「年越し蕎麦」をお取り寄せで。ざると温、有名店2つを食べ比べ

日刊SPA!

―[S級グルメ]―

「帰省を控え、年末は自宅で過ごす……」という人は、お取り寄せの年越し蕎麦を楽しんでみてはいかがだろうか。お店の味そのままに旨い蕎麦を自宅で楽しめる、完売必至のお取り寄せ蕎麦を紹介しよう!

◆年越し蕎麦は、名店の味をお取り寄せで

年の瀬の日本文化として江戸時代から受け継がれている年越し蕎麦。例年なら、実家に帰省して地元の蕎麦を楽しむ人が多いだろうが、今年は新型コロナの影響により、帰省を自粛する風潮にある。

旨い蕎麦で一年を締めくくりたいなら、お取り寄せ蕎麦をオススメしたい。今年は新型コロナの影響で、ネット通販を始めた有名蕎麦店も多く、この一年で業界全体のクオリティが上がったとも。

◆本場信州に工場を持つ「ちこり村」の生蕎麦

今や“お取り寄せ蕎麦戦国時代”の様相を呈しているとも言われるなか、岐阜県中津川市にある「ちこり村」の蕎麦が注目を集めている。ちこり村は蕎麦の本場である信州に工場を持ち、蕎麦粉だけでなく水にも信州産にこだわっている。ちこり村広報担当の水野由紀さんに聞いた。

「信州アルプスの伏流水をうち水として使用しているので、のどごしのよさと蕎麦の風味は自信がありますね」

そんな自慢の蕎麦は乾麺ではなく、半生タイプ。風味を損なわず生の食感を自宅で味わえるよう、こだわっているのだ。

届いた商品を開封して目を引いたのは、高級感のある風呂敷。中には麺とつゆ、そして蕎麦湯専用の蕎麦粉までついていて、思わず顔がほころぶ。蕎麦を茹で始めると、沸き立つ湯の中で踊るように茹で上がっていく蕎麦から、ふんわりと蕎麦の香りが漂い、待つこと2分半。冷水でしっかりと麺を引き締めてざるに盛ると、見た目の美しさに思わず唸ってしまった。

見た目に劣らずもちろん蕎麦も旨い。すすった瞬間、芳醇な香りが口いっぱいに広がり、するするとした“のどごし”が心地よい。ふぅと一息つけば、この上ない幸せなひとときが訪れる。

あっという間に蕎麦を平らげると、蕎麦粉を茹で汁と足して蕎麦湯の出番だ。残ったつゆと合わせて口に入れると、蕎麦の風味に感動すら覚える旨さだ。

▼ちこり村の「生そば」

麺3袋、つゆ3袋、そば湯用そば粉1袋の3人前が1セット。送料込みで2000円(税込み)。6人前、12人前のセットもある。高級感のある風呂敷包みが特徴的な年越し蕎麦向けの一品。

◆麺と出汁のプロの英知が結集した蕎麦

寒いこの時季は温かいつゆで蕎麦を楽しみたい方も多いだろう。しかし、市販の麺つゆでは、お店の出汁はなかなか味わえない。そんななか、東京都三鷹市にある「島田製粉」は、温かいそば用の出汁パックを、出汁と昆布の製作会社とコラボして作り上げた。

「普通の取り寄せ蕎麦は麺とつゆしか渡さないけど、それじゃ家庭でおいしい温かいの蕎麦を味わうことは難しい。だから1年半もの歳月をかけて作ったんです。これを買ったお客さんから『自宅でやっとおいしい温かい蕎麦が食べられた』と言ってもらえました」

代表取締役の島田栄造さんは、その出来栄えに胸を張る。

◆つゆと見事に絡み合う深大寺伝統の一尺蕎麦

早速、プロの英知を結集して作り上げた出汁パックを煮出してみた。すると、蕎麦屋の暖簾をくぐる直前に香る、出汁の香りが部屋を包み込む。「とにかく説明書通りに作ってくれれば最高の一杯が出来上がるから」と語った島田さんの言葉を信じ、寸分の狂いなく説明書き通りに作ると、家庭では食べたことのないレベルの“蕎麦屋の蕎麦”が出来上がった。

まずはつゆを一口。これが旨い。お店の味……、いや、それ以上と言っても過言ではない仕上がりである。鰹節と昆布の香りが高く、旨味だけでなくコクがある蕎麦つゆはいつまでも飲んでいたくなる。そんなつゆに、柚子の皮を一かけ浮かべてたのだが、爽やかな柚子の香りがつゆの味を引き立て、旨さもひとしおであった。

麺は深大寺伝統の一尺蕎麦で、約30㎝と少々長い蕎麦がつゆと見事に絡み合う。のせた天ぷらの衣が程よく出汁を吸い込めば、コクも深まり箸が止まらなくなってしまった。気がつけば、丼は空に……。

いろいろとあった一年だったが、旨い蕎麦をすすって一年を締めくくってほしい。

▼島田製粉の「温かいそば用ギフト」

温かい蕎麦がメインのセットだが、蕎麦湯用の蕎麦粉もついている。6人前で4000円(税込み)。12月15日から100セット限定で販売される。その他の年越し蕎麦セットは三越伊勢丹でも販売。

<取材・文/森田光貴 長谷川大祐(本誌) 撮影/赤松洋太>

―[S級グルメ]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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