穴あき服や靴下を簡単お直し!手芸初心者もできるダーニング

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クローゼットから出したセーターに虫食い穴が…なんていう経験は誰にでもあるはず。そんなときに役立つのが「ダーニング」という手軽でかわいいお繕いです。『野口光の、ダーニングでリペアメイク お繕いの本』(日本ヴォーグ社)から素敵なダーニング例をご紹介しつつ、ものを大切にするダーニングの魅力をお届けします。

イギリス仕込みのダーニングとは?


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出典:https://sheage.jp/article/67568

「ダーニング」とは、昔からイギリスに伝わるお繕いの方法で、針と糸、それにダーニングマッシュルームというキノコ形の用具さえあれば誰でもできてしまう手軽なもの。衣類が貴重だった時代に生まれた、ものを長く大切に使うイギリス庶民の知恵でもあります。

そんなダーニングを、イギリスの家庭で伝わる繕い方法をベースに現代の衣類に合った繕い方へと発展させ、いち早く日本に紹介したのが野口光さん。刺繍よりずっと簡単で、ぶきっちょさんでも大丈夫。何より、ちょっぴりヘタウマなくらいのほうがかわいく仕上がるところが野口さんのダーニングの魅力です。

ダーニングの楽しさがわかる、おすすめの一冊


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『野口光の、ダーニングでリペアメイク お繕いの本』(日本ヴォーグ社)は、そんな野口さんのダーニングへの思いが詰まった最新刊。

基本のダーニングにはじまり楽しいアレンジテクニックも満載で、穴だけでなく傷んだ生地やシミなど、様々なダメージに対処する方法が丁寧に解説されています。衣類からバッグなどの小物、クッション、カーテンなどのインテリアまで繕うアイテムもいろいろ。シンプルなお繕いもあれば、まるでアートのような美しいお繕いもあり、魅惑的なダーニングの世界に引き込まれてしまう一冊です。

手持ちの材料でOK。「おたま」を代用しても


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ではここで、ダーニングの手順を少しご紹介します。

まず用意するものは糸と針。糸は家にある縫い糸や刺繍糸、毛糸など好きなものを自由に使ってOK。針は編み物用のとじ針やフランス刺繍針などを使います。

もう一つ、土台として使うのがダーニングマッシュルームです。かわいいキノコ形の用具で、他にも手袋や5本指ソックス用の棒状のダーニングスティックもあります。写真(左)のダーニングマッシュルームはhikaru noguchiオリジナルのもので、「hikaru noguchi darning」サイト内で販売されています。

とはいえ、ちょっと試してみたいなら買いそろえる必要はありません。台所にある「おたま」を代用してもいいのです。電球やサラダボウルなど、なだらかな丸みのあるものなら何でも代用できます。

あとは、土台に固定するためのヘアゴム、糸切りばさみ、糸通しなども用意しておくと便利です。

生地の痛みを補修する「ゴマシオダーニング」


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靴下のかかとなどの擦り切れは、一番簡単な「ゴマシオダーニング」で繕います。

はじめに、ダーニングマッシュルームにダメージ部分の靴下のかかとを被せ、ヘアゴムを巻いて固定します。生地を上下左右に整えて、ダメージ部分の1㎝くらい外側から針を刺しはじめます。

返し縫いの要領でちくちく縫うだけ


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刺し方は返し縫いの要領と一緒です。返し縫いの場合は1針進んで1針戻りますが、ゴマシオダーニングの場合は1針進んでゴマ粒分(1~2㎜)戻ります。

ダメージ部分の右下あたりから刺しはじめ、1段、2段…とダメージ部分を埋めるように刺していくと生地を補強することができ、ゴマシオ状の縫い目が表に現れ、見た目もかわいく繕えます。

詳しい手順やちょっとしたコツは本の中でわかりやすく解説されているので、ぜひご参考ください。また、実際にダーニングをしているところを見てみたい人は、毎週金曜もしくは土曜日にInstagram(hikaru_noguchi_design)のIGTVで野口さん自らライブデモンストレーションをしているので覗いてみるのもおすすめです。

ダメージに合わせて繕い方もいろいろ


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ゴマシオダーニング以外にも、タテ糸とヨコ糸を渡して穴を隠す「バスケットダーニング」(写真左)や刺繍のブランケットステッチを応用した「ハニカムダーニング」(写真右)など様々な繕い方があります。ダメージや衣類のデザインに合わせて繕い方を選んだり、糸の種類や色を変えたり、自分なりに工夫しながら楽しくお繕いができるのもダーニングの面白さです。

色とりどりの糸と繕えば、靴下もこんなかわいく!


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『野口光の、ダーニングでリペアメイク お繕いの本』(日本ヴォーグ社)の中から、いくつかダーニング例をご紹介します。

まずは何かとダメージが多い靴下。毛糸やモヘア糸、刺し子糸など様々な糸を使って、モノトーンの靴下をカラフルに蘇らせています。繕ったダーニング部分がまた擦り切れたら、再びその上に重ねてダーニング。それを繰り返すと、こんなふうに何とも美しいダーニングソックスができあがります。

さりげないダーニングもおすすめ


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カラフルで目立つダーニングだけでなく、さりげないダーニングもおしゃれ。シャツの袖口の傷んだ部分にミシン糸で細かくランダムにゴマシオダーニングを施しています。

大きな穴は布を当てて


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デニムもダーニングで繕えます。大きめの穴や広範囲のダメージの補修も、布を当ててその上から繕えば簡単。アンティークの布や洗いざらしの布を使うと、着古したデニムになじんで、おしゃれなリメイクジーンズが完成します。

穴があいても落胆せずに、ダーニングを楽しもう


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従来の「お繕い」のイメージにくらべ、野口さんが提案するダーニングはもっと自由で楽しいもの。こんなお繕いなら、もし大切な服や小物にダメージを見つけたとしても「さあ、どんなふうにダーニングしよう?」とわくわくしてしまいそうです。

それだけでなく、ダーニングはものを捨てず長く使い続ける習慣をもたらしてくれます。まさにそれは、地球に優しいサステナブルな暮らし方。

今、処分しようと思っている衣類があれば、ぜひ本を参考にダーニングをしてみませんか?きっと思っている以上に素敵に仕上がるし、ちくちく繕うことでものへの愛着も深まりますよ。

writer / 伊藤ミミ
 photo / 加藤新作・森谷則秋(プロセス)

取材協力

野口光の、ダーニングでリペアメイク お繕いの本
刊行:日本ヴォーグ社
定価:1,600円(税別)
https://www.tezukuritown.com/nv/g/g113853/

当記事はSheageの提供記事です。

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