦日放送『第71回NHK紅白歌合戦』の選に漏れ、11年連続(通算は12回)の出場記録も途絶えたAKB48。一時期の勢いを失ったことは、メンバーたちもはっきり自覚しているはずだ。これまで築いてきたものを捨て、新しいグループに生まれ変わらなければ、「解散」の二文字も目に入ってくる分水嶺に差し掛かっていると言えるだろう。

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