小布施町役場職員が新型コロナに関する不適切発信 大混乱した町を直撃

しらべぇ




長野県小布施町の町役場職員が、公式キャラクター「おぶせくりちゃん」のツイッターアカウントを使って不適切投稿を続けていたことが取材でわかった。結果として大混乱に陥った町役場から詳しく話を聞いた。

■町PRのためのアカウントに何が…


「おぶせくりちゃん」は、栗と北斎と花のまち・小布施町の公式マスコットキャラクター。町は独自の公式アカウントを持っていないため、おぶせくりちゃんのアカウントが町PRの役割も果たしていた。



ところが、29日頃から「ただの風邪だったらしいクリ~」、「目に見えないものをおびえても仕方ないクリ~」、「ハグの日を復活させようクリ~」などと新型コロナウイルスに関する不適切発信がたて続けに行われた。

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■「不適切極まりない」


この投稿を見た人たちからは「何を考えているのか」、「不適切極まりない」、「中の人は当然クビだな」といった声があがった。町役場にもクレームが電話で約10件ほど寄せられたという。

30日は年末年始休みだったにも関わらず、町長や幹部職員が呼び出され対応に追われ、緊急の対策会議も開かれた。

■個人的見解を発信


この投稿をしていたのは、町役場の教育委員会に勤務する行政職員。町の聴取に対して「国や町の新型コロナウイルス対策に思うところがあったため、個人的見解を発信した」と話したという。

これに対して町長自らが「町のアカウントを使ってやるべきことではない」と厳重注意したところ、反省の姿勢を示したという。また総務課職員は、取材に対して「当該職員にアカウントの管理や発信をすべて任せきりだったこともこのような事態に陥った原因のひとつ」と述べた。

年末年始休みが終わった段階で、当該職員の処分やツイッターアカウント運営をどうしていくかについて本格的に検討するという。

■ツイッター発信を当面見合わせ


市村良三町長は、「新型コロナウイルス感染症に対する町の取り組みについて、疑念や混乱を生じてしまったことにつきまして、心よりお詫び申し上げます」コメント。

「おぶせくりちゃんにより発信された当該のツイート内容につきましては、町の公式見解とは異なるものです」としている。

さらに、「おぶせくりちゃんのツイッターでの発信については、当面見合わせることとし、発信体制の見直しや再発防止策の検討に取り組んでまいります」と今後の方針を表明した。

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(取材・文/しらべぇ編集部・おのっち

当記事はしらべぇの提供記事です。

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