日本代表はあのスイーツ! 新作映画『ノッティングヒルの洋菓子店』登場の“世界のスイーツ”を徹底解説!

まいじつ



(C)PIXTA

最近では手軽にさまざまなスイーツを購入できるようになったものの、世界にはまだまだ未知のお菓子がたくさん存在します。ですが実際に現地まで食べに行くのは、骨が折れるもの。人生で一度もお目にかかれない一品も存在するかもしれません。

とはいえ、そこで諦めることなかれ。映画や小説などのフィクションの世界では、あらゆるスイーツと簡単に巡り合えちゃいます。12月4日に公開された映画『ノッティングヒルの洋菓子店』(原題は『LOVE SARAH』)は、まさにスイーツマニア必見の作品。作中にはロンドンの有名デリ「オットレンギ」の全面協力のもと作られた、おいしそうなお菓子がこれでもかと登場します。

本稿では魅力的なスイーツの数々を、網羅的にひとまとめ。それぞれ一体どんな味で、どんなルーツを持つのか、詳しくご紹介していきましょう。

おしゃれにして華やか! パティシエが作るお菓子たち


同作はロンドン・ノッティングヒルを舞台としたヒューマンドラマ。パティシエのサラが亡くなった後、残された人々が開店した「ラブ・サラ」という洋菓子店で、さまざまなドラマが繰り広げられていきます。

「イスパハン」
作中で一番目立っていたお菓子が、このイスパハン。ピンクの大きなマカロンでクリームを挟んだようなケーキで、作中では「ローズマカロン」、「ライチとラズベリーをバラのクリームと一緒に挟んだもの」などと呼ばれていました。

イスパハンは元々、パティスリー界のピカソとまで呼ばれた人物「ピエール・エルメ」が制作したもの。自分の名前を使用したパティスリーショップ、「ピエール・エルメ・パリ」で販売されている代表作の1つです。

材料にバラが含まれているのが特徴で、その名前も同名のバラの品種が由来。そしてそのバラは、イラン中部の都市「イスパハン」で栽培されていたものでした。ちなみのこの都市は非常に繁栄していたことから、「イスパハンは世界の半分」とまで言われたことがあるとか。

バラのお菓子ということで、味というよりは香りを楽しむイメージ。華やかながらも嫌味のない芳香が、口の中に広がっていくことでしょう。そこにライチの独特な甘みと甘酸っぱ~いラズベリーの風味が加わり、サクサクマカロンと一体になって……。うーむ、ついもうひとつ、もうひとつって食べちゃいそうですね。

「オレンジ・ヴァローナ チョコレート・ムース」
作中でマシューが二番目に作ったお菓子。身も蓋もない言い方をすると「ビスケット&ムース」です。「ヴァローナ」というのは恐らくチョコレートのメーカーの名前。製菓用チョコレートや既成のチョコレート菓子なども販売しており、日本支部も展開しています。

オレンジとチョコは相性がいいことで知られており、「オランジェ・ショコラ」などが有名。こちらは薄い輪切りのオレンジの半分をチョコに浸して乾かし、お茶請けなどでいただくお菓子ですね。

なお、イスパハンを作った「ピエール・エルメ」でも、「オランジェット」というチョココーティングオレンジのお菓子が売られています。個人的にはチョコにはシトラスよりベリー派だったりするんですが、マーマレードとチョコを混ぜて食べたらそらうまかろうという想像もつくので、これはこれで機会があったらいただいてみたいところ。

「コーヒー・エクレア」
お店を開く直前、イケメンパティシエのマシューが持ってきたお菓子です。よく知られているエクレアといえば、真っ黒なチョコレートのかかったものが一般的。ですが同作では、コーヒー色のチョコレートがかかったような見た目となっていました。

エクレアの語源としては、フランス語の「エクレール(稲妻)」から来ていると言われています。しかしフランス最古の学術団体であるアカデミー・フランセーズは、複数ある説の内、「稲妻が光るように美味しすぎて一瞬で食べられてしまうから」という説を採用していますね。

素朴だけどほっとする! 世界の郷土菓子


ストーリーが進むと、「ラブ・サラ」は世界の郷土菓子を売るようになります。一体どんなお菓子が登場したのか、ピックアップしてみましょう。

「抹茶ミルクレープケーキ」(日本)
映画のターニングポイントともなったお菓子にして、日本人にも馴染みのあるケーキ。しかし作中では「日本人は暇なのね」だの、「抹茶ファ○キングミルクレープケーキ」など、散々な言われよう…。変な笑いが漏れてしまうこと請け合いです。

ただ、映画を観ていた人の中には「抹茶は分かるけど、なんでミルクレープケーキ?」と疑問に思った人も多いかもしれません。実際、筆者も最初首を傾げていました。ですが実は、「ミルクレープ」は日本発のケーキなんだそう。

なぜ映画でこのスイーツが採用されたかというと、監督がお菓子を選定していた時に、フードスタイリストの人が提案したことがきっかけ。監督も抹茶ミルクレープケーキが好きになってしまったようです。日本人としてはちょっとうれしい気分になりますね。

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