『連載完結記念 約束のネバーランド展』鑑賞レポート 描き下ろしエピソードや秘蔵資料含む150点以上の作品を初公開!

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六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー スカイギャラリーにて、『連載完結記念 約束のネバーランド展』(会期:2021年1月11日まで)が開催中だ。本展は『週刊少年ジャンプ』にて連載されており、2020年6月に完結したばかりの大人気漫画『約束のネバーランド』待望の作品展。数々の名シーンやカラーイラストなど、約150点以上の展示物を通して、物語のはじまりから最終回までの軌跡をたどる構成になっている。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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原作者・白井カイウが「約ネバの世界を最大に表現した展示」とコメントした通り、特殊な出力によってイラストの魅力を最大限に引き出した展示や、各ストーリーをイメージした空間演出も見どころのひとつ。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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さらに、連載前の貴重な設定資料や、本展のために描きおろされた完結後のエピソード、登場キャラクターたちとのフォトスポットも見逃せない。“約ネバ”の世界観にたっぷり浸れる会場より、本展の見どころをお伝えしよう。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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昼と夜で表情を変えるエントランスゾーン


全20巻分のコミックスの表紙イラストが、来場者を出迎える会場エントランス。本エリアでは、作画担当の出水ぽすかによる展覧会のキービジュアルイラストが、巨大サイズに引き伸ばされて展示されている。「今までの思い出が噴き出すような、約ネバの世界に吸い込まれるような絵を目指した」(コメントより)という思いが込められたイラストは、鮮やかな色づかいや細かな描き込みなど隅々まで堪能したい。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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エントランス展示では毎日17時からライトショーを実施。昼間の爽やかな会場の印象とはひと味違う、幻想的なショーは必見。壁に映し出される鬼の姿が、妖しげな雰囲気を醸し出している。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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会場エントランスから先へ進むと、物語の時系列に沿って8つの展示エリアが展開する。最初の展示エリア「GF(グレイス=フィールド)ハウスからの脱出」では、ママやシスターたちとの駆け引きや、主人公エマの決意といった本作の名シーンをパネルで振り返る。各章ごとに、原作者・白井と作画担当・出水によるコメントが紹介されているので、連載当時の心境や思い出のエピソードも併せて楽しみたい。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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没入感を高める特殊な展示にも注目


「GFハウスからの脱出」に続く「ソンジュとムジカ」のエリアでは、ストーリーの雰囲気に合わせた展示方法に工夫が凝らされている。GFハウス脱出後にエマ達が出会ったのは、人を食べない異端の鬼、ソンジュとムジカ。静謐な森の中をイメージした空間では、一部のイラストを彩るように草花が添えられている。作中に登場する吸血植物「ヴィダ」を連想させるような演出は、物語の名場面を振り返る気分を高めてくれるはず。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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シェルターの雰囲気をイメージした「B06-32シェルター」の展示エリアでは、“オジサン”ことユウゴとエマ達の象徴的なシーンや、エマとレイの会話を描いた場面が、硬質感のある特殊な出力によって展示される。本エリアでは、B06-32シェルターのカラーマップの大型イラストも紹介されていて、約ネバのファンタジックな作画の魅力を存分に味わえる。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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鬼の面の再現や、「あの方」とのフォトスポットも!


お祭りのような街の空気感を再現した「ゴールディ・ポンド」の展示室では、明るく華やかなムードのなかに、不穏な鬼たちの影が潜む。密猟鬼のレウウィス大公、バイヨン卿、ノウマ、ノウス、ルーチェの5体の鬼の面は、本展のために特別に再現されたもの。精巧な作りのお面を前に、鬼たちの存在感が強まるようだ。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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不気味な鬼たちの雰囲気とは裏腹に、イラストに寄せられた作家陣のコメントは、楽し気なのも印象的。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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ストーリー後半の鍵を握る、「あの方」とエマとの出会いを展示した「七つの壁を求めて」のエリアには、エマがたどり着いた「昼と夜が出会う場所」と「あの方」の半立体像がフォトスポットとして設置される。こちらのスポットは夜になると、窓に映り込む「あの方」が、東京の夜空に浮かんでいるように見えるとのこと。ぜひ、都会の夜景と融合する神秘的な姿を写真に収めてみてほしい。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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描き下ろしエピソードから連載前の秘蔵資料まで


展示後半の「『約束のネバーランド』ができるまで」のエリアでは、作品制作の裏側を一挙公開。白井が編集部に持ち込んだ15話分のネームの実物や、連載時の綿密な手書きプロット、出水のペン入れ前の下絵に作画作業のタイムラプス映像など、すべて会場でしか見られない貴重な資料になっている。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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なかでも一番の注目展示は、本展のために描きおろされた19ページ分のスペシャルエピソード。《Dreams Come True》と題された本編は、完結後のエマと家族たちのお話をテーマに描かれたもの。心温まる物語の内容は、会場でじっくりと鑑賞したい。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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作品の裏側を体験した後も、展示の見どころは尽きない。「それぞれの決意」のエリアでは、エマとノーマンの感動的な再会を描いたシーンをはじめ、クライマックスに向けて盛り上がりをみせる名場面が連なる。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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王都決戦後から最終回までを紹介する最後のエリア「新しい世界へ」には、迫力ある見開きの場面や、いつまでも眺めたくなるような美麗なカラーイラストが続く。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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展示室最後の部屋で流れる特別映像を見ながら余韻に浸りつつ、鑑賞後はコラボカフェや展覧会公式ショップで買い物を楽しみたい。

「CAFE GRACE FIELD」&オリジナルグッズも見逃せない!


会場に隣接する「Cafe THE SUN」では、エマと仲間たちが暮らすグレイス=フィールドハウスをコンセプトにしたコラボレーションカフェ「CAFE GRACE FIELD」が期間限定でオープン。作中のキャラクターやエピソードをイメージした展覧会オリジナルフードやドリンクが楽しめる。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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リトルバーニーショートケーキ(1,350円) (C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
リトルバーニーショートケーキ(1,350円) (C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社

また、本展の会場内には『連載完結記念 約束のネバーランド展』公式ショップも登場。出水による美麗イラストを用いたコースターやトランプ、文具などのオリジナルグッズが70点以上そろう。
(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社
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『連載完結記念 約束のネバーランド展』は2021年1月11日まで。本作の魅力を存分に体感できる空間に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

当記事はSPICEの提供記事です。

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