浦島坂田船 crewへの愛を貫くエンターテイナーたちが“最強のセットリスト”で挑んだ配信ライブをレポート

SPICE

浦島坂田船!Live&Live~CREW‘S BEST~
2020.12.27


うらたぬき、志麻、となりの坂田。、センラの4人からなる男性ボーカルユニット・浦島坂田船が、12月26日と27日に開催した初の無観客配信ライブ。表立った活動がなかなかできずに苦しんだ1年であっただろうが、コンセプトの異なる2公演を通してあらわになったのは、自分たちにできることを諦めずに模索し、crew(浦島坂田船ファンの呼称)への想いを募らせていた彼らの、アーティストとして、人としてのさらなる成熟だったように思う。

『浦島坂田船!Live&Live~CREW'S BEST~』と題した2日目は、crewによるリクエスト投票をもとにした最強のセットリスト、磨きのかかった歌とパフォーマンスでとことん魅せて、あらためて浦島坂田船の底力を思い知ることとなった。

まずは、某音楽ランキング番組へのオマージュを込めたアニメーションに、4人のCGキャラクターが登場。crewのリクエスト投票によって今回のライブは番組さながらランキング形式で進んでいくということで、ワクワク感が加速してしまうではないか。
浦島坂田船
浦島坂田船

冒頭、うらたぬき、志麻、となりの坂田。、センラとていねいに歌をつないでいったオープニングナンバーは、投票ランキング10位の「Shouter」。カメラに向けて歌ううらたぬきと志麻、隣り合って歌うとなりの坂田。とセンラ。4人でぎゅっと固まって歌う姿も印象的で、笑顔の<叫べ!>に、画面の前でcrewひとりひとりも<Yeah>と返しているはずだ。

リクエスト投票9位は、和情緒漂うダンスナンバー「花鳥風月」。ダンサーと共に足取り軽く踊りつつも歌声がブレることはなくて、そんな4人の姿がもはや尊い。8位にランクインしたのは、懐かしの「海賊船~心の奪い手~」。イントロのダイナミックなダンスに始まり、瞬きする間も惜しいと思わせる歌とパフォーマンスは、彼らが表現に対して真摯に向き合ってきたことを如実に物語っている。
うらたぬき
うらたぬき
志麻
志麻

「みなさん、今日はたくさんコメントしてください!」ととなりの坂田。が呼びかけて、リクエスト投票7位の「Mermaid」へ。AR演出で浮かび上がる歌詞のなか、せつなくも力強く歌い上げた。

賑やかなMCタイムに続いては、浦島坂田船のライブ恒例、ソロコーナー。今回披露するのは、それぞれソロ曲のリクエスト投票で1位となった曲だ。ハピネス全開な「シアワセは台本の外から」を、視聴者ひとりひとりを巻き込んだパフォーマンスで魅せたうらたぬき。ロックナンバー「CRAZY BUNNY!!」で、巻き舌やがなり声も交え高ぶりをマイクにぶつけた志麻。遊び心いっぱいな「スーパーヒーロー」を、表情豊かに届けたとなりの坂田。。疾走感と叙情に満ちた「色恋」で、切なく柔らかな歌声を響かせたセンラ。

「誰がなんと言おうと、今日がクリスマスだ!」とうらたぬきが宣言したのは、リクエスト投票6位の「Snow melody」。うらたぬきの手を握ってキスする志麻、ハグするとなりの坂田。とセンラ。街からクリスマスシーズンの華やかさが消えても、このひとときは最高にスウィートでロマンチック!
志麻、うらたぬき
志麻、うらたぬき

リクエスト投票5位は、2020年2月に動画投稿された「花魁俺嵐コンフュージョン」。浦島坂田船と親和性の高い和テイストも、ドラマティックな展開も、紫や赤のライティングに映える妖艶なフレーズや表情も、まったくもってたまらない。4位は、4人のセクシーダンス、吐息混じりの歌声にドキドキが止まらない「Beetle Battle」だ。隣り合って視線を交わす志麻ととなりの坂田。。うらたぬきに顎クイやハグをするセンラ。次々と挑発的な言葉を投げかける4人。画面の前で、思わず叫んだcrewもいたはず。
浦島坂田船
浦島坂田船

コロナ禍にあってわずか2公演で中止せざるを得なかった春ツアー『浦島坂田船 Spring Tour 2020 ―花(HANA)―』用に撮影した幕間用映像で楽しませたあとは、2018年のSUMMER TOURにて着用していた、懐かしい黒の衣装に着替え、ランキング20位から11位にランクインした曲をつなげたメドレーへ。胸キュンな「年に一夜の恋模様」。タイトルそのままアイドル感たっぷりな「アイドルっぽい曲を作った。」。浦島坂田船色に染めたボカロ曲「ベノム」。今年は思いきり楽しめなかったハロウィンを、一瞬で取り戻せたような気がした「ハロウ!ゴーストシップ」。うらたぬきと志麻、となりの坂田。とセンラが、それぞれ肩を組んだりジャレたりしながら歌った「ARK」。2017年夏のナンバー「Sailor's High」。<もう一度 僕ら会えるように>というフレーズが、いつにも増して響いた「Dreamer」。ギターロックアレンジに4人の歌声が似合う「千本桜-guitar rock arrangement ver.-」。crewへのありったけの愛を感じた「君まであと何メーター」。うらたぬきととなりの坂田。、志麻とセンラに分かれてバチバチと楽しく火花を散らしたり、ステージを駆け回ったりして魅せた「最強ライバル」で盛り上げた。

いよいよTOP3の曲へと向かう4人。リクエスト投票3位は、『浦島坂田船 Spring Tour 2020 ―花(HANA)―』のメインテーマ「花や、花」だ。ツアーを中止せざるを得なかった悔しさは察するにあまりあるが、再び浦島坂田船に会える日を諦めないたくさんのcrewが、「花や、花」を愛しているのだ。花吹雪や花火のAR演出も美しくて、失われた春を目一杯感じることもできた。そして、2位は「Peacock Epoch」。指先の動きまで色っぽくて、大胆に<心に触れ>てくる4人に、何度だって翻弄されてしまうのだ。
となりの坂田。
となりの坂田。
センラ
センラ

栄えあるリクエスト投票1位に輝いたのは、結成5周年を記念して作られた「SAILING!!!!!」。はしゃぎすぎるセンラもちゃんとみんなが受け止めて、仲のよさがにじみすぎる4人は、まさに<最初で最後の最高なメンバー>だ。そして、<来年も再来年も笑っていような><We love crew>というフレーズは、希望の灯火ともなった。

無観客でもライブが開催できたこと、浦島坂田船の楽曲を愛してくれることへの感謝をそれぞれの挨拶ににじませ、最後に心を込めて届けてくれたのは、最新アルバム『RAINBOW』のシンボルでもある「RAINBOW」。<僕たちは繋がって>いるし、<どんなときも希望を示す>浦島坂田船がいてくれるなら、きっと大丈夫だ。自分たちが心から楽しいと思うことに真っ直ぐ向かい、crewへの愛を貫くエンターテイナー、浦島坂田船。2021年春には、ツアーを開催するという発表もあった。すべてのcrewと共に、彼らはどんな荒波も乗り越えて、ますます大きな海へと進んでいくに違いない。

文=杉江優花 撮影=小松陽祐(ODD JOB)、岡本麻衣

※「Shouter」の「e」はウムラウト付きが正式表記

当記事はSPICEの提供記事です。

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