「今日、生理です!」生理に対してどこまでオープンにすべき?

女子SPA!

 こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。

◆生理を語ることのハードルがだいぶ下がった

昨今、漫画『ツキイチ! 生理ちゃん(オモコロ)』のブームもあり、生理を語ることのハードルがだいぶ下がりました。そして生理には個人差があり、女性にとって大切なものであることも広まりました。とはいえ、当事者である女性の皆さんは、どの程度堂々と話してよいものだと思いますか?

今回は性教育YouTuberとして活動する助産師のシオリーヌさんから、改めて生理と真正面から付き合うってどんな感覚があれば良いのかを聞きました。

◆生理をちょっと隠したい私は古臭いの?

30代半ばである私の世代は、生理は隠すべきもの、周りに気を使わせてはいけない風潮がありました。それが令和になり、生理についてオープンに話せる世の中に変わっていきました。

でも逆に、最近は「生理に対して堂々とするべし」といった社会圧にも近い空気を感じるような……。私自身、まだ生理用品を買う時はそそくさとしますし、生理ポーチを持ってトイレに行くとき、ちょっと背中を丸めちゃいます。どうしたらもっと堂々とできるものなのでしょうか?

「前提として、全ての人が自分の生理をオープンに話す必要はないですよ。生理はそもそもプライベートな話題なので、人と共有するのに抵抗があるなら無理にする必要はないです。ただ、どういった部分が“恥ずかしい”とか“隠されるもの”だと感じるかは、意識した方がいいし、自分のヘルスケアの一貫として、気軽にアクションが取れるような知識や教養はつけておいて欲しいです」(シオリーヌさん。以下同)

シオリーヌさんに「全ての人が生理について話す必要はない」とアドバイスをもらい、一瞬「オープンに出来なくていいんだ!」とホッとした私。なんとなく、昨今の生理ブームを加味すると、もっと堂々と“しなくてはいけない”と思い込んでいました。

「もし生理で休むことやいつも通り動けないことへの罪悪感があるなら、それは生理に限らず、日本の休めない職場や長時間労働の環境がベースにあるのが問題です。日本は風邪でも心が弱ったときでも、休むことに罪悪感がありますよね。

心身に鞭打って働くことが正義ではないと知ってほしいし、罪悪感があるならば自分を責めるのではなく、じゃあ仕事の穴を空けないように出来ることはって、ケアの方向に意識を向けてほしい。そもそも仕事を休むほどの症状は、医療機関での治療範囲ですからね」

生理休暇は、今も人によって捉え方がバラバラです。「それくらい」と苦言を呈されるのが嫌で隠す人もいれば、堂々と伝える人もいる。それは選択の自由だけれども、休むことをセルフケアのきっかけにする意識が大事ということです。

◆生理に対する価値観はどう変えていけばいい?

生理に限らず、性について、ものすごい価値観の変化の中にいる気がします。

例えば女性が性的な目で見られることの違和感も、少し前までは耐えて当たり前の空気がありました。昨今の変化を良い風潮と感じるかどうかは人それぞれですが、こと生理に関して、付き合い方を変えていくにはどうしたらよいのでしょう。

「本人が自分の価値観を変えたいと思ったなら、性教育コンテンツはたくさん出ているので、それに触れることから初めてはどうでしょう。そこから、普通に『話していいことなんだ』『自分の体の知識を勉強するのって大事だよな』と思ってもらえたらいいですよね。今までタブーと思っていた人が周りと話すのは大変だと思うので、自分の中に情報をインプットしていくことが、最初の一歩かもしれません」

例えばシオリーヌさんのYouTube動画を見るのも1つのアクションです。よりハードルの低いところから考えられる時代になって来ているのを実感します。

◆PMSを知らなかった高校時代

今回生理の話を受けて思い出すのは、高校生の頃の辛さでした。私はPMS(月経前症候群)がとにかくひどい10代でした。周期が不規則なうえ、生理前は気分がとにかく落ち込んでベッドから出られなくなります。学校も行けません。我が家は私以外に3人の女性がいましたが、3人とも生理は普通。そのため誰にも理解されず、むしろ「また情緒不安が始まった」と言われる始末でした。そもそもそれがPMSという症状であることも、当時は情報がなく知ることが出来ませんでした。

そんな罪悪感にまみれた10代を過ごして今思うのは、セルフケアがとにかく大事!という教訓です。ケアをしたことで体調は改善されましたが、生理に対する後ろめたさのような心の問題は、まだまだ残っていると実感したのでした。

皆さんは、自分の生理について、どんな風に思いますか?

【お話を聞いた人】

シオリーヌ(大貫 詩織)

助産師/性教育YouTuber

総合病院産婦人科、精神科児童思春期病棟にて勤務ののち、現在は学校での性教育に関する講演や性の知識を学べるイベントの講師を務める。性教育YouTuberとして性を学べる動画を配信中。オンラインサロン「yottoko labo」運営。著書「CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識」(イースト・プレス)

YouTube:【性教育YouTuber】シオリーヌ

<取材・文・イラスト/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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