小松政夫さん最後の映画出演作『めぐみへの誓い』登場シーン映像解禁

クランクイン!

 12月7日に死去したコメディアンで俳優の小松政夫さんの最後の出演作となった映画『めぐみへの誓い』より、小松さんが登場する本編シーン映像が解禁された。

北朝鮮による拉致事件を日本で初めて映画化した本作の原案は、2016年より内閣府拉致対策本部主催で公演されている演劇『めぐみへの誓いー奪還ー』。拉致の真実を広く人々に伝え、拉致被害者救出への気運を高めることを目的としたこの演劇の制作チームが、同じ原作を基に映画化した。13歳の時から現在に至るまで拉致されたままの横田めぐみさんの人生を縦軸に、拉致被害者とその家族の苦悩と闘いを、綿密な取材に基づいたリアルな表現で描く。

今回解禁されたのは、小松さんが登場する2つの場面。1つ目の場面は、印刷会社で社長を務める金本(小松さん)が、北朝鮮拉致の主犯工作員・辛光春(大鶴義丹)から拉致の協力をするよう要請され、「去年も協力したじゃありませんか。もう勘弁してもらえませんか」と訴えるも首を横に振られ「これが最後ですよ…」とやむなく了承するシーン。小松さんは拉致と分かりながらも部下を差し出す金本の葛藤を、苦悶の表情や手の震えなどで繊細に表現している。

2つ目の場面は、実際に金本の部下が拉致され薬を打たれてしまうシーン。小松さんは、注射を打たれた部下が激しいけいれんを起こし縛られていく姿を直視できず顔をゆがめ、罪悪感を感じながらもその場を後にする金本を演じている。

小松さんは、「デンセンマンの電線音頭」や「しらけ鳥音頭」などのネタや歌で人気を集め「小松の親分」の愛称で知られ、日本喜劇人協会の会長も務めた日本有数のコメディアン。その一方で、数多くのドラマや映画、舞台に出演し俳優としての評価も高かった。

本作の撮影時も闘病中だったという小松さんが亡くなったことについて、野伏翔監督は「ショックで言葉もありません。この映画が遺作になってしまいました。素晴らしい俳優、先輩であり、人間的にも優しさにあふれた人でした。本当に残念でなりません」とコメントを寄せている。

映画『めぐみへの誓い』は、2021年2月19日より全国順次公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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