『ソウルフル・ワールド』監督がジャズを選んだ理由とは

Billboard JAPAN



ディズニー&ピクサーの最新作『ソウルフル・ワールド』がディズニープラスで配信スタートした。

おもちゃやモンスター、頭の中の世界を描いてきたピクサーの最新作は、生まれる前の魂<ソウル>の世界を描く。ピクサーの制作陣は、本作を描くうえで、数ある音楽ジャンルの中でもジャズをテーマに選んだ。その理由は、主人公たちが人生で大切なことを見つけるように、ジャズという音楽も魂から生まれた音楽であるからだ。

ジャズは、アメリカ南部の都市を中心に生まれた音楽ジャンルで、元々決められた楽譜はなく、何もない無の状態から日常で感じた感情をそのまま音にしていくことでメロディが出来ていく。まさに、その人が感じた思いや感情、魂から生まれた音楽なのだが、本作はそういったジャズの成り立ちが人生と重なることから、ジャズがテーマになった。ピート・ドクター監督は「ジャズは、何もない状態から価値のあるものに変えていく音楽で、それは僕らがこの映画で語るテーマと同じだと感じたんだ。本作にとって音楽は鍵だと思うし、人の感情を読み取るコミュニケーションのひとつでもあるんだよ。」と明かす。

世界的に有名な米ミュージシャンのジョン・バティステが映画のためにオリジナル・ジャズ音楽を書き下ろしたほか、ナイン・インチ・ネイルズのメンバーで【アカデミー賞】を受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロスの2人がオリジナル音楽を制作。ドクター監督も「ジャズが新世代を担う人たちのインスピレーションになってくれると心から願っているよ。」と語るなど、音楽にも力を入れていることは明らかだ。

「音楽こそが人生のすべてだ」と信じて疑わないジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師ジョーは、ジャズの聖地でもある米ニューヨークで一番有名なジャズクラブで演奏するチャンスを掴み取ることが出来たのだが、浮かれ気分で街を歩いている最中にマンホールへ落下してしまい、人間が生まれる前の個性を決める魂の世界に辿り着いてしまう。ジャズクラブの演奏日まで残りわずか……。「人生ってそんなに大切なの?」と、夢を見つけられず何百年もソウルの世界に留まる“こじらせ”ソウルの22番の助けを借りて、ジョーは果たして地上に戻り夢を叶えることが出来るのか? 正反対の2人が冒険を通じて、人生の素晴らしさに気づいていく感動の物語をお見逃しなく。

◎作品情報
『ソウルフル・ワールド』
ディズニープラスで独占配信中
(C)2020 Disney/Pixar.

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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