線路で死んだパートナーのそばを離れない白鳥、列車が1時間運行停止に(独)

鳥類の中でも繁殖する相手を一生変えずに添い遂げる種がいるが、白鳥も同じパートナーとともに生涯を過ごすようだ。このほどドイツで、線路内にいた白鳥が死んだパートナーのそばから離れることを拒み、列車が一時運行を停止したという。『New York Post』『The Guardian』などが伝えている。

ドイツのヘッセン州カッセル郡フルダタール付近の高速列車が通過する線路内に今月23日、座り込んでいる1羽の白鳥が発見された。すぐに警察官と消防隊が駆けつけて白鳥を保護することにした。

しかし白鳥は保護されるのを拒み、まるで線路から離れることを拒否するかのようだった。そのためカッセル―ゲッティンゲン間の高速列車23本の運行を1時間近く見合わせる事態となってしまった。

実はこの白鳥のパートナーが線路上の架線に触れてしまったせいで、そこに引っ掛かったまま絶命してしまった。線路に留まっていた白鳥は、その死んだパートナーを偲んでいたようだ。

一部のメディアでは「悲しみに暮れた白鳥は、死んだパートナーのそばに座って喪に服していた。当局が保護しようと試みたが抵抗した」と報じている。

警察の発表によると、消防隊が架線から白鳥の死骸を取り除き、もう1羽の白鳥は保護したのちにフルダ川へ放ったそうだ。

この白鳥のことを知った人たちからは、次のような声があがった。

「なんて悲しすぎるんだ。」

「この白鳥は二度と新しいパートナーを持つことはないのかもしれない。」

「なんて可哀想な白鳥。人間に限らず動物や全ての生物は感情を持っているんだよ。」

なお『Euro Weekly News』によると、基本的に白鳥はつがいで一生を送ると言われ、パートナーや仲間が死んだ時には悼むという。またその多くは、死骸のそばにしばらく留まったままでいるそうだ。

画像は『New York Post 2020年12月29日付「Swan in mourning brings German trains to a halt for nearly an hour」(Bundespolizei/picture-alliance/d)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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