『恋あた』女優や、鬼才がヒロインに抜てきした逸材も “2021年ブレイク期待の女優たち”

 『恋つづ』の愛称で親しまれたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で新米看護師のヒロインを演じ、大ブレイクした上白石萌音や、歌姫・浜崎あゆみを題材にした小説をベースにしたドラマ『M 愛すべき人がいて』での怪演が話題となった田中みな実など、2020年もさまざまな女優が活躍し、注目を集めた。今年2021年、ブレイクが期待される女優7人を紹介しよう。

■ 朝ドラ『エール』、『恋あた』話題作に次々出演 古川琴音

まず挙げたいのは現在24歳の古川琴音。2018年に安藤サクラや岡山天音、門脇麦らが所属する芸能事務所、ユマニテのオーディションに合格し、2018年7月に同事務所所属となる。その後、すぐに映画『春』への主演が決定し、同作で「第2回 渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保2018‐19」主演女優賞を受賞した逸材。2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』で主人公夫妻の娘・華を演じたほか、ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)での中国・北京で生まれのスーちゃん役、JTのCM「想うた」などさまざまな形で露出が増え、知名度急上昇中。

2021年には、現時点で映画『花束みたいな恋をした』(1月29日公開予定)、4月9日公開予定の『街の上で』が待機している。さらに出演作が増えるのは間違いなく、飛躍の1年となるだろう。

■ 三池崇史監督作でヒロインに大抜てき 昨年は10作以上に出演 小西桜子

2人目が小西桜子。園子温監督作品『ヒミズ』を中学時代に見て感銘を受け、女優業に興味を持ったという小西。彼女が注目を集めたのが、約3000人のオーディションで射止めた鬼才・三池崇史監督初のラブストーリー映画『初恋』(2020)のヒロイン、モニカ役。不遇な家庭環境からアンダーグラウンドに関わるようになった少女を体当たりで演じ、濃密なベテラン勢の演技の中、抜群の存在感を示した。以降引く手数多の存在となり、2020年に出演した映画&テレビドラマは10本以上と、大活躍の1年となった。

2021年は、1月9日からの主演ドラマ『京阪沿線物語 古民家宿泊きずな屋へようこそ』(BSテレ東)、3月5日公開予定の映画『NO CALL NO LIFE』が控えている。

■ 田中圭主演ドラマでクールな女子高生を好演 久保田紗友

3人目が、今月18日に21歳を迎える久保田紗友。地元・北海道の芸能事務所に所属していた彼女は、2012年にソニー・ミュージックアーティスツ主催の女優発掘オーディション「アクトレース」に合格し、活動を全国区に広げていく。転機となったのが、2017年のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』。その後も、『過保護のカホコ』、『同期のサクラ』(ともに日本テレビ系)といった話題作に出演し、2020年10月クールの田中圭主演のドラマ『先生を消す方程式。』(テレビ朝日系)では、東大合格確実と言われ、人気インフルエンサーという女子高生を好演。どこか達観したクールなキャラクターは、久保田の美ぼうと絶妙にマッチし、感情が揺れ動く演技も見事だった。

2021年はTBS系火曜ドラマ枠の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系/1月12日より毎週火曜22時)のほか、鈴鹿央士とダブル主演を務めるドラマ&映画『ホリミヤ』(テレビドラマ版は2月16日より、MBSにて毎週火曜24時59分、TBSにて同25時28分放送/映画版は2月5日より1週間限定公開)、連続ドラマW『コールドケース3』への出演が決定している。

■ 『恐怖新聞』で連続ドラマ初主演 白石聖

4人目が、これまでの3人とは違い、スカウトから芸能活動をスタートさせた白石聖。デビュー当初は女優業だけでなくバラエティー番組にも多く出演し、幅広く活動していたが、近年は徐々に女優業を本格化。2019年のドラマ『絶対正義』で山口紗弥加演じる主人公の高校時代を体当たりで演じ、第15回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」新人賞を受賞。ブレイク筆頭株へと躍り出た。翌年、2020年には「オトナの土ドラ」枠で、つのだじろうの同名漫画を題材にした『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たし、ホラー作品への素質があることも証明してみせた。

今年は、累計発行部数250万部を突破したコミックを実写化『胸が鳴るのは君のせい』(6月4日公開)でヒロイン役を務める。この1年でどこまで成長するのか、楽しみな逸材だ。

■ そのほか、今年大注目の若手女優たち

今年注目したい女優はまだまだいる。7歳で子役デビューし、『三度目の殺人』(2017)、『万引き家族』(2018)など是枝裕和作品の常連である蒔田彩珠(あじゅ)。昨年は、芦田愛菜主演作『星の子』のほか、河瀬直美監督最新作『朝が来る』に出演。中学生にして望まない妊娠をしてしまう、という難しい役どころを演じきった。2021年は、前期放送予定のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で、主人公の妹役として清原果耶と再共演する。朝ドラへの出演は2016年の『とと姉ちゃん』以来で、10代にして2度目の出演となる。

コミック雑誌主催のオーディションでグランプリを獲得したのをきっかけに、芸能界入りした中田青渚(せいな)は昨年、ふくだももこ原作・監督の映画『君が世界のはじまり』で、あけっぴろげに関西弁で話す女子高生・琴子を好演。松本穂香が演じる主人公・縁の親友役で、息のあった掛け合いを見せた。2021年は、1月16日スタートの山田裕貴が高校の倫理教師を演じるドラマ『ここは今から倫理です。』(NHK総合/毎週土曜23時30分)に生徒役で出演。『君が世界~』の黒髪ロングからはイメージを一変させる黒髪ショートヘアのビジュアルが公開されている。そのほか、2月19日公開予定の映画『あの頃。』、古川と共演する『街の上で』の2作も待機する。

最後に紹介するのは、昨年、演技の経験なしで映画『ミッドナイトスワン』で草なぎ剛演じる凪沙のもとにやって来る少女・一果の役をオーディションでつかんだ服部樹咲(みさき)。4歳からクラシックバレエを習い、輝かしい成績をおさめている服部。それだけの腕前を持つだけに、本作でのバレエのシーンは圧巻の一言。同作で報知映画賞新人賞も受賞し、末恐ろしい新人の衝撃デビューとなった。

彼女たちのような女優がいれば、2022年の映像業界も面白いに違いない。どういった活躍をするのか、その動向を注視していきたい。(文:安保有希子)

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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