クリスマスおもちゃ戦線は『鬼滅』一強と思いきや… 意外な対抗馬に注目集まる

しらべぇ


クリスマスから年末年始にかけては、おもちゃ業界にとって、1年で最も大きな商戦期。我が子へ贈るプレゼントの内容に、頭を悩ませている人も多いのでは。

「日本玩具協会」らの発表した「2020 今年のクリスマスおもちゃのトレンド」を見てみると、コロナ禍の現代に求められているおもちゃ像が浮かび上がってきた。

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■やはり『鬼滅』は強かった


2020年のトレンドを語る上で、絶対に避けては通れないのが『鬼滅の刃』だろう。10月より公開された劇場版アニメが空前の大ヒットを記録しており、おもちゃ業界にも多大な影響を与えている。



例えば「日本玩具協会」の発表した「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2020」では、「男の子向け玩具」で「鬼滅の刃 DX 日輪刀」(バンダイ)が1位となっており、その他『鬼滅』関連のおもちゃがランキング上位を席巻。



やはり劇場版の公開でブーストがかかった影響か『鬼滅』のおもちゃは秋以降、さらに売れ行きが上昇しているという。

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■細かいところまで拘られたおもちゃ


話題の「DX 日輪刀」は、いわゆる「音が鳴る剣のおもちゃ」で、男の子のハートを的確に射抜いてきた逸品。50種の音声と効果音が収録されているほか、刀身を付け替えて遊ぶことも可能だ。



刀の先端は作中に登場する「水の呼吸」などのエフェクトが施されているため尖っておらず、シリコンのように安全で柔らかい素材が採用されているのもポイント。

老若男女に人気な『鬼滅』だけに、こちらの商品は子供だけでなく、「大きなお友達」が買っていくケースも多いのでは…とバンダイの担当者に訊ねてみたところ、「私たちもそう予想していたのですが、圧倒的にお子様連れの層からの人気が高いです」とのことだ。



他にも「きめつたまごっち」、「ドンジャラ 鬼滅の刃」(共にバンダイ)、「鬼滅の刃 エアホッケー」(エポック社)といった多種多様なおもちゃで大人気の『鬼滅』だが、今年のおもちゃトレンドは「鬼滅一強」というワケではない。

■昨年に引き続き大人気




『鬼滅』の対抗馬として業界が注目しているのが、『すみっコぐらし』関連のおもちゃ。



昨年11月に劇場アニメが公開されるや否や、「どうせ子供向けアニメだろう…」とタカをくくって劇場に赴いた大人たちが号泣しだす事態が相次ぎ、「大人にも刺さる作品」として高い評価を得ていた。



その人気は今年度も健在で、プログラミングをはじめとする学習アプリを内在した「すみっコぐらし ゲームもおべんきょうもできちゃう! すみっコパッド」(アガツマ)や、かわいらしいキャラクターたちとパソコンの操作が覚えられる「マウスできせかえ! すみっコぐらしパソコンプラス」(セガトイズ)といった注目グッズがズラリ。

■コロナ禍のおもちゃたち


大人たちが考えている以上に、子供たちは遥かに時代な敏感なもの。世相を反映したおもちゃのラインナップを見れば、それは一目瞭然である。



例えばタカラトミーの人気シリーズ『リカちゃん』では、「リカペイ」を使用してセルフレジで会計を済ませる「リカちゃん リカペイでピッ! おかいものパーク」や、食事のデリバリーを行なう「リカちゃんイーツ おとどけスクーター」なるおもちゃも新たに登場。新型コロナウイルスによる影響で変化しつつある「時代」を見事に表現したシリーズといえるだろう。



コロナ禍という状況を考慮すると、今年は「親子連れの客で賑わうおもちゃ屋」という12月の風物詩が見られなくなることも考えられる。しかし「日本玩具協会」会長・富山幹太郎氏は、そんな時代だからこそ「コロナ禍で友人たちとの接触が減少してしまった子供たちは、おもちゃを手に取って弾けるような笑顔を見せてほしい」と、おもちゃに秘められた無限の可能性を熱く語ってくれた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

当記事はしらべぇの提供記事です。

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